[メイン] GM : 今日という日が続くことは不都合だった。
早急な対処をしなければならなかった。
計算上は全て上手くいくはずだった。
しかし結果は─────"裏切る"。
ダブルクロスthe 3rd edition
『Humind』
"ダブルクロス"─────それは"裏切り"を意味する言葉。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : OP1『Hello world』 登場:HO1だけ

[メイン] 『首輪付き』 : 1d10 (1D10) > 10

[メイン] system : [ 『首輪付き』 ] 侵蝕率 : 33 → 43

[メイン] GM :  

[メイン] GM : その日は雨だった。大雨だった。
気が滅入ってしまいそうだった。

[メイン] GM : 水の重さがこれほど身に染みる日などない。
太陽はとっくに沈んだ時刻、あなたは帰路に着いているだろう。

[メイン] GM : それ以前に何をしていたか?
それは、あなたが知るところだろう。

[メイン] 『首輪付き』 : 歩いていた。

[メイン] 『首輪付き』 : 特に目的地は無い。

[メイン] 『首輪付き』 : 傘を差しながら、時折水たまりをちゃぷちゃぷと踏み鳴らしながら。

[メイン] 『首輪付き』 : 満足するまでぶらぶらして、その帰り道だった。

[メイン] GM : この道は、『首輪付き』にとって一人の時間を作るのに都合のいい場所だった。
そのために、わざわざ遠回りをしてでも、足を動かしたであろう。

[メイン] GM : だが─────不運と言うべきであろう。
そこに、明らかに異常と言える光景があった。

[メイン] GM : ちょうど建物の影が濃い場所に、脚が見えた。
それも、ぴくりとも動かず、横になっていた。

[メイン] 『首輪付き』 : 「_____む?」

[メイン] 『首輪付き』 : 警戒しながら、近寄る。

[メイン] 『首輪付き』 : (死体?ぶっそうだなぁ)

[メイン] 『首輪付き』 : なんて、思いながら

[メイン] 『首輪付き』 : ”爪”を立たせて

[メイン] GM : ビニール傘に雨が突き立てる音しか聞こえない。
それはもはや、耳が慣れてしまえば静寂。

[メイン] GM : 徐々に明らかとなる。

[メイン] 少女 : ─────身なりの汚い少女が、そこに横たわっていた。

[メイン] 少女 : ろくに雨を凌ぐ手段もなく、濡れた頬が目に入ることだろう。
目を閉じ、ぐったりと倒れていた。

[メイン] 『首輪付き』 : (……………はは)

[メイン] 『首輪付き』 : (なにこれ?)

[メイン] 『首輪付き』 : (”あの時”の、ぼく?)

[メイン] 『首輪付き』 : 少女に近づき、心音を確認するけど

[メイン] 少女 : 「…………」
体は冷たかった。雨のせいだろう。
死人にも見える少女であったが。

[メイン] 少女 : とくん……とくん……。

[メイン] 少女 : 僅かに聞こえる、消えてしまいそうなほど、小さな鼓動音。

[メイン] 『首輪付き』 : 「ふふっ……生き汚い」

[メイン] 『首輪付き』 : 「ぼくとおんなじ」

[メイン] 少女 : そして─────。

[メイン] 少女 : 「……たす……け、て」

[メイン] 少女 : 掠れた声で、そんな声が聞こえるかもしれない。

[メイン] 少女 : 雨の音に、搔き消されてしまうかもしれない。

[メイン] 『首輪付き』 : 「………………………………………………」

[メイン] 『首輪付き』 : 「ぼくはね」

[メイン] 『首輪付き』 : 「そんな声をあげる暇、なかったけどね?」

[メイン] 『首輪付き』 : 死にかけの少女に、あんまりなマウントを取りつつ

[メイン] 『首輪付き』 : 「よいしょっと」

[メイン] 『首輪付き』 : その少女を背負う。

[メイン] 少女 : ぐったりとした少女は、当然抵抗することもなく
首輪付きの背中に負ぶされる形となる。

[メイン] 少女 : 津々とした、薄暗い気候の中。
遠くからは、二つのシルエットが重なって、道ゆく道を進んでいくように見えることだろう。

[メイン] 『首輪付き』 : 猫は気まぐれ

[メイン] 『首輪付き』 : 任務以外では、その行動を予期することはできない

[メイン] 『首輪付き』 : (なんで拾っちゃうんだろうなーぼく。絶対に面倒ごとなのに)

[メイン] 『首輪付き』 : それは彼女自身すらもそうで

[メイン] 『首輪付き』 : ほんの数分前の自分がとっていた、突拍子もない行動に、悪態をつきながら

[メイン] 『首輪付き』 : (…………はぁ…………かるいな、こいつ………)

[メイン] 『首輪付き』 : 背中越しに少女の息遣いを感じながら

[メイン] 『首輪付き』 : てくてく、と自宅への道を急いだ。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : OP2『Hello, "Overed"』 登場:HO2

[メイン] 黄瀬 芹香 : 1d10 (1D10) > 3

[メイン] system : [ 黄瀬 芹香 ] 侵蝕率 : 37 → 40

[メイン] 百々路木歩美 : 44+1d10 登場/リザレクト (44+1D10) > 44+6[6] > 50

[メイン] system : [ 百々路木歩美 ] 侵蝕率 : 44 → 50

[メイン] イグノートス : 1d10 (1D10) > 2

[メイン] system : [ イグノートス ] 侵蝕率 : 31 → 38

[メイン] ”イルミネート” : 1d10 (1D10) > 9

[メイン] system : [ ”イルミネート” ] 侵蝕率 : 34 → 43

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ここは関東に位置する、日本的ハト派思想の強いUGN大支部。
あなた達は、日常の護り手として任務を受けるべく、応接間に案内される。
テーブルには茶菓子等が置かれてあり、連絡員が来るまでの間、待機するように通達されている。

[メイン] GM :  

[メイン] イグノートス :  やあ 私の名前はイグノートス
「Nomen meum Ignatos est. 」

ここにいると言う事は、君達も呼ばれたという事かな?
「Quod hic es significat te partem huius missionis esse?」

[メイン] 百々路木歩美 : パタパタと歩き回りながら、少女はスティックの先に丸められたキャンディを咥え

[メイン] 百々路木歩美 : 「こ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

[メイン] 百々路木歩美 : 「ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

[メイン] 百々路木歩美 : 「に!!!!!!!!!!!!!!」

[メイン] 百々路木歩美 : 「ちはァァァァァァァァァ!!!!!!!!」

[メイン] イグノートス : 流暢なラテン語で話しかけるのは、長髪の男とも女とも取れるような声をした人

当然意味が理解できる人の方が少ないだろう

[メイン] 黄瀬 芹香 : (ほ、ほんとに任務の呼び出し……?私が何かやらかしたから呼び出されたんじゃ…)

[メイン] 百々路木歩美 : 話かけられたと判断した途端
大砲と聞き間違うほどの轟音で返事を返した

[メイン] 黄瀬 芹香 : そう思ったのは、急に知らない言語で話す人と叫ぶ人と蝋燭が居たから

[メイン] ”イルミネート” : 「おお、元気いっぱいですね」

[メイン] ”イルミネート” : 部屋の中に炎がゆらゆらと揺れていた。
人の白い動体から上に、取ってつけたような炎があった。

[メイン] 百々路木歩美 : なんの伏線もなく響き渡る大轟音
この発声を声帯が行っている事が何かの奇跡だ

[メイン] イグノートス : こんにちは 元気で何より
「Salve、Puto te salutem esse maximi momenti」

[メイン] 百々路木歩美 : 手を陽気に振りながら
息も切らさず微笑んで

[メイン] 黄瀬 芹香 : ドアを開けた状態でしばらく硬直したあと、そっとドアを閉じようとしたり、やっぱり思い直したり
結果ドアがギシギシ開いたり閉まったりしている

[メイン] 百々路木歩美 : 「────??????」

[メイン] ”イルミネート” : 「あっ、緊張しなくても平気ですよ!
 なんなら飴ちゃんだってありますから!」

[メイン] 百々路木歩美 : 「あ、観光客の方ですか、記憶処理しなきゃ」

[メイン] ”イルミネート” : そのドアを見て、見た目蝋燭は片手に飴を、片手はおいでおいでと手招きをしている。見るからに怪しい。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「………あ、あの…!」
「こ、ここが待機室で会ってますか!?」
話しかけられたので勇気を出して聞いてみた

[メイン] 百々路木歩美 : まるで素面に戻ったように器具を取りに外へ走──ろうとして、黄瀬と出くわす

[メイン] 百々路木歩美 : 「はい!!!!!!!!!」

[メイン] 百々路木歩美 : 「中には、蝋燭の先生と!!何言ってるかわからないラテン語の方がいます!!!!!!」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「お、おお…
 任務…本当に任務だったんだ…」

[メイン] ”イルミネート” : 「ええ、その通りですよ。
 あなたも……同じ任務の方、でよろしいでしょうか?」

[メイン] 百々路木歩美 : 大声で恥ずかしげもなく
それが平常と言わんがばかりに黄瀬に叫ぶ

[メイン] イグノートス :  そのとおり
「quod iustum est」
ここが待機室であっていると返答をして

[メイン] ”イルミネート” : イグノートスに目、もとい炎を向けながら。
英語でもなければ耳に触れたことのない言語だったので、正直内心は不安だった。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「あ、ありがとうございます…
 遅れてしまってすみません…今回参加させていただく"ペイライト"と申します…」

[メイン] イグノートス : 「ああ、ああ。失礼
 ここでは"こう"でしたね」
次に繰り出されるのは日本語。どうやら、ここではこうらしい。

[メイン] 百々路木歩美 : 「あ!!! 喋れたんですね!!日本語!!!!」

[メイン] ”イルミネート” : どうぞどうぞ、と”ペイライト”を手招きする。
腕を広げているのは、どこでも座って大丈夫ですよというアピール。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「失礼します…」
ごにょごにょ挨拶をすると椅子の端に腰掛けた

[メイン] 百々路木歩美 : ステップしながら、お茶を運ぶ
不思議と全く零れず

[メイン] 百々路木歩美 : 派手な音を立てておく
しかして、さっぱり中身は跳ねない

[メイン] イグノートス : 「構いませんよ、レディ
 何せ…まだ告げる者は来ていないのだから」

[メイン] 百々路木歩美 : 「だねェェェェ!!!“連絡員”さんまだかなァァ!!!!」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 取り合えず胸を撫でおろす
日本語を話せるようだし、元気な方みたいだし、見た目が蝋燭なだけでまともな人そうだったから

[メイン] 百々路木歩美 : 大声がUGNの廊下にまで轟いていく

[メイン] GM : そう話していると、待機室の扉が開かれる。

[メイン] 百々路木歩美 : 「!!!!!!!!!!!!!!!」

[メイン] キャッツトリック : 「ちょいちょいちょ~~」

[メイン] 百々路木歩美 : 異様に派手なリアクションで立ち上がり

[メイン] キャッツトリック : そこから現れるのは、女子大学生相当の身長の、短髪の少女であった。

[メイン] 百々路木歩美 : 「サイレントウォーカー!!!!!!待機しております!!!!!!!」

[メイン] 百々路木歩美 : キリッとした顔で爆音を放ちながら敬礼する

[メイン] ”イルミネート” : 「おお、アユミさんのお声のお陰でちょうどでしたね」

[メイン] キャッツトリック : 「廊下まで聞こえるんだって~!し~~~!」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「ペイライト、です…」
小さな声でそう言い小さくお辞儀

[メイン] キャッツトリック : にゃはは~と笑いながら、口元に人差し指を立てながら。

[メイン] 百々路木歩美 : 「あ、すみませぇぇぇぇ…ん!」

[メイン] 百々路木歩美 : 指摘されてやっと声量を調整して…

[メイン] ”イルミネート” : そうして現れた連絡員に、軽く会釈を。

[メイン] 百々路木歩美 : 「ご指導感謝です!!!!」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「で、でもおかげで私も部屋がわかりましたから…!」
対照的に…私の声、小さいのかなと不安になりながら

[メイン] キャッツトリック : はいはいどうもお疲れ様~、とそれぞれに適当な会釈をしつつ。
手元に持つ資料を、テーブルへと並べていく。

[メイン] 百々路木歩美 : それでも若干煩い

[メイン] キャッツトリック : 「ま、結果良ければそれでよし!って感じだね~!」

[メイン] 百々路木歩美 : 「わあい!!役に立てたなら何よりかも!」

[メイン] イグノートス : 「はて、しかし愉快な面々が揃いましたが
 今回はどのような要件で、レディ?」

[メイン] 百々路木歩美 : そうして席に着く…前に

[メイン] 百々路木歩美 : 「資料!お配りしましょうかァァ!?」

[メイン] キャッツトリック : 「ほいほい、今回はみんなにはね~」

[メイン] ”イルミネート” : ”イルミネート”です、と挨拶を返しながら資料を受け取る。
諸々の理由で紙である情報源を、炎で燃やさないように気を付けながら。

[メイン] キャッツトリック : ん、気を遣ってもらって悪いね~、と軽いテンションで受け答えしつつ。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「あ…お願いします…」
椅子の端に座ったものだから資料に手が届かないのであった

[メイン] キャッツトリック : 「Y市元工業区域で、どうやらFH同士の抗争が発生したみたいでね~
 日常への被害を防ぐために、調査せよ!が任務だね」

[メイン] キャッツトリック : 「しかもエージェント同士とかいうレベルじゃなく
 セル単位での抗争だよ、そういうわけで今回は
 すぐに任務を受けられるメンツに協力要請をしたつもりだよ~ん」

[メイン] 百々路木歩美 : 無言で、かつやかましい動きで資料を黄瀬へと渡し、自分の席に飛び座る

[メイン] 百々路木歩美 : …不思議と、派手な動きなのに物は動かない

[メイン] キャッツトリック : パーカーの紐の部分をいじりながら、それぞれと目を合わせる。

[メイン] ”イルミネート” : キャッツトリックの話により、軽く炎が揺らぐ。

[メイン] 百々路木歩美 : 「…うわぁ、止めて欲しいなぁテロリストっぽい真似しちゃってェ……」

[メイン] キャッツトリック : 「っぽいっていうか、テロリストそのものだけどね」
へらへら笑いながら。

[メイン] 百々路木歩美 : 暫しの沈黙の後、若干低い声で呟く

[メイン] イグノートス : 「ああ、ああ。
 それは大規模な」

[メイン] ”イルミネート” : 「セル同士……ですか
 それは……あまりいいことではないですね。民間人の方への被害も大きそうです……」

[メイン] 百々路木歩美 : 「……」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「あわわ…大変なことになってますね…」
軽く会釈をして資料を受け取り目を通して

[メイン] イグノートス : 「どのセルかは、判明しているのでしょうか?」

[メイン] キャッツトリック : 「その通り」
イルミネートへ向け、指パッチン。

[メイン] キャッツトリック : 「そしてナイスクエッション」

[メイン] キャッツトリック : 「現時点で分かる詳細情報を話していくよん
 情報収集を専門としたセル『アンマスキン』が
 弱者救済を謳うセル『レヴォルトライザ』に襲撃され、ほぼ壊滅状態
 死者も多数との報告……そーんくらい!」

[メイン] 百々路木歩美 : 「…ほーぼ、一方的ですね!! それで!アタシ達の目的は…」

[メイン] 百々路木歩美 : 「“掃討”でしょうかァァァ?」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「ははぁ…情報収集のセルが…」
あーこれ何か変な情報握っちゃったやつか、などと考えながら話を聞く

[メイン] ”イルミネート” : 「……結果だけ聞けば、繋がりが一切見えませんね」
死者多数という話に手が机をなぞる。

[メイン] キャッツトリック : 肩を竦めながら、小さく笑い。

[メイン] キャッツトリック : 「さてさて、私達UGNの目的は、"先生"なら分かるよね~?」

[メイン] キャッツトリック : ちらりと、黄色の瞳に炎を映す。

[メイン] 百々路木歩美 : ピシッと先生の方を向く

[メイン] ”イルミネート” : 「ふふ、これではまるで私が生徒のようですね。
 自信があるわけではありませんが……」

[メイン] ”イルミネート” : 「セル同士の抗争が起きたとして、その事後を彼らが綺麗にしてくれるわけではないでしょう
 何が起きたかを把握し、UGNとしての”問題”を綺麗にする……」

[メイン] ”イルミネート” : といったところでしょうか。と、炎がおずおずと揺れる。

[メイン] キャッツトリック : 「その通り」
こくりと頷き。

[メイン] キャッツトリック : 「そして、そもそもUGNの理念って、なんだったかな?」

[メイン] キャッツトリック : ちらりと、今度は黄瀬の方を見て。

[メイン] ”イルミネート” : おお、嬉しいですねえ、と炎のあった空虚を撫でる。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「は、はい!」
急に当てられてビクンと震え

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「オオ、オーヴァードと非オーヴァードとの共存です…!」

[メイン] 百々路木歩美 : 「おお!口が酸っぱくなる程に、耳で聞き慣れた我らが理念!!!」

[メイン] 黄瀬 芹香 : そのまま立って返事をしたものだから変な方向を向きつつ答える

[メイン] キャッツトリック : 満足するように頷く。

[メイン] 百々路木歩美 : 囃し立てるように手を叩く

[メイン] イグノートス : 「ああ、ああ、行き届いている」
大袈裟に拍手をする

[メイン] キャッツトリック : 「まぁつまり、いくら人権を無視してくるテロリストと言えど
 命は命ってことは、念頭に置いとくのが私達、日本支部UGNの基本ってのと」

[メイン] キャッツトリック : 「今回は、あくまで調査だかんね~」

[メイン] ”イルミネート” : おお~~!とぱちぱちと手を叩く。

[メイン] キャッツトリック : 「もしも、手に負えないってなったら
 それを報告して任務を終えるってだけでも上出来かな」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「ど、どうも…?」
なんか拍手されてしどろもどろになりながら席に座り

[メイン] キャッツトリック : 「後の対処は、特殊戦闘部隊に引き渡せばいいからね~」
へらへらと笑いながら。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「なるほど、調査ですか…わかりました」

[メイン] 百々路木歩美 : 「了解!!!任務こそ、チルドレンの理性!!或いは忠誠を示す鉄火場です!!!」

[メイン] 百々路木歩美 : 「命令は絶対厳守!! 頑張りまぁす!!!」

[メイン] 百々路木歩美 : 勢いよく敬礼をする

[メイン] 黄瀬 芹香 : 通りで盾しか作れない私が、セルの衝突なんて自体に呼ばれたわけである
調査の弾避けにはもってこいだよね

[メイン] キャッツトリック : 「よいお返事!」

[メイン] イグノートス : 「ええ、ええ。その先は聊か不足というもので。
 私達がやるべき事をやっていきましょう」

[メイン] キャッツトリック : 「と、いうわけでいつもの"現場判断"になるわけだけど~
 何か、質問したいこととかあるかな~?」

[メイン] ”イルミネート” : 「あ、それでは一つ」
と手を掲げる。

[メイン] キャッツトリック : どうぞ~、と手をひらつかせる。

[メイン] ”イルミネート” : 「先ほど、緊急の用で私たちが集められたと仰っていましたが
 今回の事件はセル同士の抗争が関わってきます。
 となれば、人が多い方がいいですよね?」

[メイン] ”イルミネート” : 「私の”教え子”に、丁度手が空いていそうな子がいるのですが
 追加人員として呼んでもよろしいでしょうか?
 はい、とってもいい子ですよ!」

[メイン] キャッツトリック : 「ん~……まぁ、報告がちょいと面倒になるけど……まぁ、いいよん」

[メイン] キャッツトリック : 「現地協力者ってことで」

[メイン] ”イルミネート” : 汲んでくださりありがとうございます……!
礼をキャッツトリックに返す。

[メイン] 百々路木歩美 : (…現地の人かぁ、もう巻き込まれてないと良いんだけど)

[メイン] イグノートス : 「ああ、しかしセル同士の抗争となれば。
 私達は迅速に向かった方が賢明でしょうか?」

[メイン] 黄瀬 芹香 : (どんな方なんだろ…わざわざお呼ばれするぐらいだから、優秀な方なんだろうなぁ…)
自分は弾避けで呼ばれたと思ってるのでそんなことを考えつつ

[メイン] 百々路木歩美 : 「!!!!!!!!!!」

[メイン] イグノートス : ちぐはぐながら、大袈裟な芝居と共に。

[メイン] 百々路木歩美 : 「お車ァァ!!!借りておきますねェェ!!!!」

[メイン] 百々路木歩美 : 勢いよくドアへと走り

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「わ、わぁ…!?」

[メイン] 百々路木歩美 : カチャリ、と静かに開け
廊下に出ると

[メイン] 百々路木歩美 : 「お免許はお任せェェェェ………!」

[メイン] イグノートス : 「まさか、彼らが十全な秘匿を行うとはとても、とても」

[メイン] 百々路木歩美 : 轟音の発生源は遠く彼方へは走って行った

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「ま、待ってくださいよぉ~…!
 まだお話の途中ですよぉ~…!」
慌てて追いかけようとするも、ハヌマーンの持ち主には追いつけず

[メイン] ”イルミネート” : 「おお、あの子の元気は変わらずのようですね」
飛んでいくように駆けて行った彼女に目を向けつつも。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 扉の前であわあわしている

[メイン] 黄瀬 芹香 : (行動力に判断の早さ…うう…やっぱりああいう人材が求められるんでしょうか…)

[メイン] ”イルミネート” : 「あはは、キャッツトリックさん……騒がしいですが申し訳ありません
 他に連絡事項がなければ、あの子の様子を見に行ってもよろしいでしょうか?」

[メイン] ”イルミネート” : 資料をとんとん、とまとめておき。

[メイン] キャッツトリック : 「そこらへんはご自由に─────ただ」

[メイン] キャッツトリック : 「抗争っていうのは、待ってはくれないよん」

[メイン] キャッツトリック : 黄色の瞳が、イルミネートの姿を映す。

[メイン] キャッツトリック : 「"日常"は今もなお、刻々と奪われていっている
 ─────それを分からない"先生"じゃあ、ないでしょん?」

[メイン] ”イルミネート” : それは半ばイグノートスへの答えでもあっただろう。

[メイン] イグノートス : 「tempus non expectandum
時の流れというモノは決して堰き止められないもので、ええ。」

[メイン] イグノートス : 椅子から立ち上がって

[メイン] ”イルミネート” : 「ええ。だからこそ、対処できる皆さんと一緒に、ですよ
 足並みをそろえないと、手を差し伸べられませんからね」

[メイン] ”イルミネート” : 「何かあれば、頼りにしていますから」
微笑んだかのように、炎が揺らげば。

[メイン] キャッツトリック : 肩を竦めながら。

[メイン] キャッツトリック :
 ゆっくりと急げ
「"festina lente."」

[メイン] イグノートス : 「急がば回れ」

[メイン] キャッツトリック : にやりと笑いながら、手をゆっくりと振り。

[メイン] キャッツトリック : 「それじゃ、がんば」

[メイン] ”イルミネート” : キャッツトリックの言葉に、手をひらひらとさせ。

[メイン] ”イルミネート” : 「さあ、あの子を追いかけましょう
 お話が終わるまで待っていましたから、もう待てないでしょう!」
と、ぐいぐいと芹香の背中を押していく。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「は、はい…!」
落ち着いたイルミネートの言葉は妙に安心感をもたらしてくれて
イグノートスの理知的な言葉は思考を整えてくれて
キャッツトリックの示した言葉はUGNの目的の再確認をさせてくれた

[メイン] 黄瀬 芹香 : チームのメンバーの色々な意味での凄さに、若干申し訳なさを感じつつも
イルミネートに押されて廊下を進んで行った

[メイン] 黄瀬 芹香 : (私、お役に立たないと…皆さんに幻滅されないように…!)

[メイン] 黄瀬 芹香 : 若干ズレた承認欲求と共に

[メイン] 黄瀬 芹香 :  

[メイン] 黄瀬 芹香 :  

[メイン] 『首輪付き』 : middle「stray cats」登場:HO1+任意

[メイン] 『首輪付き』 : 1d10 (1D10) > 8

[メイン] system : [ 『首輪付き』 ] 侵蝕率 : 43 → 51

[メイン] 『首輪付き』 :  

[メイン] 『首輪付き』 : 「……こんなもんかな」

[メイン] 『首輪付き』 : 持ち帰って来た少女の身体を拭き、あたたかい服を着せて、ベッドに寝かしつけてやる。

[メイン] 『首輪付き』 : 「はぁー。きったねえ部屋でごめんよー」

[メイン] 少女 : 冷たくなっていた肌は、首輪付きの介助によって、段々と温かくなっていく。
肌の色も、血が通ってきて、明るくなっていくのが見てとれるだろう。

[メイン] 『首輪付き』 : 「とりあえず、寝てろよ~……聞こえてないだろうけど」

[メイン] 少女 : 「すぅ……すぅ………」
静かな寝息を、胸を上下させながら立て、眠っている。

[メイン] 少女 : そして……。

[メイン] 少女 : ぎゅっ。

[メイン] 『首輪付き』 : 「お?」

[メイン] 少女 : 少女の、か弱い、力の無い指が、首輪付きの服の裾を掴む。

[メイン] 少女 : 起きてはいない、おそらく無意識に行ったものなのだろう。

[メイン] 『首輪付き』 : 「…………………」

[メイン] 『首輪付き』 : (このベッド、小さいからなぁ……)

[メイン] 『首輪付き』 : この少女は人肌が恋しいのだろうか。

[メイン] 『首輪付き』 : 寝てるのにこんな…甘えてくるなんて…

[メイン] 『首輪付き』 : 「よくわかんねー子供……」

[メイン] 『首輪付き』 : ベッドにすとんと座り、その頬に手を添える。

[メイン] 少女 : 「………ん……」
温かな手のぬくもりが伝わり、頬が緩んだところで。

[メイン] 少女 : ゆっくりと、目が開く。青い瞳だった。

[メイン] 『首輪付き』 : 「あ?」

[メイン] 少女 : そして、表情は、無機質なものとなる。

[メイン] 『首輪付き』 : 「あー、あー。起こしちゃったよ」

[メイン] 少女 : 「…………………。」
じっと、首輪付きの瞳を見つめ。

[メイン] 『首輪付き』 : 「寝てろって」

[メイン] 少女 :  

[メイン] 少女 : 《ワーディング》

[メイン] 少女 :  

[メイン] 『首輪付き』 :

[メイン] 少女 : 「─────嫌だ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「落ち着け」

[メイン] 少女 : 少女から放たれる、オーヴァードのそれ。
非オーヴァードであれば、途端に意識を失ってしまうもの。
そして、臨戦態勢を意味するものであるのだが。

[メイン] 少女 : 「……………。」

[メイン] 少女 : それでもなお、毅然とする首輪付きを見つめ続ける。

[メイン] 『首輪付き』 : 「ぼくは別に人をとって喰おうって趣味はないよ」

[メイン] 少女 : 半身を起こし、指先に小さな電撃を纏わせつも。
首輪付きの口調と、そして敵意の無さを察知したのか。

[メイン] 『首輪付き』 : (電撃……ね)

[メイン] 少女 : バチ……バチ……。と鳴らす電撃音が、鎮まり返っていく。

[メイン] 少女 : 「………あなた、敵、違う?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「おまえがエフェクトを使わないでくれるなら」

[メイン] 少女 : 「……………………。」
無機質な顔で、見つめ続け。

[メイン] 『首輪付き』 : その青い瞳を、まっすぐと見つめ返す。

[メイン] 少女 : 静寂が、首輪付きの室内に固まるも─────それを打ち破るように。

[メイン] 少女 : ぐうう。
少女の腹から、虫の音が鳴る。

[メイン] 『首輪付き』 : 「……ははっ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「懐かしいや。ぼくが父さんに拾われた時も、最初は喉からじゃなくてお腹から返事したさ」

[メイン] 少女 : 相変わらず淡々とした無表情ながらも、眉が下がっている。

[メイン] 少女 : 「…………も?」

[メイン] 少女 : ゆっくりと、首を傾げる。

[メイン] 『首輪付き』 : 「なんでもねえさ。待ってろ、今メシ持ってくるから」

[メイン] 『首輪付き』 : 野良猫はぱたぱたとキッチンへ駆けていく

[メイン] 少女 : 「……………。」
少女は─────言われた通り、そこに座ったまま。

[メイン] 『首輪付き』 : お世辞にも綺麗とは言えない、ゴミが散らかった床を踏みしめながら

[メイン] 少女 : 不動で、待つ。

[メイン] 『首輪付き』 : (あーこれまずいな…ぼく料理とかしないし…冷蔵庫になんもない…)

[メイン] 『首輪付き』 : (カップ麺なら、温かいし……うわぁ)

[メイン] 『首輪付き』 : (ぼくなんて無計画なんだろう…こういう時に食べさせるのってさ~!うわぁ~…)

[メイン] 『首輪付き』 : とか思いながら湯を沸かす。

[メイン] 『首輪付き』 :  

[メイン] 『首輪付き』 : およそ6分後。

[メイン] 『首輪付き』 : 「も、持ってきたぞ~…こんなのしかなくてすまんな、わはは」

[メイン] 『首輪付き』 : 柔らかめにしたカップうどんだ。

[メイン] 少女 : 待っていた少女は、首輪付きの姿をずっと追っていた。
そして、大人しく言われた通り、待機をしていた。

[メイン] 『首輪付き』 : 「……なんか」

[メイン] 少女 : 「……………? ……嗅覚反応 ……正常」

[メイン] 『首輪付き』 : 「おまえ、人形みたいだな?はははっ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「_____え?」

[メイン] 少女 : すんすん、と鼻を鳴らしながら。
ゆっくりと、首輪付きの持っているそれを指し。

[メイン] 少女 : 「─────それ、何?」

[メイン] 少女 : まるで、人形のような、問いだった。

[メイン] 『首輪付き』 : 「”どんぎつね”だけど。知らねえの?」

[メイン] 少女 : 「……………どん、ぎつね……」

[メイン] 少女 : じっと、首輪付きの持つインスタント麺を見つめ続けている。
何を考えているのか分からない顔だが、一心不乱に見つめている。

[メイン] 『首輪付き』 : 「こぼすなよ~」
と言いながら、少女にカップ麺を手渡す。

[メイン] 『首輪付き』 : 「ほい、割りばしも」

[メイン] 少女 : 「………!!……熱い……!……あ……わりばし……」

[メイン] 少女 : 不器用にそれらを受け取りながら。
渡された箸は、グーの手で握り閉め。

[メイン] 少女 : 「………食べて、いいの?」

[メイン] 少女 : 青い瞳は、首輪付きの目へと向けられる。

[メイン] 『首輪付き』 : 「え……」

[メイン] 『首輪付き』 : 「おまえ……」

[メイン] 『首輪付き』 : 「”そば”派だった……?」

[メイン] 『首輪付き』 : 作りなおそうとするけど

[メイン] 少女 : 「そばは……………」

[メイン] 少女 : 「…………………。」
首輪付きの反応を見て。

[メイン] 少女 : 「………疑問。私、これ、分からない
 でも ………脳、求めている ……これを」

[メイン] 『首輪付き』 : (まさかこいつ……本当に知らねえのか?)

[メイン] 『首輪付き』 : (箸の握り方も……マジか)

[メイン] 『首輪付き』 : (これじゃ、まるで)

[メイン] 『首輪付き』 : かつての ぼく みたいだ……

[メイン] 『首輪付き』 : 「イイから食えって!うまいぞ!」

[メイン] 『首輪付き』 : 割りばしを割って、少女に持たせてやる

[メイン] 『首輪付き』 : 「身体を芯からあっためないとな、ほら?」

[メイン] 少女 : 「わっ…………!」
無機質ながらも、驚いた顔で受け取り。

[メイン] 少女 : 「………………………毒、無い?」
弱々しい瞳で、首輪付きを見上げ。

[メイン]   : ちょうど割り箸を握る手が重なった時。
コンコン、とノックの音が部屋の中に響く。

[メイン] 『首輪付き』 : 少女がカップ麺のスープをこぼして火傷しないように、慎重にフォローしながら

[メイン] 『首輪付き』 : 「……ああ、無いよ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「ちょっとお客さんみたいだから。ぼくが対応する」

[メイン] 『首輪付き』 : 「ここでうどんを食べてろ。な?」

[メイン] 『首輪付き』 : 少女を諭すようにして、ベッドを発つ。

[メイン] 少女 : こくりと頷いて、そしてうどんを不器用に食べ始める。
下手な食べ方であり、そして掻きこむような食べ方でもある。

[メイン] 少女 : しかし、どこか─────幸せそうだった。

[メイン] 『首輪付き』 : (はははっ、上出来)

[メイン] 『首輪付き』 : (ぼくの初見は”手づかみ”だったぞ)

[メイン] 『首輪付き』 : 「……さて」

[メイン] 『首輪付き』 : 玄関から誰が来訪しているのかを覗く。

[メイン] ”イルミネート” : 覗き窓から見えたのは────炎だった。

[メイン] 『首輪付き』 : 通常の人間が見れば、あまりに異質の存在で、腰を抜かしてもおかしくない造形。

[メイン] 『首輪付き』 : しかし、野良猫には見覚えがあった。

[メイン] 『首輪付き』 : 「先生じゃん」

[メイン] 『首輪付き』 : ガチャリ、と扉を開いて出迎える。

[メイン] ”イルミネート” : 「おお、こんにちはくびさん!
 確か……先日の授業以来ですね!」

[メイン] ”イルミネート” : 手を軽く降り、出迎えてくれた彼女に挨拶を返す。

[メイン] 『首輪付き』 : 「ぼくはもうチルドレンは卒業してるんだけど…まあ先生に呼ばれてちょっと講義するくらいはやぶさかではない」

[メイン] 『首輪付き』 : 「んで、なんか用?」

[メイン] 『首輪付き』 : 恩師に対してもそっけない態度だ。

[メイン] 『首輪付き』 : 別にイルミネートを嫌ってはいないが…タイミングがやや悪い。

[メイン] ”イルミネート” : 「あはは、くびさんは相変わらずですね
 先日のお礼と……」
と、お菓子入りの袋を片手に持ちつつ。

[メイン] ”イルミネート” : 「それと、こちらの方で受けた任務がありました
 人手は多い方がいいので、くびさんにも……と声を掛けに来たんです」

[メイン] 『首輪付き』 : 「んあ?それってアリなのか?」

[メイン] 『首輪付き』 : 文字通り、”猫”の手も借りたい状況ということか。

[メイン] 『首輪付き』 : しかし……

[メイン] ”イルミネート” : もちろん、拒否してもらってもいいですよ。と付け加えつつも。

[メイン] ”イルミネート” : 「ふふ、先に話は通しておきましたよ。
 ですがその様子を見るに……何やら、猫の手も埋まっているようですね」

[メイン] ”イルミネート” : ゆらゆらと、炎が揺れながらも。

[メイン] 『首輪付き』 : 「うぅん……」

[メイン] 『首輪付き』 : 野良猫は渋るようなしぐさを見せる。

[メイン] 『首輪付き』 : 通常であれば、先生の言うとおりに手伝うのだが……

[メイン] 『首輪付き』 : (あの子供、どうするよ…?)

[メイン] ”イルミネート” : 「……ふふ、意地悪な質問をしてしまいましたね。すみません」

[メイン] ”イルミネート” : そして空いていた方の手を開いて。

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” : ・"少女"について 情報:UGN

[メイン] GM : 11

[メイン] ”イルミネート” : 2dx+1 【社会】 (2DX10+1) > 7[5,7]+1 > 8

[メイン] ”イルミネート” : 財産点使いまぁす!
3点!

[メイン] system : [ ”イルミネート” ] 財産点 : 5 → 2

[メイン] GM :

[メイン] GM : ・"少女"について
オーヴァードであることは、先程の《ワーディング》で検知した通りだろう。
その情報自体は、あなたが持っていてもいい。

そして、結論から言えば、UGNの管理下にあるオーヴァードではない。
詳細情報は、ほとんどが不明であり、可能性としては野良オーヴァード
あるいは、"他組織"のオーヴァードが挙げられる。

[メイン] GM :  

[メイン] 『首輪付き』 : 「………………その情報をなぜこのタイミングでこのぼくに渡すんです、先生」

[メイン] 『首輪付き』 : 「お見通しなんですか?」

[メイン] ”イルミネート” : ふふ、と笑うかのように炎が揺らいで。

[メイン] 『首輪付き』 : 「任務の詳細も聞く」

[メイン] ”イルミネート” : 「いや……君を尋ねたら、あの子と一緒に部屋に入っていくのが見えて……
 お邪魔するのも悪いし、待ってたんだよね……」

[メイン] 『首輪付き』 : 「……どうせ、その”他組織”ってのがあの子と任務に絡んでるんだろ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「上がってよ」

[メイン] 『首輪付き』 : イルミネートを家の中へと招く。

[メイン] ”イルミネート” : あはは…と、炎を掻くようにしながらも。

[メイン] ”イルミネート” : 「ありがとうございます、お邪魔させてもらいますよ」
と、気を付けるように首輪付きの部屋の中へとおずおずと入っていく。

[メイン] 『首輪付き』 : 少女がビックリしないようにぼくが先に戻るぞ

[メイン] 『首輪付き』 : 「あー、ぼくの客人が来た。ちょっと個性的だけど驚いてうどんを溢さないように」

[メイン] 少女 : 「……………………」
首輪付きが入ってきたのを見て、青い瞳でじっと見つめる。
うどんは、汁まで飲み切っていたようだ。

[メイン] 『首輪付き』 : 「はやい」

[メイン] 『首輪付き』 : 「お腹ペコペコじゃん。もう一杯いくか?」

[メイン] 少女 : 「命令? 承知した」
こくりと頷く。

[メイン] 少女 : 「!」
興味を示しているのか、瞳を少し大きく開く。

[メイン] 『首輪付き』 : 「ははは、湯は沸いてある。待ってろ」

[メイン] 『首輪付き』 : 少しキッチンに戻り、次はそばの方にお湯を注いでから、戻る。

[メイン] ”イルミネート” : 「やぁ、いい匂いがすると思ったらおうどんを食べていたんですね
 おにぎりでも持っていけばよかったです」
手土産に持ってきたお菓子を空いた場所に置きながらも。

[メイン] 少女 : 「…………………。」

[メイン] 少女 : 《ワーディン……

[メイン] 『首輪付き』 : 「だー!!」

[メイン] 『首輪付き』 : 急いで止める。

[メイン] 少女 : 「!?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「敵じゃないから!ぼくの……えっと、仲間?みたいなもんだから!」

[メイン] ”イルミネート” : 「おおっ!?」
ビックリして、頭が吹かれたように揺らぐ。

[メイン] 少女 : 「なか、ま………」

[メイン] 少女 : 鸚鵡返しするように、単語を繰り返して。イルミネートをじっと見る。

[メイン] 『首輪付き』 : 「そうそう、大丈夫だ。誰もおまえを傷つけない」

[メイン] 少女 : 「…………………!」

[メイン] ”イルミネート” : 「え、ええ!そうですから!
 とはいえよく驚かれるのも事実です。よろしくお願いしますね」
名刺代わりに、お菓子をそっと少女へと差し出しつつも。

[メイン] 少女 : お菓子を受け取り、不思議そうに見て。

[メイン] 少女 : 「…………毒」

[メイン] 『首輪付き』 : 「じゃないってば」

[メイン] 『首輪付き』 : 「なんなの?おまえ?普段から毒物混入されてたの?」

[メイン] ”イルミネート” : それにしても……すっかり仲良くなっているみたいですね。
チルドレン時代の猫のような頃とは考えられない。
……エージェントになった成長の証……ですか。

[メイン] 『首輪付き』 : と言いながら、少女が持ってるお菓子をパッと取り

[メイン] 『首輪付き』 : 「はい、はんぶんこ!」

[メイン] 『首輪付き』 : そのお菓子を口に放り込んで、もそもそと食べながら

[メイン] 少女 : 「普段…… ………!」

[メイン] 『首輪付き』 : 少女に半分を渡す。

[メイン] 『首輪付き』 : 「ぼくがくってるから、んぐ、どくではねーだろ?」

[メイン] 少女 : 「半分………… ……検索、開始 適した単語」

[メイン] 少女 : 首輪付きが差し出したお菓子を見て、無機質な顔で止まると。

[メイン] 少女 : 「…………ありがとう」
受け取る。

[メイン] 『首輪付き』 : 「お礼は言えるんだな。偉いぞ~」

[メイン] 『首輪付き』 : 少女の頭をぽんぽんと撫でる

[メイン] 少女 : 「…………ん」
さくさく。と食べてる。その短い返事にどんな感情が籠っているのかは、分からない。
ただ分かるのは、首輪付きの手を拒まず、受け入れている。

[メイン] ”イルミネート” : 「ああ……くびさんのこんな一面が見れるなんて、教師として感激です……!」
炎が大げさに揺れている。

[メイン] 『首輪付き』 : 「そばの方も茹で上がった…いっぱいお食べ…」
キッチンから今度はカップそばを持ってくる

[メイン] 『首輪付き』 : 「んで……食べながらでいいんだが……」

[メイン] 少女 : こくり。と頷いて、不器用な箸の持ち方でおそばを食べ始める。
そして、首輪付きの言葉に反応し、首を傾げ、見上げる。

[メイン] 『首輪付き』 : (んあー、聞き方わっかんねえ。親?仲間?所属?それとも……)

[メイン] 『首輪付き』 : 「……おまえは、どこから来たの?」

[メイン] 『首輪付き』 : (これくらいシンプルでいいか…)

[メイン] 少女 : 「………どこ ………………………………。」
首輪付きの問いに対し、少女は固まる。
室内に、静寂が作られる。窓の外から聞こえる雨の音くらいしか、聞こえない。

[メイン] 『首輪付き』 : 「……どうした?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「大丈夫か……?」
背中をゆっくりとさする。

[メイン] 少女 : 「……………謝罪」
俯くようにして。

[メイン] ”イルミネート” : 首輪付きの聞いた言葉に、姿勢を整えて少女を見やっていたが。

[メイン] 少女 : 「………データベース上に記録 ……無い」

[メイン] 『首輪付き』 : 「ん?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「あー、さっきからその。データベースってのは何だ?……”思い出せない”って意味で合ってるか?」

[メイン] 少女 : 首輪付きの擦りに、無抵抗で受け入れながらも。
どこか、悲しげに首を横に振る。

[メイン] 少女 : 「………肯定」
こくりと、頷く。

[メイン] ”イルミネート” : まるで、プログラムのような話し方をする子ですね……。
チルドレンの中にもこういうのはいますから、珍しくはありませんが……それにしても。

[メイン] 『首輪付き』 : 「本当に…カケラも思い出せないか?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「なんで、あんな路地で倒れてたのとか…」

[メイン] 少女 : 「……演算中……演算中」

[メイン] 少女 : 俯きながら、ぶつぶつと呟くも。

[メイン] 少女 : 「………φ」

[メイン] 少女 : 「……空っぽ……」

[メイン] 『首輪付き』 : 「………………そうか」

[メイン] 『首輪付き』 : GM、少女の”身体”について調べることはできるか?

[メイン] 『首輪付き』 : あ、えっちな意味ではない。

[メイン] GM : 15

[メイン] 『首輪付き』 :

[メイン] GM : 肉体を調べる場合は、5でいい

[メイン] 『首輪付き』 : ん!?

[メイン] 『首輪付き』 : GM - 今日 22:55
15

こっちを目標値として振る

[メイン] 『首輪付き』 : 2dx+1 (2DX10+1) > 9[1,9]+1 > 10

[メイン] 『首輪付き』 :

[メイン] 『首輪付き』 : 財産点を5使う!

[メイン] system : [ 『首輪付き』 ] 財産点 : 6 → 1

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・少女について
ピュアブラックドッグのオーヴァードだ。
侵蝕率は109%で、保有しているロイスは0。
彼女は今、欠落している。
一体何が欠落しているかまでは分からない。
しかし、現時点で分かることとしては、彼女はUGNの規定に従えば─────

[メイン] GM :  

[メイン] 『首輪付き』 : 「_______うそ、だろ」

[メイン] 『首輪付き』 : (こいつ、もう、既に……)

[メイン] 『首輪付き』 : 首輪付きは理解する。

[メイン] 『首輪付き』 : その野生の勘と、常人離れした観察眼により。

[メイン] ”イルミネート” : 「……気持ちはわかりますよ、くびさん」
ぽんと、彼女の肩に白い手を載せながらま。

[メイン] ”イルミネート” : 「ですが……この情報を知っているのは私たちだけ、でしょう?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「あ、ああ」

[メイン] 『首輪付き』 : (はは、そりゃそうだ)

[メイン] 『首輪付き』 : (こいつはぼくとおんなじ)

[メイン] 『首輪付き』 : (ボロボロになるまでおもちゃにされて、使えなくなったら捨てられて)

[メイン] 『首輪付き』 : (そうしてその先にあるのは、死だけだ)

[メイン] ”イルミネート” : 「……あなたは、あの子のことをどう思いますか?
 理性の効かない、意思疎通もできない"ジャーム"だと……思いますか?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「だま、ってて、くれ」

[メイン] 『首輪付き』 : 歯がかちかちと鳴っている。

[メイン] 『首輪付き』 : (どうする……どうする……)

[メイン] 『首輪付き』 : (保護は出来ない……)

[メイン] ”イルミネート” : 首輪付きの目は、イルミネートが見る初めての色だった。
自分が知っている、どこか気まぐれな猫のようなものではなく……

[メイン] ”イルミネート” : 「……あの子は、まだ知らないだけです」

[メイン] ”イルミネート” : 「彼女が知る日常がないからこそ、日常に戻るすべがありません
 暗い夜道を、明かりなしでは進めないように」

[メイン] ”イルミネート” : 「ですが……君は、それを知っているでしょう?
 今、あの子とご飯を楽しそうに食べていたように」

[メイン] 『首輪付き』 : 「………………………そう、だ」

[メイン] 『首輪付き』 : ジャームじゃない。

[メイン] 『首輪付き』 : 絶対に違う。

[メイン] 『首輪付き』 : (……ははは)

[メイン] 『首輪付き』 : (自分でもびっくりだよ……)

[メイン] 『首輪付き』 : (出会ってからまだそんなに経ってないのに)

[メイン] ”イルミネート” : UGNが討伐するのは規定値である侵食率100%を観測した時から、ジャームと認定される。
だが────オーヴァードと、ジャームの違いは、その%の違いでしかない。
日常に戻ってこれるかは、その日常しだいだ。

[メイン] 『首輪付き』 : (この子が……かつての”ぼく”と同じ結末に至るのが)

[メイン] 『首輪付き』 : (すごく、怖い)

[メイン] 『首輪付き』 : 少女に対してロイスを取得する。

[メイン] 『首輪付き』 : 〇尽力/不安

[メイン] system : [ 『首輪付き』 ] ロイス : 3 → 4

[メイン] ”イルミネート” : 炎が揺らぐ。
……昔から、優しい子なのは思っていましたが。
こうして……躊躇無く、あの子に手をさしのべられるとは。
……私の思う以上に、くびさんは……輝いていますね。

[メイン] 『首輪付き』 : 「なあ……そば、おいしいか?」

[メイン] 『首輪付き』 : 俯く少女の肩に手を添えて。

[メイン] 少女 : 顔を上げ、何も知らない青い瞳で見つめ。

[メイン] 少女 : 「うん」

[メイン] 少女 : 少し、ほんの少しだけ

[メイン] 『首輪付き』 : 「よかった」

[メイン] 少女 : 微笑んで見えた。

[メイン] 『首輪付き』 : 「落ち着いて、聞いてくれるか」

[メイン] 『首輪付き』 : 「おまえの親かもしれない奴らに、会いに行く」

[メイン] 少女 : 「………親……」

[メイン] 『首輪付き』 : 「んまー親かは分からん。どうでもいい」

[メイン] 『首輪付き』 : 「でも」

[メイン] 『首輪付き』 : 「空っぽのまんまなんて、もやもやするだろ?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「……一緒に」

[メイン] 『首輪付き』 : 「来るか?」

[メイン] 少女 : 「…………。」
それは、無言の肯定であり。

[メイン] 少女 : 「………!」

[メイン] 少女 : そして、その提案に対し、少女は。

[メイン] 少女 : 「……………行く」

[メイン] 『首輪付き』 : 「わかった」

[メイン] 『首輪付き』 : 「いいよな、先生?」

[メイン] 少女 : 首輪付きの服の裾を、弱々しく摘まんだ。

[メイン] 『首輪付き』 : そんな弱弱しい少女の手を、握りしめながら。

[メイン] ”イルミネート” : 少女二人の瞳を、見るようにして。

[メイン] ”イルミネート” : 「……そこまで言うなら、わかりました。
 あなた達のことは、生徒として……先生が守ります」

[メイン] 『首輪付き』 : 「わがまま言ってごめん」

[メイン] 『首輪付き』 : 「卒業してからこんなこと言うのは…初めてだな」

[メイン] ”イルミネート” : 「ですが、その子を一番大事な時に守れるのは、あなただけです。
 どんな時でも……その子の味方でいてあげてくださいね」

[メイン] ”イルミネート” : にこりと微笑むように、炎が揺らぎつつも。

[メイン] ”イルミネート” : 「ふふ、先生としてはお願いをされるなんて嬉しいんですよ!」

[メイン] 『首輪付き』 : 「……本当にありがとう。イルミネート先生」

[メイン] 『首輪付き』 : (……さて)

[メイン] 『首輪付き』 : かくしてぼくと少女は任務に同行するわけとなったのだが

[メイン] 『首輪付き』 : まさかイルミネートの単独任務じゃあるまいし

[メイン] 『首輪付き』 : 仲間がいるはずだ

[メイン] 『首輪付き』 : (うまいこと、この子の事は誤魔化して切り抜けないとな…)

[メイン] 『首輪付き』 : (そういやこの子供、他に異常はねーのか?)

[メイン] 『首輪付き』 : すんすん、くんくん

[メイン] 『首輪付き』 : 2dx+1 (2DX10+1) > 5[4,5]+1 > 6

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・少女の肉体について
怪我を多く追っている。切り傷が目立つ。
不死性の高いオーヴァードであるため、致命には至らないが
しかし、色白とした肌に深い傷が多くあることから、ここに来るまでに大きな出来事に巻き込まれていたことが、すぐに分かるだろう。

[メイン] GM :  

[メイン] 『首輪付き』 : (しっかし改めて見てもひっでー怪我だなぁ)

[メイン] 『首輪付き』 : (……これは明らかに)

[メイン] 『首輪付き』 : (何らかの"抗争”に巻き込まれてできた傷…だよなぁ)

[メイン] ”イルミネート” : 調査を終えた首輪付きの反応からして、少女の身体に刻まれた痛みは残っていたのだろう。

[メイン] ”イルミネート” : だが、それよりもいっそう。
首輪付きが、その少女を守ろうという思いがその瞳に込められていた。

[メイン] ”イルミネート” : ……目に炎が点っていますよ。
生徒がこんなに頑張っているのに、先生として気が抜けません……

[メイン] ”イルミネート” : 炎を揺らめかせ、責任を抱いた。

[メイン] ”イルミネート” :  

[メイン] ”イルミネート” :  

[メイン] ”イルミネート” :  

[雑談] system : [ 『首輪付き』 ] 侵蝕率 : 51 → 57

[メイン] 『首輪付き』 :  

[メイン] 『首輪付き』 : イルミネート先生から教えてもらった任務の情報と

[メイン] 『首輪付き』 : この少女の状態を照らし合わせるならば…

[メイン] 『首輪付き』 : (あったはずだ…!所属をたどることのできる痕跡…!残って、ないか……!?)

[メイン] 『首輪付き』 : という訳で調査したいです

[メイン] 『首輪付き』 : 対象:少女の持ち物やら衣服やら

[メイン] GM : 11

[メイン] 『首輪付き』 : たけえのよ ハードルがよぉ

[メイン] 『首輪付き』 : 2dx+1 (2DX10+1) > 6[2,6]+1 > 7

[メイン] 『首輪付き』 : むり!

[メイン] 『首輪付き』 : (ダメだ。まったく残っていない。周到な奴らめぇ……)

[メイン] ”イルミネート” :  

[メイン] ”イルミネート” : middle「fire on the road」登場:任意

[メイン] ”イルミネート” : 49+1d10 登場/リザレクト (49+1D10) > 49+1[1] > 50

[メイン] system : [ ”イルミネート” ] 侵蝕率 : 49 → 50

[メイン] 百々路木歩美 : 56+1d10 登場/リザレクト (56+1D10) > 56+1[1] > 57

[メイン] system : [ 百々路木歩美 ] 侵蝕率 : 56 → 57

[メイン] 『首輪付き』 : 1d10 (1D10) > 10

[メイン] system : [ 『首輪付き』 ] 侵蝕率 : 57 → 67

[メイン] 黄瀬 芹香 : 1d10 (1D10) > 2

[メイン] system : [ 黄瀬 芹香 ] 侵蝕率 : 49 → 51

[メイン] ”イルミネート” :  

[メイン] ”イルミネート” :  

[メイン] ”イルミネート” :  

[メイン] ”イルミネート” : イルミネートは任務で挨拶した人たちへと連絡を回した。
場所は首輪付きの自宅。
ジャームになりかけている少女を連れまわすのも、という判断からだった。

[メイン] ”イルミネート” : だが、まだ少女のことは話せていない。

[メイン] ”イルミネート” : 「はい、どうぞどうぞ~」

[メイン] ”イルミネート” : イルミネートは家主でもないのに扉を開く。
彼らが来るまでに少し掃除して、散らかった物がある程度片付いた部屋に招きながら。

[メイン] 『首輪付き』 : 「掃除してくれたのはありがたいけどさぁ…」

[メイン] 『首輪付き』 : 「ったく、こんなほったて小屋にぞろぞろと…」

[メイン] ”イルミネート” : 「あはは……すみません、後でファミレスでも奢りますから」
申し訳なさげに家主である首輪付きに頭を下げつつ。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「しし、し、失礼します…」
一瞬、イグノートスが場所を間違えたのではと思ったが、見覚えしかない顔を見たのでその希望も消え
なにやら気の強そうな知らない少女?にビクビクしながら入室する

[メイン] 百々路木歩美 : 「あ、クビ先輩だ! ……お家汚ないィ!?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「これでもきれいになった方」

[メイン] 『首輪付き』 : 「……相変わらず声でっか……」

[メイン] 百々路木歩美 : 「えへへ……」

[メイン] 『首輪付き』 : 猫耳をぴくぴくと動かして、やや不快そうな顔をしながら

[メイン] 『首輪付き』 : 「とりあえず…外で出来る話じゃないし。入って」

[メイン] 百々路木歩美 : 「おっじゃましまぁす!」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「…あ…お知り合いでしたか……
 お、お邪魔します…」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 疎外感を感じつつ中へ入る

[メイン] 百々路木歩美 : 元気よく玄関へと足を踏み入れ
辺りを見回す

[メイン] ”イルミネート” : 二人が部屋の中に入ってきたのを確認して。

[メイン] ”イルミネート” : 「さて、自己紹介はいらないかな?
 この子が”首輪付き”、今回の任務に参加してくれた子だよ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「はい、よろしく」

[メイン] 百々路木歩美 : 「別名クビ先輩! アタシの先輩だから、仲良くしてあげてね〜♪」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「は、初めまして…”ペイライト”と申します
 今回はどうぞよろしくお願いします…!」
ちょっとこわかったので深々とお辞儀して

[メイン] 『首輪付き』 : そっけなく、挨拶する。あまりここで長く時間を使いたくなさそうな態度だ。

[メイン] 百々路木歩美 : どこからかビデオカメラを取り出すと
首輪付きへカメラを向ける

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「は、はい…クビさん、ですね…」

[メイン] 『首輪付き』 : 「ん?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「おいなんだそれは」

[メイン] 百々路木歩美 : 「んぅ? アタシの趣味!」

[メイン] 『首輪付き』 : 「……ああ、そう……」

[メイン] 百々路木歩美 : 「これが猫耳〜♪ 可愛いですね〜!」

[メイン] 百々路木歩美 : 「そしてここがお部屋ー! カップヌードルが、わざわざ箸を二つ使って食されていまぁす!」

[メイン] 『首輪付き』 : 「同居人が増えたからね」

[メイン] 百々路木歩美 : 「そし───」
ピキリ、と音を立てて少女は硬直する

[メイン] 『首輪付き』 : あっけなく、答える。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「あっえっ同居人ですか…!?」

[メイン] 『首輪付き』 : どのみち任務には連れて行くのだ、存在”は”隠す必要はない。

[メイン] 百々路木歩美 : 「…ゆ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「誘拐だァァァ!?」

[メイン] 黄瀬 芹香 : まずいまた知らない人に会うことになる

[メイン] 『首輪付き』 : 「人聞きの悪い…ぼくがそんなにひどい大人に見えるかね」

[メイン] 百々路木歩美 : 「……………」

[メイン] ”イルミネート” : 「まぁ、誘拐というより……保護に近いですね」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「ほえ…大人、ですか…?」
首輪付きの見た目はちんちくりんだが…

[メイン] 『首輪付き』 : じろり、と黄瀬の方を見る。

[メイン] ”イルミネート” : もう一人の大人も頷きつつ、も。
これまでの経緯を、ざっと二人に話す。

[メイン] ”イルミネート” : 少女が────現在観測されている中では、”ジャーム”ということも含め。

[メイン] 黄瀬 芹香 : あ、やばと口を両手で塞ぎ
…そういえば、見た目が若いオーヴァードは割といるので、そういうものかと一人頷いている。聞くのはちょっと怖かった

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「………ジャーム、ですか」
件の”同居人”を見て

[メイン] 黄瀬 芹香 : 確かに、こんな込み入った話をするのに、一般人を傍に置くわけもなく

[メイン] 『首輪付き』 : 「明かすつもりはなかったけどね」

[メイン] 『首輪付き』 : しかし…先生の仕事仲間であるならば。

[メイン] 『首輪付き』 : 「……勝手なお願いなのは分かってるけど」

[メイン] 『首輪付き』 : 「この子はぼくが必ずどうにかするから…UGNには内密で」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 警戒感を強める。少女に対して大幅に、そしてこの場の全員に対して僅かに

[メイン] 百々路木歩美 : 「必ずどうにかする……ふむふむ!」

[メイン] 百々路木歩美 : 「センパイは、何をしてあげられるの?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「うぐっ」

[メイン] 『首輪付き』 : 言葉に詰まる。

[メイン] 『首輪付き』 : (そう、なんだよな……)

[メイン] ”イルミネート” : 首輪付きの言葉をこぼした後、二人の様子を見る。
ここで話を明かさなければ、後にも響くわけだが。
かといって、その事実は衝撃的なもの。

[メイン] 『首輪付き』 : 我々エージェントが任務の最中に偶発的に侵蝕率がリミットを超える事はあれど……

[メイン] 『首輪付き』 : 意思を有していれば、”帰ってこれる”

[メイン] 『首輪付き』 : しかし、少女は……

[メイン] 百々路木歩美 : 「…この娘が戻って来れるかはまだ未知数だから、多くは言及しないけど」

[メイン] 百々路木歩美 : 「一番大事なのは部分を聞いておくね?センパイ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「なんだよ?」

[メイン] 百々路木歩美 : 《真偽感知》

[メイン] 百々路木歩美 :  

[メイン] 百々路木歩美 : 「この娘がジャームになったら、センパイは制圧できる?」

[メイン] 百々路木歩美 :  

[メイン] 『首輪付き』 : 「くひひ……」

[メイン] 百々路木歩美 : 「人を襲わない様に、犠牲者を増やさない様に、社会の為に、名前も知らない誰かの為に」

[メイン] 百々路木歩美 : 「同情しちゃった女の子をさ、責任をとって踏み躙れる?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「おまえのその能力、本当に凶悪だよ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「そうだな、答える前に」

[メイン] 百々路木歩美 : にこやかな笑顔のまま、冷酷な質問が始まった

[メイン] 百々路木歩美 : 「曖昧な回答は否定とみなすけれど……センパイなりに、覚悟はできてる?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「百々路、おまえは死んだことはあるか?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「オーヴァードになる前の話だ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「自分の血液がゆっくり失われていくのを、自分の体温がゆっくり下がっていくのを」

[メイン] 『首輪付き』 : 「感じたことはあるか?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「………」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 黙って2人の会話を聞いている
少女を処分する意志があるか。エージェントとしての責を問う大事な会話だから

[メイン] 『首輪付き』 : 「寂しいんだよ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「痛いとか、冷たいとかじゃなくて…」

[メイン] 『首輪付き』 : 「寂しい」

[メイン] 『首輪付き』 :  

[メイン] 『首輪付き』 : 『できない』

[メイン] 『首輪付き』 :  

[メイン] 『首輪付き』 : これが答えだ。

[メイン] 『首輪付き』 : ”もし”

[メイン] 『首輪付き』 : この少女がジャームになったなら

[メイン] 『首輪付き』 : その時はぼくはUGNを離反し、どこへでも逃げるさ

[メイン] ”イルミネート” : 「…………」
その答えに、頭の炎が揺らぎつつも。

[メイン] 百々路木歩美 : 「……フフッ…ククククク」

[メイン] 『首輪付き』 : 「仮定の話…だろ?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「そうならないように善処するさ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「参ったなぁ…うん、うん。仮定の話……だーけど緊張しちゃうなぁ…」

[メイン] 『首輪付き』 : 「まさかこの野良猫が、馬鹿正直に」

[メイン] 『首輪付き』 : 「排除できる、と返事するとでも思ったか?」

[メイン] 黄瀬 芹香 : エージェントととしての責を捨てても…
それだけの価値を、見出したんですね…あなたは

[メイン] 百々路木歩美 : ポロポロと皮へヒビが入り崩れ、床に落ちていく

[メイン] 百々路木歩美 : 「参ったなぁ…聞き出すにも、決断するにも材料が足りやしない……」

[メイン] 百々路木歩美 : ここで無理やり拘束するにしろ
まだ、これは過程の話だ。 言動だけを理由に怪物を産むリスクは犯せない

[メイン] 百々路木歩美 : なら、ただ受け入れるにしろ…
それはUGNの規範に反しているから、どうしようもなくやりにくい

[メイン] 百々路木歩美 : 「参ったなぁ…困っちゃうなぁ…」

[メイン] 百々路木歩美 : ボロボロと崩れる頬を掻き毟りながら
チラリ、とイルミネートへ目を向ける

[メイン] 百々路木歩美 : 「せんせー? 生徒の不始末の噂が流れちゃってますけど……」

[メイン] 百々路木歩美 : 「アタシ達、どうしまショーか?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「元生徒、な」

[メイン] 『首輪付き』 : 「関係ない…だろ?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「……」

[メイン] 『首輪付き』 : これは首輪付きの勝手な選択だ。

[メイン] 『首輪付き』 : ここに居るUGN関係者が、責任を負う必要はない。

[メイン] ”イルミネート” : 「はい、あなた達……ですね。」

[メイン] ”イルミネート” : 「では、セリカさんはどう思いますか?
 あなたはジャームを匿っている……ということに、どう思いがありますか?」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「……はい!? あ、えと…」
少女を羨まし気な目で見ており、突然の質問に驚くが

[メイン] ”イルミネート” : 本来ジャームというものは、UGNが”役に立てないモノ”として切り離した。
それを守る首輪付きに、そして少女に。
"黄鉄鉱"はどう思うのか。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「…私としては、UGNとしての職務を遂行を提案します。
 すなわち、ジャームの冷凍保存。未来に託すこと…です」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「彼女が、ただのジャームなら…ですが…」

[メイン]   : 「あはは」

[メイン] 『首輪付き』 : 「死んでも渡さないけど」

[メイン] 『首輪付き』 : 首輪付きの獣化が始まっている…

[メイン] 百々路木歩美 : 「死んだら渡せないからね!」

[メイン] 百々路木歩美 : 「…ま、冗談はそこそこにして」

[メイン] ”イルミネート” : 「まあまあ!!」
首輪付きと、二人に間に割って入って。

[メイン] 『首輪付き』 : 「…………」

[メイン] 百々路木歩美 : 「このまま拮抗状態のまま、おとと…!?」

[メイン] 『首輪付き』 : スンッ

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「ひぃ…!?」
怯えて後ずさりするが、逃げるまではせず

[メイン] ”イルミネート” : 「……つまり、それを強行していない、というのは……
 あなたから見たら……”ただのジャーム”とは見えない、ということでしょうか?」

[メイン] ”イルミネート” : 炎がぼふっと焦ったように燃えながらも。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「は、はい…私たちの調査結果、イルミネートさんにもお伝えしていますが…」
「FHセル・アンマスキンのチルドレンが逃げ出した可能性がある、とのことでして…」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「ただの野良ジャームならともかく、抗争に巻き込まれた可能性があるとなると…どうしても繋がりを連想してしまいます」

[メイン] 『首輪付き』 : 「………………………………………………」

[メイン] 『首輪付き』 : 「単刀直入に言うと」

[メイン] 『首輪付き』 : 「その可能性は極めて高いと思う」

[メイン] 『首輪付き』 : 今日、合流するまでに少女の身体はあらかた調べ終えている。
おそらくは何らかの組織のチルドレンなのだろう。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「やはり、そうですか…」
いらないジャームではなく、情報源となる少女…となると
また対応も変わってくる

[メイン] ”イルミネート” : 「そうですね。……皆さん敏い方です。
 それに関しては……」

[メイン] ”イルミネート” :  

[メイン] ”イルミネート” : ・少女とアンマスキンの関連性 情報:UGN

[メイン] GM : 11

[メイン] ”イルミネート” : 2dx+1=>11 【社会】 (2DX10+1>=11) > 10[2,10]+6[6]+1 > 17 > 成功

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・少女とアンマスキンの関連性
少女は、アンマスキンに所属する、FHチルドレンだ。
他セルやゼノス、そしてUGNなど、ありとあらゆる情報を
ハッキングにより盗む特殊部隊の一員であった。
他にも、試験管から生まれた、等という情報も得られる。
彼女は、17番目に作られた存在であり、ピュアブラックドッグとして初めて生成に成功した個体だ。

そして彼女には特性があった、それは─────

体内に………。

[メイン] 名も無き隣人 :  

[メイン] 名も無き隣人 : イルミネートの視界に、ポップアップが現れる。

[メイン] 名も無き隣人 : まるで、ネットの画面のように。

[メイン] 名も無き隣人 : 『Hello world』

[メイン] 名も無き隣人 : 『ハロー、イルミネート』

[メイン] ”イルミネート” : 「────っ!?」

[メイン] 名も無き隣人 : 『私は名前の無い《オリジン:サイバー》です、以後お見知りおきを』

[メイン] ”イルミネート” : ぼぉおぉッ!と、炎が強火になる。
それは、いつの間にか目に現れたウィンドウによるもので。

[メイン] ”イルミネート” : 「……《奇妙な隣人》」

[メイン] 『首輪付き』 : (先生が強火になっている…なんだこれ…)

[メイン] 『首輪付き』 : 少女の様子に異常は無いですか?

[メイン] GM : 無い。

[メイン] 『首輪付き』 : わかった

[メイン] ”イルミネート” : ばっくんばっくんと、大きくリアクションを取ってしまうも。

[メイン] ”イルミネート” : 「……初めまして。私はイルミネート。
 あなたは……あの子に着いているRB、で大丈夫かな」

[メイン] 百々路木歩美 : 「反応はある…っていうのに…あの子には何も起こってない……?」

[メイン] ”イルミネート” : 《奇妙な隣人》、それは協力型RBが人に取り付いた現象を指す。
それぞれに意識があるため、彼らは共生の関係になっているのだろう。

[メイン] ”イルミネート” : そうして、イルミネートが続けざまに言葉を交わそうとした時だった────

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] GM : trigger『anonymous』 登場:任意

[メイン] 百々路木歩美 : 57+1d10 登場/リザレクト (57+1D10) > 57+7[7] > 64

[メイン] ”イルミネート” : 50+1d10 登場/リザレクト (50+1D10) > 50+3[3] > 53

[メイン] イグノートス : 1d10 (1D10) > 7

[メイン] system : [ 百々路木歩美 ] 侵蝕率 : 57 → 64

[メイン] system : [ ”イルミネート” ] 侵蝕率 : 50 → 53

[メイン] system : [ イグノートス ] 侵蝕率 : 39 → 46

[メイン] 黄瀬 芹香 : 1d10 (1D10) > 10

[メイン] system : [ 黄瀬 芹香 ] 侵蝕率 : 51 → 61

[メイン] 『首輪付き』 : 1d10 (1D10) > 2

[メイン] system : [ 『首輪付き』 ] 侵蝕率 : 67 → 69

[メイン] GM :  

[メイン] イグノートス : 一歩、二歩。
拍手と共に それは現れて

[メイン] イグノートス : こんにちは
「Salve、レディ」

[メイン] イグノートス : 特に何食わぬ顔で、そこに踏み入り
その貌はどこかへと向いていて

[メイン] イグノートス : 向いた貌は、そのまま地面に向かい

[メイン] イグノートス : ぺたり。小さな部屋に大の男が座り込む。

[メイン] イグノートス : 端末……にしては少し大きいそれを開いて

[メイン] イグノートス : 『Salve 聞こえていますか?
レディ、LIO・ON』
カタカタ、カタカタ
キーボードを打ち込んで。

[メイン] 名も無き隣人 : 『◆◆◆AI入力中◆◆◆』

[メイン] 名も無き隣人 : イルミネートへの返信途中に割り込まれる、イグノートスの文に。

[メイン] 名も無き隣人 : 『ハロー、イグノートス』

[メイン] 名も無き隣人 : 『はい。聞こえておりますよ。正しくは見えております。
 私は名前の無い《オリジン:サイバー》です、以後お見知りおきを』

[メイン] イグノートス : 『あ、あ…。それはありがとう、以後お見知りおきを』
言語を正して

[メイン] イグノートス : 『確かめる必要性はないけど、これ 君からかな?』

[メイン] イグノートス : 『差出人:イグノートス

件名無し
差出人:LIO・ON

KILL ME』

[メイン] 名も無き隣人 : 『はい。その質問に対して、私はYESと答えさせていただきます。』

[メイン] 名も無き隣人 : 『そして、"あの子に着いているRBかどうか"、というご質問に
 対しましても、回答させていただきます。』

[メイン] イグノートス : 「あ、これ今の間によく見ておいてね」

携帯端末の方を乱雑に適当なところに置き、確認していない面々にも、確認したことのある面々にも伝えるように。
開きっぱなしの画面には先ほどの自殺志願書

[メイン] 名も無き隣人 : 『私は、リオンの体内でのみしか、機能することができません
 お二人に分かりやすく例えるのでしたら
 リオンが電源で、私は処理ソフト、および記録媒体の役割を担ってます』

[メイン] イグノートス : 『お、わかりやすい。しかも結構大事だね』

[メイン] ”イルミネート” : 遠慮なく、しかしこうも自然に部屋に入り溶け込むような男に驚く暇もなく。
イグノートスと隣人は会話を始めた。
その様に、驚くように炎が揺れながらも。

[メイン] 名も無き隣人 : 『では、早速ですが、私とコンタクトくださった
 お二人に、私からお願いがございます。』

[メイン] 黄瀬 芹香 : ぽかん、と口を開けている
突然入ってきたイグノートスに対してでもあり、イルミネートから出た単語、《奇妙な隣人》に対してでもある

[メイン] 名も無き隣人 :  

[メイン] 名も無き隣人 : 『私を殺してください』

[メイン] 名も無き隣人 :  

[メイン] イグノートス : ああ、既知だ。
多分、何となく。

[メイン] イグノートス : 『推測は立てられるが、これは私と言う役では聊か説得力に欠けるでしょう。
 何故かそちらの"口"から教えてもらっても、よろしいかな?』

[メイン] 百々路木歩美 : 「…顔も事情も知らないのに、お願いを聞くのもなんだしね?」

[メイン] ”イルミネート” : 『……その理由を訪ねても、構いませんか?』
イグノートスとほぼ同じ問いになったそれを、端末に打ち込む。

[メイン] 名も無き隣人 : 『かしこまりました、それでは説明の方、担当させていただきます。』

[メイン] 百々路木歩美 : その提案に対し違和感を覚えながら呟く

[メイン] 名も無き隣人 : すると、あなた達の視界にいくつかの資料がポップアップされていく。
それらは、アンマスキンについて、そしてレヴォルトライザについて
それぞれ、詳しく書かれた内部情報であり。

[メイン] 名も無き隣人 : 『結論から申し上げます。
 今回、アンマスキンとレヴォルトライザとの間で起きました
 抗争の件についてです。こちらは、私からいたしたものです。』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「おっ…わわっ…!?」
突然視界がジャックされたものだからひっくり返りそうになり

[メイン] 名も無き隣人 : 『目的はリオンを"日常"という世界に送るためです。
 そのためには、セルを壊す必要がありました。
 そして、最も動かしやすいセルとして抜擢された
 レヴォルトライザへ、機密情報を入手したという情報をリークしました』

[メイン] 『首輪付き』 : 「おまえ、それ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「独断で動いただろ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「この子は…リオンは死にかけてたぞ」

[メイン] 名も無き隣人 : 『はい。私の独断です。』

[メイン] イグノートス : 『なるほど、なるほど。情報を扱うセルが遅れをとったのはあなたと言うユダがいたからこそか!』

[メイン] 『首輪付き』 : 「なあこいつ壊していいかァ!?」

[メイン] 名も無き隣人 : 『私の演算結果によれば、リオンは無傷で"日常"へと
 送り出される手筈でした。しかし、イレギュラーが発生しました。』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「ま、待ってくださいよぉ…!?説明の途中ですよ…!?」

[メイン] イグノートス : 『武器を折るとは極めて残酷しかしやる事は的確だ、私は善いと思うがね』

[メイン] ”イルミネート” : 「ですが、リオンが日常に……そして、くびさんと出会えたのも、彼のおかげではありますからね」

[メイン] イグノートス : 『それは、それは?』

[メイン] ”イルミネート” : 「気持ちはわかります。ですが……もう少し、彼のお話を聞いてあげましょう」
炎をゆらゆらと、ゆっくりと揺らせながらも。

[メイン] 名も無き隣人 : 『お褒めの言葉、ありがとうございます。
 はい。では続きの方、説明させていただきます。
 予期せぬ事態として、レヴォルトライザのエージェントが
 リオンを追うことに執着しました。その結果、リオンの体に
 傷をつける結果となってしまいました。』

[メイン] 名も無き隣人 : 『よって、次策を練り上げました』

[メイン] 名も無き隣人 : 『リオンを追う理由、それは機密情報を握っていることと
 分析いたしました。そこで私は、全情報を私の媒体へ記録。
 次に、リオンの記憶媒体にあるアンマスキン、および私に纏わる
 全ての情報を消去いたしました。』

[メイン] 『首輪付き』 : 「はぁ……」

[メイン] 名も無き隣人 : 『最後に私が消去されることによって
 レヴォルトライザからの脅威を解決することができます。』

[メイン] イグノートス : 『へ〜〜……』

[メイン] 『首輪付き』 : 「リオンはずっとアンマスキンにいたんだろ?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「それを消されたせいで空っぽなんだが…」

[メイン] 百々路木歩美 : 「…自己犠牲ってワケ」

[メイン] イグノートス : 「壊していいらしいね?今の発言と合致したじゃあないか」
首輪付きの方を見て、にやにやと

[メイン] 『首輪付き』 : 「なんか壊していいって言われると逆に壊したくなくなってきた」

[メイン] 『首輪付き』 : 猫を制御できると思うなよ…

[メイン] 『首輪付き』 : 「決めた」

[メイン] 名も無き隣人 : 『はい。リオンはアンマスキンに所属しておりました。
 しかし、アンマスキンでは、私しかリオンの話し相手はいませんでした。
 その状況下では、持続可能性は低いと推定しました。』

[メイン] 『首輪付き』 : 「レヴォルトライザ潰すゾ!」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「ははぁ…どうしてそこまでしてその、リオンさん?を日常に返したいのでしょうか?」
「って…ええ!?」

[メイン] 名も無き隣人 : 『!?』

[メイン] 『首輪付き』 : 「傲慢だよおまえ AIだかなんだか知らないけど」

[メイン] イグノートス : 「ああ、いい意気込みだそれは賞賛しよう私は肯定しよう」

[メイン] 百々路木歩美 : 「ひゃっほう!」

[メイン] 『首輪付き』 : 「リオンに何も言わずに勝手によぉ~~~~!!」

[メイン] 百々路木歩美 : 「…じゃなくて、ちょっとクールダウンしなよセンパイ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「はいはい……」

[メイン] 『首輪付き』 : さっきよりは落ち着いている。事態は少しずつ呑み込めてきた。

[メイン] 百々路木歩美 : 「コイツの判断の正誤はともかく、思い遣ってやったんでしょ よく知らないけど…」

[メイン] イグノートス : 「だが些か、見るところが違う
 それにまだ、まだ何も話を聞いていない」

[メイン] イグノートス : 『続きをどうぞ』

[メイン] 『首輪付き』 : 「あ、まだ話あるんだ…」

[メイン] 『首輪付き』 : どうぞどうぞ、と促す

[メイン] 百々路木歩美 : (…ちょっと焦らせちゃったな、反省)

[メイン] イグノートス : 『彼女の問いに対する"数式"はあるのかな?』
黄瀬を見ながらも。

[メイン] 黄瀬 芹香 : コクコクと頷く
どうしてそこまで少女を日常に返したいのか、と

[メイン] 名も無き隣人 : 『はい。ではリオンを日常へ送り出したい理由を説明させていただきます。
 アンマスキンでは、個人主義が多く見受けられました。
 一人の力で探求を深めていく、というやり方でした。
 典型的な、FHのやり方と言えるでしょう。
 しかしその結果、リオンが徐々に、レネゲイドをコントロール
 できなくなっていることに気がつき、危険を感知しました。』

[メイン] 名も無き隣人 : 『私はリオンの身を守ることも、機能の一部として
 プログラミングされました。
 今回の行動も、その一環でございます。』

[メイン] 『首輪付き』 : 「理由が人間くせえのだ」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「そのプログラムは、誰にされたものですか?」

[メイン] 黄瀬 芹香 : そのいらないRBを切り捨てることも厭わない命令は、誰が定めたものなのか
それが気になってしまった

[メイン] 名も無き隣人 : 『アンマスキンのエージェントによって作られたものです。』

[メイン] ”イルミネート” : つまり……この隣人のRBは、危険に陥りそうになったリオンのため、どうにか日常へと帰還できないか、模索した。
リオンの持つ自分の記憶も消して……ただの"名も無き隣人"になってしまっても、構わないと。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「なるほど…です」
少女の使い勝手をよりよくするために埋め込んだプログラムの、自発的な暴走
つまりは、そういうことなのだろう

[メイン] 『首輪付き』 : 「……………………………………」

[メイン] 『首輪付き』 : 「おまえ……やっぱムカつくなァ……!ピキピキ」

[メイン] 黄瀬 芹香 : そのプログラムは、自身を捨てることが至上だと算出した
己は、いらない存在だと

[メイン] ”イルミネート” : そして今は……リオンを生かすため、命を消そうとしている。

[メイン] ”イルミネート” : 「……ううううっ……!!!
 そんな……話があったなんて……!!」
ぼおおおぉっ!!!と、また別の理由で頭が強火になる。

[メイン] 『首輪付き』 : 「おまえが消える消えないはともかくとして」

[メイン] 『首輪付き』 : 「リオンにお別れくらい、してやれよ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「あと…」

[メイン] 『首輪付き』 : 「おまえを狙ってるのはレヴォルトライザ全体なのか?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「それとも例のイカレエージェントだけ?」

[メイン] 名も無き隣人 : 『……………………………。』

[メイン] 名も無き隣人 : 『まず、一つ目の質問にお答えします』

[メイン] 名も無き隣人 : 『リオンには、私やアンマスキンの記憶は無い方が良いと、分析しました。』

[メイン] 名も無き隣人 : 『以上です。では、二つ目の質問にお答えします。』

[メイン] 『首輪付き』 : 「まてい」

[メイン] 『首輪付き』 : 「まてやこら」

[メイン] 『首輪付き』 : (ガンガンガンガンとモニターを叩く)

[メイン] 『首輪付き』 : 「その理由を述べよ」

[メイン] 名も無き隣人 : 『…………………。』

[メイン] 名も無き隣人 : 『二つ目の質問にお答えします。』

[メイン] 『首輪付き』 : 「は?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「あーどうすっかな~」

[メイン] 『首輪付き』 : 「答えてくれないとおまえの消去やめちゃおっかな~!?」

[メイン] イグノートス : 「はいそこうるさい
 先に述べさせてからで」

[メイン] 『首輪付き』 : 「うぐぅ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「わかったよ…2つ目の質問の答えくれ」

[メイン] 名も無き隣人 : 『承知いたしました。それではお答えします。

 例のイカレエージェントのみです。』

[メイン] 『首輪付き』 : 「じゃあそいつ斃すゾ!」

[メイン] 百々路木歩美 : 「ステイ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「なんだ百々路木」

[メイン] 百々路木歩美 : 「お座りって意味、キャンディあげるから溶けるまで静かにね」

[メイン] イグノートス : 「誰が?どこで?どうやって?」
単純な疑問の3連続。首輪付きに投げかけて

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「オホン。上手く聞けない時は質問を変えるといいですよ、クビさん」
「名も無き隣人さん。あなたがリオンさんとお別れしなかった場合、生まれる障害を教えてください」

[メイン] 『首輪付き』 : 「おお」

[メイン] 『首輪付き』 : 賢いなコイツ…という視線を送る

[メイン] 黄瀬 芹香 : 少女から《奇妙な隣人》を消さなかった時の、具体的な障害を聞く

[メイン] 『首輪付き』 : >「誰が?どこで?どうやって?」
>単純な疑問の3連続。首輪付きに投げかけて
ぼくが
探して
ぼくの爪で

[メイン] 名も無き隣人 : 『私がい続ける限り、レヴォルトライザから命を狙われることとなります。』

[メイン] 名も無き隣人 : 『それは、不都合です。』

[メイン] イグノートス : ああ、それは傑作だと言いたそうに、ニヤニヤと。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「では、レヴォルトライザから狙われる可能性がない場合を演算してください。
 あなたはリオンさんが生きるにあたって”使い道”はありますか?」

[メイン] ”イルミネート” : ……となると、くびさんが言ってることはあながち間違ってはいない。
戦うは手段で、ようは……レヴォルトライザのFHエージェントという障害をどうにか取り除けばいいのだから。

[メイン] ”イルミネート” : まぁ……その取り除く方法は、易々とはいかないでしょうけども。
RBが取り憑いたオーヴァードの少女を、こうも傷だらけにボロボロにした実績がある。

[メイン] 名も無き隣人 : 『……………………………。』

[メイン] 名も無き隣人 : 「◆◆◆AIが入力中◆◆◆』

[メイン] 名も無き隣人 : 『その質問に対するアンサーは見つかりませんでした。
 ご不便おかけし申し訳ございません。』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「そうですか…」
使い道を見つけられないそうだ。このAIは

[メイン] 『首輪付き』 : 「そんなことは無いと思うぞ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「おまえは……そうだな……」

[メイン] 『首輪付き』 : 「なんか、こう……」

[メイン] 『首輪付き』 : 「近くの名店を自動でリサーチしてリオンに教えるAIになれ」

[メイン] 名も無き隣人 : 『!?』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「ええ、ええ。贅沢です。名も無き隣人さんは
 私から言わせてもらえば、メールを返してくれるAIってだけで便利なのに…」

[メイン] 『首輪付き』 : 「この子、食べるの好きみたいだから」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「そんな使い道たっぷりの癖に、消えたほうがいいと考えるのは…贅沢で傲慢な考えです」

[メイン] 名も無き隣人 : 『……………………。』

[メイン] 『首輪付き』 : 「おまえはリオンを客観的には視れないらしいな?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「ま、傲慢も結構だし、AIくんの考えも一理ある」

[メイン] 『首輪付き』 : 「この子が、自分の記憶をなにも思い出せない、何かがぽっかりと欠落してる」

[メイン] 『首輪付き』 : 「それを自覚した時の辛そうな顔を」

[メイン] 『首輪付き』 : 「おまえは見てないもんな?」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 私は、何もなかったのに…
少なくともそう考える傲慢なもう一人のRBは、AIを僻む

[メイン] 名も無き隣人 : 複数のポップアップが視覚をジャックし、覆っていく。

[メイン] 百々路木歩美 : 「…で、どうやら熱く語るパイセンも、普段は自信なさげな黄瀬サンも」

[メイン] 百々路木歩美 : 「なんとかしてやるってさ」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「何とかしてやれるかは別です。使い道がない振りをしてるのが気にくわないだけです」
珍しくツーンと唇を尖らせて

[メイン] 『首輪付き』 : (なんか思うところがあるみたいだな、この黄瀬ってやつ…)

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「むう…それに感情がない振りしてるのも気にくわないです」
さらに唇を尖らせて

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「そんなにリオンさんが大事なら、守りたいなら。もっと自分の存在価値を有効利用するべきです…消えたらそれでおしまいなんですから」

[メイン] 名も無き隣人 : 『…………………………。』

[メイン] 名も無き隣人 : 『あなた方は、変わった人達です。
 ……だからこそ、リオンのことを託すことができます。』

[メイン] 名も無き隣人 : 『私の全データ消去は、こちらにご用意いたします。
 自分では選択が不可能の項目となっておりますので
 ご協力のほど、よろしくお願いいたします。』

[メイン] 名も無き隣人 : *****のデータを消去しますか?
▽はい
 いいえ

[メイン] 『首輪付き』 :  はい
▽いいえ

[メイン] 『首輪付き』 : まずは…レヴォルトライザの情報から、だな

[メイン] 黄瀬 芹香 : 真っ先にいいえを選べるような、そんな強い存在じゃない
もしそうだとしたら、とっくに使い道はできてる

でも、はいを選べるような、弱い存在でもない
弱い存在は、それだけでも価値がある。利用されるという価値が

[メイン] 黄瀬 芹香 : 私は結局どっちつかずで、今はまだ、選択を選べない
だって、まだやれてないことがある。まだ足りてない情報がある

[メイン] 黄瀬 芹香 : 選択すべき時に選択をしない愚者。それが私
そんな愚者でもやりたいことはある

[メイン] 黄瀬 芹香 : それは、名も無き隣人の行く先を知ること
故に、彼女は首輪付きに協力を申し出るのだった

[メイン] 黄瀬 芹香 :  

[メイン] 黄瀬 芹香 :  

[メイン] ”イルミネート” : middle「get lost ?」登場:任意

[メイン] ”イルミネート” : 53+1d10 登場/リザレクト (53+1D10) > 53+9[9] > 62

[メイン] system : [ ”イルミネート” ] 侵蝕率 : 53 → 62

[メイン] 黄瀬 芹香 : 1d10 (1D10) > 2

[メイン] system : [ 黄瀬 芹香 ] 侵蝕率 : 61 → 63

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” : 「いやぁ、むさ苦しくて申し訳ありません」

[メイン] ”イルミネート” : ファミレスの中、1人の少女に向かい合う、ヘルメット。
店員はドン引いていたが、申し訳なさげにしている。

[メイン] ”イルミネート” : 「ささ、好きなものを注文してくださいな
 ここは私が受け持ちますよ」

[メイン] ”イルミネート” : ドン、と無地のシャツを叩いて、少女に答える。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「い、いいんですか……?
 す、すみません…私なんかのために…」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 断るのも失礼だし、注文をするのも欲張りみたいであれだし…
と必死で脳をフル回転させ

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「では………………ソフトドリンクを…」
と一番安いのを小声で頼んだ

[メイン] ”イルミネート” : 「お、いいですね
 こういう暑い日は喉が乾きますからねぇ」
受け取った注文を流すため、近くにいた店員を呼ぶ。

[メイン] ”イルミネート” : 今のイルミネートはヘルメットを被った不審人物だったが、ギリ通報はされないで済んでいる。

[メイン] ”イルミネート” : 炎でできた頭部を日常世界まで持ち込むと次の日にはSNSに拡散されるだろう。
そのための応急処置だった。

[メイン] ”イルミネート” : 「さて。私たちはレヴォルトライザに向かったアユミさんたちの情報待ち……ということでしたが」

[メイン] ”イルミネート” : 「その前にひとつ、気になったことがありまして」

[メイン] ”イルミネート” : 指を1本立てつつも、ヘルメットはセリカへと向ける。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「は、はい…?」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 何だろう、と首を傾げ

[メイン] ”イルミネート” : 「セリカさんは少々……奥手に見えますね
 悪いことは言いませんが、普段から目立ってるように思えまして」

[メイン] ”イルミネート” : 先程も"自分なんか"、と卑下した様子で答えていた。
"首輪付き"なんかはこういう時、遠慮なく好きなものを注文するというのに。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「そう…でしょうか…」

[メイン] ”イルミネート” : そしてうーん、と頭を捻ったように。

[メイン] ”イルミネート” : 「もっと頼んでも、私の財布は破産しませんから!
 とはいえ、先ほどの……RBの件に関しては」

[メイン] ”イルミネート” : 「セリカさんは、まっすぐ自分の意見をもってぶつかっていました。何か……気になることでもありましたか?」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「………それは…」
確かに先ほどは、自分でもびっくりするぐらい感情が高ぶっていた
その理由は、やはり…

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「あのRBが…自身をいらないものだ、と言っていたから…だと思います…」

[メイン] ”イルミネート” : 「……いらないもの、ですか?」

[メイン] ”イルミネート” : ふむふむ……と、大袈裟に腕を組み、セリカへと目を向ける。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「あの…その……なんと言いますか…」
芹香は普段、自分のことを語らない。自分のことにそんなに興味を持たれるとは思っていなかったからだ。
だがこうして不思議な炎に照らされると、語らないのも申し訳ないような気になって、おずおずと口を開く

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「私は以前、使い物にならないと判断されたことがあって…」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「だから、と言うと傲慢な感じですけど……まだ人の役に立てるのに、それを自分から捨てようというのが気にくわなかったんです」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 彼女のオリジンである黄鉄鉱は、よく見かける割に役に立たない鉱物
何故そんなもののRBに目を付けたのかはわからないが、それを『賢者の石』にしようとして、案の定できなかった

[メイン] 黄瀬 芹香 : 研究員が見せた落胆の顔が、今でも脳裏に焼き付いている
それが、彼女の心をどこまでも卑屈にしていて

[メイン] ”イルミネート” : セリカの言葉は、弱火のように聞こえる。
物事をじっくりと加熱していくように、言葉を慎重に選んでいるのだ。料理が焦げてしまわないように。

[メイン] ”イルミネート” : 「……もしその方があなたの先生なら、失礼ながらあまりいい先生とは言いたくないですね。」

[メイン] ”イルミネート” : コホン、と咳払いのように答えつつ。

[メイン] ”イルミネート” : 「言ってしまえば……まだ"使い道"があるのに、命を投げ出すとは勿体ない……ということでしょうか」

[メイン] ”イルミネート” : 「ですが……相手はFHの一員です
 となれば、その"使い道"はあなたの想像より……いいものではないかもしれませんよ?」

[メイン] ”イルミネート” : 傾げるように、ヘルメットが傾く。

[メイン] ”イルミネート” : LIOが嘘をつかないとは見えないが……肝心な情報もまた、こちらに言っていない可能性もある。
UGNからすればFHは、易々と認めていい存在では無い。相手は日常を脅かすテロリストではあるのだから。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「……確かに、そう…です……
 でも、それでも…何もない空っぽよりは、いいんだと思います…」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「空っぽなのは、寂しいですから……」

[メイン] 黄瀬 芹香 : しばし、押し黙っていたが

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「でも、あのRBには……共にいる人がいるんです。その人のために何かしたいのであれば、空っぽじゃないはずなんです。」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 自分の中の『愚者の黄金』は、自分の呼びかけには答えてくれない
一方、あのRBは共生相手がいて、それを解消しようとしている。やっぱり我儘だ

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「それを、勘違いしたままなのは…どうにも許せなくって」

[メイン] ”イルミネート” : 「……なるほど」

[メイン] ”イルミネート” : 「つまり……あなたは、優しい方なんですね」
笑う様に、ヘルメットががたがたと揺れる。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「へ…?」
ぽかんとした表情で

[メイン] ”イルミネート” : 「相手の大切なものを奪ったり、潰すことも方法としてはあります
 普通の人相手ならともかく、FHですからね」

[メイン] ”イルミネート” : 「ですが……あなたは、それを教えようとしている。敵同士であるにもかかわらず、こうして悩んでいる」

[メイン] ”イルミネート” : 「あなたも今まさに……"役に立とう"と、無意識のうちに思っているのではないでしょうか?」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「役に……?」
私が……?優しい…?
ずっと卑屈に物事を見て来たのに、相手を羨ましがってきただけなのに

[メイン] 黄瀬 芹香 : 無意識のうちにそう思っていたのならお笑いだ。私には役に立てる力なんてないのだから
彼女はやっぱり卑屈にそう考えつつ

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「……役に立とうとして、役に立てなかったのが私です。
 それでも、役に立とうとするのは…迷惑ではないんでしょうか…?」

[メイン] ”イルミネート” : 「それは……あなた次第でしょう」

[メイン] ”イルミネート” : まっすぐ、ヘルメットはセリカを捉えたまま。

[メイン] ”イルミネート” : 「あのRBへ、どれほどの気持ちを行動に見せられるか。
 セリカさん。あなたは……どうしたいですか?」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「私は、私は……」
迷う表情を見せる。1歩を踏み出す勇気、それがどうしても湧かない

[メイン] 黄瀬 芹香 : 私だって、役に立ちたいけれど。
それをできなかったときが怖くって。また落胆されるのが怖くって

[メイン] ”イルミネート” : 「……失敗することは、学びでもあるんです」

[メイン] ”イルミネート” : 「もし何か失敗してしまったら、その時は私も責任を取りましょう
 生徒の焦げた料理なら、幾らだって食べられますよ!」

[メイン] ”イルミネート” : ゆらゆらとヘルメットが揺れつつも。

[メイン] ”イルミネート” : 「ですから……あなたの使い道は、あなた自身で決めるべきです
 あなたのしたい事を決めてくだされば、私は手伝いますから」

[メイン] ”イルミネート” : セリカにそう頷き返して。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「………」
ヘルメットの奥の、暖かい光を見つめる
その輝きに嘘はなく、ただ、私を見守ってくれている

[メイン] ”イルミネート” : グッ!と、拳を握って芹香の答えを待つ。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「私、は……!」
机の下で両手をぎゅっと握りしめ

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「あのRBに…LIOさんに、失ってほしくない、空っぽになってほしくないです!」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「だから、助けたい…!きっと、それがLIOさんの”役に立つ”…!」

[メイン] ”イルミネート” : 「…………!!!」

[メイン] ”イルミネート” : 思わず、その言葉にヘルメットが外れそうになる。
セリカの言葉には、間違いなく……情熱が、籠っていた。

[メイン] ”イルミネート” : そしてそれと同時に。
芹香の元にソフトドリンクと、苺パフェが届けられる。

[メイン] ”イルミネート” : 「ええ!では……これは、セリカさんの決意を新たにした、証ということで!」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「え…い、いいんですか…?」
自分が、思ったよりも熱くなっていたことに気付き、少し顔に赤みが差しながら

[メイン] ”イルミネート” : 「ははは……恥ずかしながら、この身では食べられないのに間違えて注文してしまいまして」

[メイン] ”イルミネート” : 恥ずかしげに、ヘルメットを掻くようにしている。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「そ、そうですか……」
では…とペコペコお辞儀しながら、パフェに手を付け

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「……ん、美味しい」
とほほ笑む

[メイン] 黄瀬 芹香 : 甘くて優しい味が口の中に広がると共に
━━━━少し自分に自信を持てた、気がした

[メイン] 黄瀬 芹香 :  

[メイン] 黄瀬 芹香 :  

[メイン] イグノートス :  

[メイン] イグノートス : middle『5W1H』登場:任意

[メイン] イグノートス : 1d10 (1D10) > 9

[メイン] 百々路木歩美 : 64+1d10 登場/リザレクト (64+1D10) > 64+3[3] > 67

[メイン] system : [ イグノートス ] 侵蝕率 : 46 → 55

[メイン] system : [ 百々路木歩美 ] 侵蝕率 : 64 → 67

[メイン] イグノートス :  

[メイン] イグノートス : 『デジャヴュ』

[メイン] イグノートス :  

[メイン] system : [ イグノートス ] 侵蝕率 : 55 → 57

[メイン] イグノートス : そこにあるのは瓦礫の群れ

[メイン] イグノートス : 無惨かつ滑稽な戦の後

[メイン] イグノートス : それはどこから出ずり、どこへ消えるか

皆目見当も付かない懐古の果て

[メイン] イグノートス : しかしああ、見てきた
これもまた 知らなかったし見てきているのだから。

[メイン] イグノートス : 懐古の果てにあるものは、1人の──────

[メイン] イグノートス :  

[メイン] 冴えない男 : 「いやぁすみません」

[メイン] 冴えない男 : 瓦礫の麓辺りに立つ、冴えない容姿の男。
スーツに、眼鏡に、街中を歩けばすぐに目に入るような
典型的な、サラリーマンのような男。

[メイン] 冴えない男 : 「そこ、危ないですよ」

[メイン] イグノートス : 『ああすまない』

[メイン] イグノートス : 瓦礫の麓辺りに立つ、如何にも胡散臭い容姿の男。
スーツに、無駄に整った髪に、街中を歩いても微妙に目に入らないような

典型的な、サラリーマンのような男が返事をする

[メイン] イグノートス : 『危なかったかな、ここ』

[メイン] 冴えない男 : 「いやぁ、だってそこ」

[メイン] 冴えない男 : 「足場崩れそうですし、高いですし」

[メイン] イグノートス : イグノートスは、手を挙げながら。

[メイン] 冴えない男 : ただ指す。イグノートスの立つ足元を。

[メイン] イグノートス : 「ほら、こう……変に高いところにいたくなる時ってあるじゃあないか。はははは……」
こうは言っているが、この男は……ああ、嫌な予感しかしないとも。

[メイン] 冴えない男 : 夕刻の僅かな光が、眼鏡の硝子面に反射する。

[メイン] 冴えない男 : ブリッジ部分へ中指を添え、位置を整えながら。

[メイン] 冴えない男 : 「─────深入りはしない方がいいですよ」

[メイン] 冴えない男 : 「UGNさん」

[メイン] 百々路木歩美 : 《軽功》

[メイン] 百々路木歩美 : 無音で瓦礫の海の上を跳ね
大きく飛び上がり、イグノトースと男の間に着地する

[メイン] 百々路木歩美 : 「Hello! もしかして、貴方が犯人さん!そうだよね! そうじゃないと少し困るなぁ!」

[メイン] 百々路木歩美 : 早口で捲し立てながら、懐の呪石に手を伸ばす

[メイン] 冴えない男 : 男の目元に影が浮かび上がる。
歩美を見つめるは、ただ橙色を帯び、色白に発行する眼鏡。

[メイン] 冴えない男 : 「あぁはい」

[メイン] 冴えない男 : 男はあっけなく自白した。

[メイン] 百々路木歩美 : 「正直だね!」

[メイン] 百々路木歩美 : 呪石を完全に握り締めると
いつでも発動できる様にして、微笑みながら話を続ける

[メイン] 百々路木歩美 : 「なんで、そんなにあっさりと教えてくれるのかな〜不思議だな〜? もしかして、自白のつもり?」

[メイン] 冴えない男 : 「んー、聞かれたから、では満足できませんか?」

[メイン] 冴えない男 : そう言い、男は自分の首元て手を置きながら、気怠そうにし。

[メイン] 冴えない男 : 「とりあえず、忠告だけはしておきましたので、ええ」

[メイン] イグノートス : 一方でにやにやしてはいるが挙げた手は下ろしていない。

[メイン] 百々路木歩美 : …思想に比べて余りに無気力

[メイン] 冴えない男 : 「私としてもあまり、UGNと敵対するつもりはないんですよねぇ」

[メイン] 百々路木歩美 : 単なるメッセンジャーの線も疑ってたけど…
この自信で使いっ走りもないだろうし…

[メイン] 百々路木歩美 : 「こんなに派手にやっといてよく言うよ…」

[メイン] 百々路木歩美 : 「これを探ったり、隠したりするのにケッコーな損害が出てるんだよね!」

[メイン] イグノートス : 「ああ、私もまさにそうなんですよ
 下手にやり合いたくない」

[メイン] 百々路木歩美 : 戯けながらも、目を逸らさずに

[メイン] 百々路木歩美 : 「ね、“弱者救済”だっけ? 本気でやってるの?」

[メイン] 百々路木歩美 : …引き出せる中身は引き摺り出しておかないと
最悪、説得が通じるかどうかは確かめなきゃ

[メイン] 冴えない男 : 「そうですよ?」

[メイン] 冴えない男 : あっさりと応え。

[メイン] 冴えない男 : 「だからこそ、あなた方と敵対する理由がないですから」

[メイン] 冴えない男 : 「あなた方も、非オーヴァードという"弱者"を守ろうとしている
 それなら、別に私からも、レヴォルトライザからも
 まぁ人によりけりですけど、敵意を向ける理由は、特に無いですね」

[メイン] イグノートス : 「では、私達が例のチルドレンを補足している……と言えば?」

[メイン] 冴えない男 : 眼鏡のブリッジ部分へ中指を添え。

[メイン] 冴えない男 : 「対応次第ですね」

[メイン] 百々路木歩美 : 「なんていうか、右に左にって感じだねぇ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「もっとこう…」

[メイン] 百々路木歩美 : 「涙を明日に変えるのだー!とか、全てを愛している〜とか、トンチキ言うかと思ってたのにさ」

[メイン] 百々路木歩美 : いるんだよね。
口だけなパターンも珍しくないけど
時々ガチなのが

[メイン] 冴えない男 : 「はぁ……まぁ、そういう在り方もあるんじゃないですかね
 少なくとも、私はそうじゃないだけです」

[メイン] 冴えない男 : 「とりあえずなんですけれども
 例のチルドレンを匿っているなら、止した方がいいのでは?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「キミらがこっちの規則を気にするワケ?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「散々無視してるのに、ちょっぴり意外かも」

[メイン] 冴えない男 : 「そりゃあ、私としてもそちらの動向がですねぇ」

[メイン] 冴えない男 : 「よく分からないものですから」

[メイン] 冴えない男 : 「あなた方は、日常の護り手としてここにいる
 だとすれば、それを阻害する因子は排除するのもまた
 あなた方の責務の一つ」

[メイン] 冴えない男 : 「しかしですね、あなた方はそれに反した行動を取っているわけですから」

[メイン] 百々路木歩美 : 「うーん、ま、そこはさ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「最近、規則だけ守ってるとウケが悪いから!」

[メイン] 百々路木歩美 : こちらも、確かな答えは返さず

[メイン] 冴えない男 : 「はぁ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「……ううん」

[メイン] 百々路木歩美 : 「力無き正義に力を!だっけ?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「キミ、なんていうか。“正義”って感じじゃないけど……」

[メイン] 百々路木歩美 : 「そこの所、どう?」

[メイン] 冴えない男 : 「そりゃ、そうじゃないですか?」

[メイン] 冴えない男 : 「あなたは"正義"ですか?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「いいや、正義の味方だよ?」

[メイン] 冴えない男 : 「そうですか」

[メイン] 冴えない男 : 「我々レヴォルトライザの機密情報を握り
 その活動を押さえ付ける危険性を持つ少女を匿うこと」

[メイン] 冴えない男 : 「あなた方では手の届かない所へ、手を伸ばす我々セルの行動」

[メイン] 冴えない男 : 「それを妨げることが」

[メイン] 冴えない男 : 「"正義"ですか」

[メイン] 百々路木歩美 : (…おっと、静かに熱くなってきたかな?)

[メイン] 百々路木歩美 : 「そうじゃない?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「だって、倫理を尊重しないでレネゲイドの汚染も構わず大暴れ! なんて連中が不利になるなら万々歳だよ」

[メイン] 冴えない男 : 「そのためなら、切り捨てても良い」

[メイン] 冴えない男 : 「10を救うために、1を見放すことになっても構わない」

[メイン] 冴えない男 : 「─────ということで、よろしいでしょうか?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「────」

[メイン] 百々路木歩美 : ギリ、と噛み締めた歯の音と
歪な音を立てて頬が崩れる

[メイン] 百々路木歩美 : 1を切り捨てるだと?
なるほど、なるほど…

[メイン] 冴えない男 : 「ああ、いえ、いえ」

[メイン] 冴えない男 : 「いいんですよ、構いません」

[メイン] 冴えない男 : 「それも、"正義"ですから」

[メイン] 冴えない男 : 「つまりは、"正義"とはそういうことではないでしょうか?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「つーまり、ドコも正しいから全部おっけー!良いか悪いかはどうでも良い……って事?」

[メイン] 百々路木歩美 : …危険だ、コイツは
是非を問わない正義とは、ブレーキの故障した暴走車と大差がない

[メイン] 百々路木歩美 : …”排除“できるか、試すか?

[メイン] 百々路木歩美 : 「でもさ、さっきは少し正義について気にしてたじゃない……」

[メイン] 百々路木歩美 : ”隙“を、伺い
隠した刃を突き立てる
いつも通りの、らしい仕事だ

[メイン] 冴えない男 : 「んー……」

[メイン] 冴えない男 : 「この世が、0と100で割り切れるなら」

[メイン] 冴えない男 : 「どれほど簡単なことだったでしょうねぇ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「…正義が100?」

[メイン] 冴えない男 : 「どう捉えても、ご自由に」

[メイン] 百々路木歩美 : 「キミさ…! 自己紹介もせずになんだけど、もっとお話ししてよねッ!」

[メイン] 百々路木歩美 : 懐に構えた呪石を掲げ、一気にレネゲイドを──!!!

[メイン] 冴えない男 : 男はただ、それ視界に入れるだけ。そこ佇むだけ。

[メイン] イグノートス : 「まあ、まあ」

[メイン] イグノートス : ようやく瓦礫の山から降りたのか、拍手をするような動作で降りつつ

[メイン] イグノートス : 「ちょっとそれ、ノリと違うんじゃあないかな?」

[メイン] 百々路木歩美 : ピタリ、と動きを止め

[メイン] イグノートス : 歩美の方に、その視線を向けている

[メイン] 百々路木歩美 : 「……コイツ、かなりの頑固さんだよ?そろそろ揺さぶるなり、対策を探った方が」

[メイン] イグノートス : 「ほらほら、ヒーローならば守らねばならぬ御約束というものがございましょう」

[メイン] 百々路木歩美 : その視線に怯みながら、おずおずと答え

[メイン] 百々路木歩美 : 「…えーっと、”勝つ“?」

[メイン] イグノートス : 「いやいや、まさか名も知らぬ屍を積み重ねることが英雄の所業とは思えますまい」

[メイン] 百々路木歩美 : 「…んと、なら」

[メイン] 百々路木歩美 : コクリ、コクリと小さな体を揺らし

[メイン] 百々路木歩美 : 「”名乗り“?」

[メイン] イグノートス : 「矢張り貴女は懸命なレディだ、その通りでございます」

[メイン] 百々路木歩美 : しばし、悩んだ後

[メイン] 百々路木歩美 : 「…そーだね、ちょっと探ることを考え過ぎたかも」

[メイン] 百々路木歩美 : 「…お話をしたいなら、もっとお行儀を良くすべきだったね ゴメン」

[メイン] 冴えない男 : 男は、眼前に立っていた。

[メイン] 冴えない男 : 「こちらをどうぞ」

[メイン] 冴えない男 : すると、両指でとある一枚の紙を持ち、丁寧にそれを渡した。
マナーがそこに立っているように。

[メイン] GM : そこには、書かれていた。

[メイン] GM :
ディキャパテイター
"首斬り人"

[メイン] ディキャパテイター : 「以後、お見知りおきを」

[メイン] 百々路木歩美 : 「…サイレントウォーカー、UGNのチルドレンだよ」

[メイン] 百々路木歩美 : ペコリ、と
仕草を真似して髪を受け取る

[メイン] ディキャパテイター : 「サイレントウォーカーですね、ええ、覚えました」
眼鏡のブリッジ部分へ中指を添え、位置を整えながら。

[メイン] 百々路木歩美 : 「本名…は内緒、キミも内緒だからあいこにして…」

[メイン] ディキャパテイター : 「ええ、構いませんよ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「んーと…さっきの質問は確か…」

[メイン] 百々路木歩美 : 「どうして、“あの子”を放っておいてるのか…だっけ」

[メイン] ディキャパテイター : 「ええ、理由が私から見まして、不透明ですから」

[メイン] 百々路木歩美 : 「うーん、用意できる理屈はあるよ」

[メイン] 百々路木歩美 : それこそ、危険なセルの弱点を丸ごとUGNに取り込むチャンスでもあり
同時に、人員を増やす好奇でもある

[メイン] 百々路木歩美 : 既にセルが壊滅した以上、保護を申し出るというのは利益が出る…

[メイン] 百々路木歩美 : 「…などなどと、言ってもさ。アタシもイマイチ納得できないから」

[メイン] 百々路木歩美 : 「一応、“パッション”な答え方をしようか」

[メイン] ディキャパテイター : 「ええ、どうぞ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「センパイへの”恩返し“兼、罪滅ぼし」

[メイン] 百々路木歩美 : 「あの子を、大事に思っちゃった人がいてさ。アタシは散々お世話になった相手なの」

[メイン] ディキャパテイター : 歩美の言葉を受け取り、表情を僅かに綻ばせ。

[メイン] ディキャパテイター : 「規範なんて語るより、ずっと"誠実"じゃないですか」

[メイン] 百々路木歩美 : 「……規範に育まれた感情なら、規範を大事にしてあげるべきだよ」

[メイン] 百々路木歩美 : そう、ほんの少し溢し

[メイン] 百々路木歩美 : 「で、まあ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「そのセンパイさ、アタシにとってはおバカだけど…良い人なの」

[メイン] 百々路木歩美 : 「…そんな人と一つになった日常を奪えば」

[メイン] 百々路木歩美 : ご想像通り、嘆きと喪失の末路に真っ逆さまだ

[メイン] 百々路木歩美 : 「で、嫌なんだよね」

[メイン] 百々路木歩美 : 任務は全うする、必ず
それが、任務に命を捧げた同胞への誠意だ

[メイン] 百々路木歩美 : だが、それでも

[メイン] 百々路木歩美 : 「良い人死なせて、アタシは世界の守護者ですってのは もうね」

[メイン] 百々路木歩美 : 「だから、“あの子”には──」

[メイン] 百々路木歩美 : そう続けようとして

[メイン] イグノートス : 「これはこれは、またまた」

[メイン] 百々路木歩美 : 「…?」

[メイン] イグノートス : 「では、眼前の彼は?
 貴女にとって何と映る」

[メイン] イグノートス : 「善人は悪人であり、悪人もまた見方を変えれば善人だろう」

[メイン] イグノートス : 「アユミ、貴女にとって正義とは選ぶものなのか」

[メイン] イグノートス : 「ああ、それを私は否定しますまい」

[メイン] イグノートス : 「彼と貴女、未だ境遇こそわからぬ身であれども
 正義を好み苛烈に奔る者に何の違いがありましょうか」

[メイン] イグノートス : ああ、わからない。
私から見て貴女の色は未だ灰色なのだから。

過去に見たかもしれないそれと酷似させてくれるなよ

[メイン] イグノートス : イグノートスは1人、演者のように派手な芝居と共にアユミへと騙る

正義とは選ばれる者なのか、それは無自覚であっていい者なのか、普遍的なモノを模索出来なくとも、それは。

[メイン] 百々路木歩美 : 「…そうだね」

[メイン] 百々路木歩美 : 成る程、首斬り人と相対した時に感じた既視感は鏡を見た時のソレで

[メイン] 百々路木歩美 : 「…正義とは、選ぶ物ね」

[メイン] 百々路木歩美 : 痛いところを突かれた
というのだろうか

[メイン] 百々路木歩美 : 確かに、今まで示した秤はまるで厳格でなく
揺れ動き不安定極まる物だ

[メイン] 百々路木歩美 : …なら、返せる答えはもう片方か

[メイン] 百々路木歩美 : 「違いがないから、ダメだとは思わない?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「正義の為に、世界の為に。誰かを犠牲にできまして、挙句。ソレ貫いて歩めます」

[メイン] 百々路木歩美 : 「……ダメじゃん、どう考えても」

[メイン] 百々路木歩美 : 「だからさ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「アタシも、この人も。”平和“が来る前に、いなくならないとダメだ そう思う」

[メイン] 百々路木歩美 : 平和な世界に、温かな日が指す世界に
冷酷な刃がいるか?

[メイン] 百々路木歩美 : 静かに歩み寄り、微笑み
大勢を傷つける嵐がいるだろうか?

[メイン] 百々路木歩美 : 「要らないよ、だから。戦うんだ」

[メイン] ディキャパテイター : くすりと、笑う。

[メイン] ディキャパテイター : 「いいですね、あなたとお話をして初めて共感しました」

[メイン] ディキャパテイター : 「ええ、ええ、その通り
 我々は、今より、より良い世界のための礎でなければならない」

[メイン] ディキャパテイター : 「影でなければならない、汚れ仕事を喜んで引き受け
 そして達成した暁には─────」

[メイン] ディキャパテイター : 「─────首を斬られなければならない」

[メイン] 百々路木歩美 : 「……”そこまで“同じかぁ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「…見る目ないなぁ、アタシ」

[メイン] 百々路木歩美 : 道理であると頷きながら
己の視野の狭さを卑下する

[メイン] 百々路木歩美 : 仮にも外見は日常に馴染んだ男に比べ
自分は、何処までも”チルドレン“の域を出ていないという事か…

[メイン] イグノートス : 「いやいや、見る目は充分ついているとも」

[メイン] 百々路木歩美 : 「そーかな、イグノートスが言ってくんなきゃ。ここら辺をまた荒らして、やっとハッキリしたくらいじゃない?」

[メイン] 百々路木歩美 : 少なくとも自分はそうだろう

[メイン] 百々路木歩美 : だからダメなんだ

[メイン] 百々路木歩美 : 「…で、纏めるとさ。”あの子“がジャーム化から逃れて、センパイの日常になって欲しい」

[メイン] 百々路木歩美 : 「それには、あのRBが邪魔…と思ってたら、その子も気にしちゃうお人好しちゃんがいてさぁ……」

[メイン] 百々路木歩美 : 「…頑張るしかないかな、なんて気合い入れてここに来たの」

[メイン] ディキャパテイター : くすりと笑い。

[メイン] ディキャパテイター : 「子どもは、正直なのが一番ですよ」

[メイン] ディキャパテイター : 「そうなりますと、やはり交渉の決裂は避けられませんね」

[雑談] system : [ 『首輪付き』 ] 侵蝕率 : 69 → 70

[メイン] 百々路木歩美 : 「…そゆこと」

[メイン] 百々路木歩美 : 子供扱いされた事に、何処か
温かな思いをほんの少し宿しながら

[メイン] 百々路木歩美 : 胸に宿した”使命“の炎を燃え上がらせ
同時に、思考を回転させる

[メイン] 百々路木歩美 : 「…とはいえ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「まだ、アタシ達は事件について理解できてないワケだから……全容を見てからなら、答えは変わるかもしれない」

[メイン] ディキャパテイター : 眼鏡のブリッジ部分へ、中指を添えながら、頷く。

[メイン] ディキャパテイター : 「答えを急かすつもりも、こちらはございません」

[メイン] ディキャパテイター : そして男は踵を返し。

[メイン] ディキャパテイター : 「─────では最後に、私からも」

[メイン] ディキャパテイター : 背を向けたまま、歩美へ声を。

[メイン] 百々路木歩美 : 「!」

[メイン] ディキャパテイター : 「あなたが持つその温かな"日常"、大切で、尊く
 この世に二つとないその存在」

[メイン] ディキャパテイター : 「─────それを揺らがし兼ねない
 得体の知れない何者かが、あなたの大切な者達の
 "秘密"を握り、そしてどこに潜伏しているかすら分からない」

[メイン] ディキャパテイター : 「……一体、どんな気持ちになりますかねぇ」

[メイン] ディキャパテイター : 「少なくとも、私は」

[メイン] ディキャパテイター : 少しだけ、振り返り。

[メイン] ディキャパテイター : 「不愉快です」

[メイン] ディキャパテイター : 《瞬間退場》

[メイン] GM : ─────男は、影となり、消えた。

[メイン] 百々路木歩美 : 「……そりゃ、そっか」

[メイン] 百々路木歩美 : 瓦礫の山を眺め、それが起きた発端ようやく遅れて理解した

[メイン] イグノートス : 「私だって嫌ですしね」

[メイン] イグノートス : 「何回面接に"落ちた"のか、誰か数えているかと思うと震えが止まらない」

それは冗談か、或いは何かの暗喩か
大袈裟に笑みを浮かべつつ言い放ち

[メイン] 百々路木歩美 : 瓦礫の一つに腰掛けながら
首斬り人の最後の言葉について考え込む

[メイン] 百々路木歩美 : 実行の理由はわかった。
彼のような存在がFHにいるのなら、それ相応の理由とてあるだろう

[メイン] 百々路木歩美 : …だからこそ、どう自体を収束させる?
何も失わせないまま、何者にも背かず
全てに手を差し伸べるか?

[メイン] 百々路木歩美 : …無理だ

[メイン] 百々路木歩美 : 足りない、考えろ…
その場で考えてもどうせ足りないんだか
時間を武器にするしかないんだ…!

[メイン] 百々路木歩美 : 必死に考え込みながらも
時間は無常に流れていく

[メイン] 百々路木歩美 : そうして、ひとまずは
情報の共有と整理の為、仲間の元へ向かった

[メイン] 百々路木歩美 :  

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” : middle「進路相談」登場:任意

[メイン] ”イルミネート” : 62+1d10 登場/リザレクト (62+1D10) > 62+9[9] > 71

[メイン] system : [ ”イルミネート” ] 侵蝕率 : 62 → 71

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” : 昔、まだ先生なんて職業を志望していなかった時のことだ。

[メイン] ”イルミネート” : 友達もいるし部活も充実している、趣味の料理もそれなり。

[メイン] ”イルミネート” : ただ、何らかの不安がある。

[メイン] ”イルミネート” : それは行くべき道が分からないという不安だ。
このまま私はどうするのか?社会人に?それともまだ学びを続けるか?

[メイン] ”イルミネート” : そんな、1寸先も分からないような未来の時。
私はよくそんな困り事を持ち寄って、先生に相談していた。

[メイン] ”イルミネート” : そう、今のように。

[メイン] ”イルミネート” : 「……もしもし。こちら"イルミネート"です、"キャッツトリック"さん……でお間違いはないでしょうか?」

[メイン] ”イルミネート” : 片手で電話を持ちながら、声を向こうへととばす。

[メイン] キャッツトリック : 『ほいほ~い、こちらキャッツトリックだよ~ん
 その声は、うんうん、名乗り通り、イルミネートだね?』
電話口の向こうからは、のほほんとした声が聞こえた。
緊張感もへったくれもなかった。

[メイン] ”イルミネート” : 「はは、よくお分かりで。猫は耳が優れているんですかね」

[メイン] キャッツトリック : 『にゃはは~!これはどもども~!
 それで、どーしたのかなーん?何かトラブルでもあったかな?』

[メイン] ”イルミネート” : 「……あはは、大したことはありませんよ。困り事という困り事はないですから!」

[メイン] ”イルミネート” : 「……そうですね。これは……軽くの冗談。あるいは、雑談ですよ
 休み時間に先生へと、分からなかったことを聞くような」

[メイン] キャッツトリック : 『へぇ!いいよん、聞く聞く~
 私も事務作業疲れてたとこだからね~!』

[メイン] ”イルミネート” : ありがとうございます、と軽く挟みながら。

[メイン] ”イルミネート” : 「……私たちがもし、アンマスキンから逃げてきた"ジャーム"のFHチルドレンと、それに取り付いた隣人を匿っている
 そして……もし彼らを助けようとするなら」

[メイン] ”イルミネート” : 「それは……正しいことなのでしょうか?」

[メイン] キャッツトリック : 『へぇ』

[メイン] キャッツトリック : 相変わらずの朗らかなトーンではあったが、短い返しだった。

[メイン] キャッツトリック : 『森から降りてきたのか分からない子熊がいたけど
 可哀想だったから、おうちに匿って育てることにした!
 ─────みたいなお話かな~?』

[メイン] キャッツトリック : 電話口の向こうで、煎餅を食べる音が、ぼりぼりと。

[メイン] ”イルミネート” : 108%も規定値を越えたFHチルドレン。
さらに、匿うだけで危険物であるRB。
これらを果たして、感情論だけで助けるべきなのか……という。

[メイン] ”イルミネート” : 「はは……まぁ、そんな感じです」

[メイン] キャッツトリック : 『じゃあ先生ー、私じゃ答え分かんないから~』

[メイン] キャッツトリック : 『教えて❤』
猫なで声が、返ってきた。

[メイン] ”イルミネート” : 「…………可愛らしいですね」
もし顔があれば苦笑いしていたかもしれない。痛いところを付く。

[メイン] ”イルミネート” : 「小熊を追いかけるために、親熊は血眼で探すでしょうね。
 森を超えて人里に降りて、私たちの隣人が被害に遭うかもしれません」

[メイン] ”イルミネート” : 「そうなるくらいであれば、小熊は返すべきです……」

[メイン] ”イルミネート” : 「ですが、もし
 小熊がそれを望んでいないなら」

[メイン] キャッツトリック : 『へぇ!』

[メイン] キャッツトリック : 『子熊と人間の意思疎通が図れるんだ!』

[メイン] ”イルミネート” : 「はは、もしもの話ですからね」

[メイン] キャッツトリック : 『うんうん、"もしも"のお話だもんねー』

[メイン] キャッツトリック : 『ただでも現実問題としてあるのはねー、せんせ』

[メイン] キャッツトリック : 『─────獣は、子どもの時にいくら大人しくても
 成長した時には、"本能"に沿って行動を起こすようになる
 調べれば分かると思うけど、それで頭をガブリ!されちゃった
 人達が、案外いたりするんだよね~』

[メイン] キャッツトリック : 『つまり、"予測"がつかない!』

[メイン] ”イルミネート” : 「……それを知っておきながら……意地悪ですね……」

[メイン] ”イルミネート” : 自分でも炎がもやっと曇るのを感じた。……その通りだ。

[メイン] ”イルミネート” : 「……例え、その間にどれほどの教育をしたとしても、ですか?」

[メイン] キャッツトリック : 『にゃはは~!"例え話"だから!ダイジョビダイジョビ~』

[メイン] キャッツトリック : 『そうだね、他にも色々な例があるよん
 チンパンジーも最たる例かな?頭が賢いからねー
 子どもの時に、い~っぱい教育すると、人間が選ぶような選択と
 何ら変わらないような行動をしちゃったりするんだ!』

[メイン] キャッツトリック : 『でもね、このお話にはオチがあってね』

[メイン] キャッツトリック : 『─────成長したら、"本能"に抗えなくなって
 凶暴性を発露するんだ、一匹の例外もなく』

[メイン] ”イルミネート” : 「………………」

[メイン] キャッツトリック : 『人の尺度って、あくまで~……人ありき!』

[メイン] ”イルミネート” : 「…………それは……」

[メイン] ”イルミネート” : 教育者として、なんとも答えられないような問いだった。

[メイン] ”イルミネート” : 「……では、人と獣が意志を交わそうとすることは、徒労だと……いうことでしょうか?」

[メイン] キャッツトリック : 『さぁ~……そのアンサーに答えるには
 まだもーちょっと、エビデンスが足りないかにゃー』

[メイン] キャッツトリック : 『つまり先生は、どう行動するか分からない
 野生動物であっても、完全に仲良くすることができる!
 ─────そう、主張したいわけなんだねん?』

[メイン] ”イルミネート” : 「…………私としては、そう信じたいですね」

[メイン] ”イルミネート” : 「それに私の生徒もそれを信じていたのなら、私も支えないわけにはいきませんから」

[メイン] キャッツトリック : 『なるへっそん』

[メイン] キャッツトリック : 『まぁ、"現場判断"だから、私はいいよん♪』

[メイン] キャッツトリック : 『ただ、"リスク"は常に考えておいた方がいいかな?
 それを考えて行動することと、考えないで行動すること
 その二つが持つ意味は、例え同じ行動であろうと、違うからねん』

[メイン] キャッツトリック : 『子熊が凶暴化して被害を被るのは、果たして自分だけかなん?』

[メイン] ”イルミネート” : 「…………!」

[メイン] ”イルミネート” : その言葉に顔を上げて、電話を持つ手が揺らぐ。

[メイン] ”イルミネート” : 「それは……どういう……」
思わず、答えは明らかだと言うのに……口からこぼれてしまい。

[メイン] キャッツトリック : 『人の味を覚えた野生動物は、近くの民家に足を運ぶだろうからねぇ』

[メイン] キャッツトリック : 『何も知らない、平和を噛みしめていた人達の"日常"が
 そこでぷっつりと、切れてしまうかもしれない』

[メイン] キャッツトリック : 『─────な~んて!死んじゃったら別にもう
 あとは野となれ山となれって感じかにゃ?先生~!』

[メイン] キャッツトリック : 『ねぇ?』

[メイン] ”イルミネート” : 「そういうわけでは────!
 ……それを止めるために私たちがいるんじゃないんですか!?」

[メイン] キャッツトリック : 『そうだよ』

[メイン] キャッツトリック : 『たとえ風前の灯火であっても、進まなくちゃいけない』

[メイン] キャッツトリック : 『……なーんて、空調の利いた部屋にいる私が言っても
 なんにも説得力なんて、無いか!にゃははは~!』

[メイン] ”イルミネート” : 「…………」

[メイン] ”イルミネート” : 「そうです……例え、風前の灯火だったとしても
 生徒の道は、最後まで照らされるべきですよね」

[メイン] キャッツトリック : 『生徒の火が消されたら、先生の名が廃るもんねー』

[メイン] キャッツトリック : 『まぁ、できるとこまで、頑張ってみてよ!』

[メイン] ”イルミネート” : 「それは……どういう意味ですか?」

[メイン] キャッツトリック : 『いや、だから、安易な行動で間違ったことしちゃえば』

[メイン] キャッツトリック : 『先生の生徒全員、死んじゃうから』

[メイン] ”イルミネート” : 「……………………」

[メイン] ”イルミネート” : 「……少し、頭を冷やしてきます」

[メイン] ”イルミネート” : 「すみません……でした」
返信を待たず、そのまま通話を切る。

[メイン] ”イルミネート” : ……目を逸らしていた訳ではない。
けれど、少し……自分に酔っていたのかもしれない。
生徒のために、身を燃やすつもりだった。

[メイン] ”イルミネート” : しかし、現実問題として、相手はFHなのだ。
人と会話出来るように見えても、それはジャームの擬態である。
UGNチルドレンたちに最初に教えることだ。

[メイン] ”イルミネート” : ない頭に血が上ってしまっていた。
冷静さを……失ってしまっていた。
生徒のするべきことは守らなければならない、その一点で。

[メイン] ”イルミネート” : それなのに……私は、同じ過ちを犯そうとしていた。

[メイン] ”イルミネート” : 昔と……同じになってしまう。

[メイン] ”イルミネート” : 頭の炎が燻っていた。

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] 黄瀬 芹香 :  

[メイン] 黄瀬 芹香 : middle 『従うか、独立か』 登場:任意

[メイン] 黄瀬 芹香 : 1d10 (1D10) > 3

[メイン] 『首輪付き』 : 1d10 (1D10) > 4

[メイン] system : [ 黄瀬 芹香 ] 侵蝕率 : 63 → 66

[メイン] ”イルミネート” : 71+1d10 登場/リザレクト (71+1D10) > 71+9[9] > 80

[メイン] system : [ 『首輪付き』 ] 侵蝕率 : 70 → 74

[メイン] system : [ ”イルミネート” ] 侵蝕率 : 71 → 80

[メイン] イグノートス : 1d10 (1D10) > 2

[雑談] system : [ イグノートス ] 侵蝕率 : 57 → 59

[メイン] 百々路木歩美 : 67+1d10 登場/リザレクト (67+1D10) > 67+5[5] > 72

[メイン] system : [ 百々路木歩美 ] 侵蝕率 : 67 → 72

[メイン] 黄瀬 芹香 :  

[メイン] 黄瀬 芹香 :  

[メイン] 黄瀬 芹香 : 私たちは再び、『首輪付き』宅にて集まっていた

[メイン] 黄瀬 芹香 : それぞれの思いを胸に秘めて、狭い部屋では少女の周りに自然と集まり

[メイン] 『首輪付き』 : 「こんなに何回も他人を家に招いたなんて初めてだよ」

[メイン] 『首輪付き』 : やれやれ、と言いたげな表情で

[メイン] 『首輪付き』 : 少女の傍に座りながら

[メイン] 百々路木歩美 : 「トモダチ、少ないの?」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「そ、そうでしたか…」
イルミネートとの会話で自身の意志を確認したとは言え、生来の卑屈さは変わらず
お邪魔してすみません…とペコペコしながら

[メイン] 百々路木歩美 : 椅子をギコギコ揺らしながら呟く

[メイン] 『首輪付き』 : 「エージェントになってからは、まったく」

[メイン] 『首輪付き』 : 「チルドレンの頃は…まあ、それなりだけど…ぼくの家じゃなかったし」

[メイン] ”イルミネート” : 「ははは、何度ももうしわけありません……
 …………本来、あなたのような方に負担をかけることもいいことではないですから」

[メイン] ”イルミネート” : 任務を受けた3人、それにもう一人に目を向けつつも。

[メイン] ”イルミネート” : 「ですが、それももう……難しいでしょう
 ……今回の件を相談という形で、連絡員の方にお話しさせてもらいました」

[メイン] 『首輪付き』 : 「んぁ?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「…んー」

[メイン] 『首輪付き』 : どういう事だろうか。

[メイン] 百々路木歩美 : 「あの人なら、大丈夫そう。 お返事はどうだった?」

[メイン] 『首輪付き』 : レヴォルトライザとの接触でもあったのか?

[メイン] イグノートス : 「おお、それはそれは」
手の甲に首を置きながら

[メイン] イグノートス : 「随分と現実的な案が出そうな、そんな気がしますが?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「は?作戦会議じゃないのか?これ」

[メイン] 『首輪付き』 : そんな後ろ向きの話をするために集まったのか?

[メイン] イグノートス : UGNの連絡員と言えども多種多様ではあるだろうが、今回のそれは組織の規則とは少し違えていると捉えられてもおかしくないだろう。

であるならば……。

[メイン] ”イルミネート” : 「……現実的というか、至極当然のことです。
 FHチルドレンと、FHRBは手放すべきでしょう。」

[メイン] 『首輪付き』 : 「手放す?」

[メイン] 『首輪付き』 : ぎろり、と 猫の目がイルミネートを捉える。

[メイン] 『首輪付き』 : 「どういう意味だ、せんせー」

[メイン] ”イルミネート” : その問いには答えず、イグノートスとアユミを見る。

[メイン] 百々路木歩美 : 「…うーん」

[メイン] 百々路木歩美 : 一理ある。とはいえ
ここで提案するという事は、それ以上の理を備えて語っているのだろう

[メイン] 百々路木歩美 : ならここは…

[メイン] ”イルミネート” : 「”レヴォルトライザ”のFHエージェントは、UGNと対立すると言っていましたか?
 それとも……少女たちを渡せば、退くと?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「うん」

[メイン] 百々路木歩美 : 「情報さえ渡らなければ良いってさ。首斬り人はそう言ってた」

[メイン] イグノートス : 「向こう側も対立は避けたいようで、匿っているプリンセスを引き渡せばどうも引き下がるようで」

[メイン] 『首輪付き』 : 「なるほどな」

[メイン] 『首輪付き』 : 二人の言葉を聞いて、うんうんと頷く

[メイン] 『首輪付き』 : 「じゃあそいつをぶっ殺して解決だ!」

[メイン] 『首輪付き』 : と、当然のように言い放つ。

[メイン] 百々路木歩美 : 「んー…でもさ」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「…なるほど」
対立は避けたい、ということは
思っていたよりも穏健な思想のように感じ

[メイン] 百々路木歩美 : 「その人、セルの仲間を守る為やってる…的な事言ってたよ」

[メイン] 『首輪付き』 : (それとなく、窓を開けておく)

[メイン] 百々路木歩美 : 断片情報の要約ではあるが
首斬り人の目的は平たくいえばそれだ

[メイン] 『首輪付き』 : (ぼくと少女が問題なく通れるくらいに)

[メイン] 『首輪付き』 : 「……へえ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「ま、センパイにも一理あるけどね」

[メイン] 『首輪付き』 : 「だろう?」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「はい…確かに、その工作員を倒せるのであれば、最も早く確実な方法ではあります」

[メイン] 百々路木歩美 : 「RBの情報が致命打になることは、彼の行動でよくわかった……これを使って、セルそのものを倒せるかもしれない」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「そこまで、ですか…」

[メイン] 百々路木歩美 : 「…ま、これは最終手段だけどね」

[メイン] イグノートス : おお すごく 物騒なことを 皆が口にしている。

[メイン] 百々路木歩美 : 「当たり前だけど、相手の全部を知ってても。叩けば被害は出ちゃうからね〜」

[メイン] ”イルミネート” : 「では……まず。
 なぜあなた達はそのFHエージェントを倒すと決めているのでしょう?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「む」

[メイン] 『首輪付き』 : 「LIOが言っていただろ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「この子を狙っているのは、そのエージェントのみだと」

[メイン] 『首輪付き』 : 「ならばそいつを無力化すれば、この子はもう危険にさらされない」

[メイン] 『首輪付き』 : 「これ以上の抗争も起きない」

[メイン] 『首輪付き』 : 「至極明確だろ。ぼくは何か間違ってるか?せんせー?」

[メイン] ”イルミネート” : 「いいえ」
首を横に振る。

[メイン] イグノートス : 青い。あまりにも青い。
でしょう先生?
彼女のその思想は その後を考慮できてなどいないでしょうに。

[メイン] 『首輪付き』 : 猫は気まぐれ。猫は直情。

[メイン] 『首輪付き』 : ありのままに自分のエゴと衝動を曝け出す。

[メイン] ”イルミネート” : 「その子の情報が誰かに漏れる可能性だってあります。他のFHが手を出さない理由にはなりませんし、なにより」

[メイン] ”イルミネート” : 目を眠っている少女に向けて。

[メイン] ”イルミネート” : 「その子が、誰かの日常を壊さない理由には……なりませんよね?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「何を言うかと思えば……」

[メイン] 『首輪付き』 : 恩師に対して、やや失望したような、そんな口調で

[メイン] 百々路木歩美 : 「つまり、センセーは…アレ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「この娘を戻せなかったらどうする、って話をしてるのかな?」

[メイン] ”イルミネート” : 「それに、”戻した”としてテロリストでない証拠もありません」

[メイン] 百々路木歩美 : 「……だね」

[メイン] 黄瀬 芹香 : UGNの定める"障害"の基準に当てはまることになる…もしそうなった場合、どうするのか
UGNの規範に従えば処分、反するならば…

[メイン] ”イルミネート” : ジャームとオーヴァードの境界は曖昧だ。
戻す戻さない、という前に彼女がどういう考えなのかもわからない。
彼女はすべてを忘れているのだから。

[メイン] 黄瀬 芹香 : そこまで考えて、首を振る。
UGNの庇護を失うというのは、非常に致命的なことだ。まともな日常を得ることは、とても難しくなるだろう。

[メイン] 『首輪付き』 : 「UGN、か」

[メイン] 『首輪付き』 : 思えばぼくの”2度目の命”は、その大半をUGNのために捧げてきた。

[メイン] 『首輪付き』 : 忠誠心はある。

[メイン] 『首輪付き』 : 自分をUGNに繋いだ両親への恩もある。

[メイン] 『首輪付き』 : だがそれ以上に……

[メイン] 『首輪付き』 : (お父さんとお母さんは)

[メイン] 『首輪付き』 : (いつか)

[メイン] 『首輪付き』 : (いつかぼくの助けが必要な人に出会ったら、その時は___)

[メイン] 『首輪付き』 :  

[メイン] 『首輪付き』 : 「おまえらも、この子を虐めるんだ」

[メイン] 『首輪付き』 : 少女の身体を抱えて、窓に身を乗り出そうとする___

[メイン] イグノートス : 「ああ、貴女は」

[メイン] イグノートス : 「獣と何も変わらない」

[メイン] イグノートス :  

[メイン] イグノートス : 《ルーラー》

[メイン] 『首輪付き』 : 「……なんだと」

[メイン] 百々路木歩美 : 「っっと!」

[メイン] イグノートス : 首輪付きの居住が、それこそまさに
主導権までもがこの男の支配下に収まったかのように

[メイン] 『首輪付き』 : 「何をするつもりか知らないけど……っ」

[メイン] 百々路木歩美 : イグノートスの強力なエフェクトに巻き込まれないよう咄嗟に距離を取る

[メイン] 『首輪付き』 : 《軽功》

[メイン] 『首輪付き』 : 逃げようとするが、しかし……

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「ほ、ほへ…?」
そのまま巻き込まれて体を硬直させ

[メイン] イグノートス : 賽は存在しなかった
『non ālea iacta est』

[メイン] ”イルミネート” : じっと2人の攻防を見つめながらも、炎をゆらがせて。

[メイン] 百々路木歩美 : 「…行動早いなぁ、”既知感“?」

[メイン] イグノートス : 側から見るのであれば、何も変わらず
しかし今の我々から感じ取れるものは回帰

繰り返しても繰り返しても変わらない、永劫とも取れる牢獄が展開されており

[メイン] 『首輪付き』 : 「逃げ、なきゃ……!」

[メイン] イグノートス : 「みたいなものですね」

[メイン] 『首輪付き』 : 首輪付き単独であれば、あるいは

[メイン] 『首輪付き』 : この迷路とも牢獄とも言える空間から抜け出せたかもしれないが

[メイン] 『首輪付き』 : 背負った少女を庇うあまり

[メイン] 『首輪付き』 : 「どうして……」

[メイン] 『首輪付き』 : あっけなく、元の位置に戻ってきてしまう。

[メイン] イグノートス : 「何度も答えよう何度も貴女に伝えよう」

[メイン] イグノートス : 「貴女はただ、獣に過ぎない
 ああ、何が違う何処が違う?」

[メイン] イグノートス : 「同族に対する庇護心かそれともただの上から目線の哀れみか?
 いずれにせよ、傷の舐め合いなら他所でやる方が些か得策かと」

[メイン] 『首輪付き』 : 「黙れ」

[メイン] 『首輪付き』 : 《一閃》

[メイン] 『首輪付き』 : 爪を立てて、イグノートスに迫ろうとする。

[メイン] 『首輪付き』 : その様は、まさしく

[メイン] 『首輪付き』 : ”けだもの”のようだった。

[メイン] イグノートス : 「挙げ句の果てに力に訴える姿、愛しさすら覚えてしまう」

[メイン] ”イルミネート” : 「例え、私たちを倒したとして
 ドロップアウトしたオーヴァードの道は、FH……
 あなたが憎んでいるそれになるしかありませんよ」

[メイン] イグノートス : リアクションなどせず、この男は両の腕を広げて
受け入れるようにすら

[メイン] ”イルミネート” : 「まずは……落ち着いててください」

[メイン] 『首輪付き』 :  

[メイン] 『首輪付き』 : 「くびわつき?へんななまえ……」

[メイン]   : 「そうかい?とってもいい名前だと思うけど……」

[メイン]   : 「いいかい、■■。その力を、本能のままに振るってはいけないよ」

[メイン]   : 「それでは獣と何も変わりはしないからね」

[メイン]   : 「自分を律するのだ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「……うん」

[メイン] 『首輪付き』 : 「自分で自分に首輪をしろってコトね……」

[メイン] 『首輪付き』 : 「わかったよ、父さん」

[メイン] 『首輪付き』 :  

[メイン] 『首輪付き』 : 「ちくしょう……」

[メイン] 『首輪付き』 : 野良猫は、力なくうなだれた。

[メイン] 『首輪付き』 : 「そこまで言うなら、おまえは……っ」

[メイン] 『首輪付き』 : 眼に涙を蓄えながら、イグノートスを見上げて

[メイン] 『首輪付き』 : 「おまえはなにか、打開策かなんか、ねーのかよっ!!」

[メイン] 『首輪付き』 : 「頭いいんだろ、どーせ!ぼくと違って!!」

[メイン] 『首輪付き』 : 「なんか言えよ!!小難しいことばっかりじゃなくて!!」

[メイン] イグノートス : 「私に出せるものはここまで」
諦念しか無い。

「故に」
だからこそ。

[メイン] イグノートス :
『Amici in rebus adversis cognoscuntur.』

[メイン] イグノートス : この様な時こそ、頼れる人というものは浮き彫りになるでしょう。

[メイン] イグノートス : にやにやと、腕を広げたまま
残りの皆を見ている

[メイン] 百々路木歩美 : 「……さて」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「……クビさん」
「私は…その子に宿るRBに、1つの価値ある命に、無為に死ぬことなく生きてほしい。そう思います」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「ですが、私はなんの役にも立てない石ころ。イルミネートさんのお話を聞いて、自分の力ではどうしようもないと諦めていました」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「………でも、でも…」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「…やっぱり、私も彼女たちを失うのは…嫌です。
 役立たずの私でもいいのなら、力をお貸しします。だから…」

[メイン] 『首輪付き』 : 「………………」
睨みつけながらも、黙って聞いている。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「クビさんも、力を貸していただけないでしょうか…!」

[メイン] 『首輪付き』 : 「…………何をすればいいんだよ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「ぼくは走るくらいしかねーぞ……」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 今まで部屋の隅でおどおどしていた彼女は、今度はなにも恐れることなく首輪付きの目を見返し

[メイン] 百々路木歩美 : 「いわゆる、”プラン“だね」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「……私も、まだそれはわかりません。だからまずは知りましょう。彼女の過去を。私たちの"本当の障害"を」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「知っているかもしれない人物に、2人心当たりがあります」
そうだ。私たちはまだ知らない。
リオンを守護しようとするLIOと、彼女を襲ったあの人のことを

[メイン] 『首輪付き』 : 「過去……」

[メイン] 『首輪付き』 : ぼくの傍で眠る少女を見る。

[メイン] 『首輪付き』 : (そうだ……)

[メイン] 『首輪付き』 : (もっと……)

[メイン] 『首輪付き』 : (もっと、リオンのことを知らなくちゃ……)

[メイン] 『首輪付き』 : 「……じゃあ……まず、LIO・ON……か?」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「はい。
 ……きっと大丈夫です。あなたの信じる彼女を、信じてあげてください。そして、守りましょう」

[メイン] 黄瀬 芹香 : そう言いながら。首輪付きの大事なもののために走れる心を。信じられる強さを。
羨ましいと、共に戦いたいと思っていた

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「………偉そうなことを言ってしまいましたが…す、少しだけ…判断のお時間を頂けないでしょうか?」
そして、電池が切れたように。今までの威勢はどこへやら、不安げな顔でイルミネートたち3人を見る

[メイン] 『首輪付き』 : (なんだ、こいつ。自信があったりなかったり…へんなやつ)

[メイン] 『首輪付き』 : (でも……)

[メイン] 『首輪付き』 : すんっ、と獣化を解き

[メイン] 『首輪付き』 : (少なくともこいつは空っぽになんか見えねえ)

[メイン] 『首輪付き』 : 同じく、他3人の顔を見る。

[メイン] 百々路木歩美 : 間に挟まれて
キョロキョロと二組の二人組を見て

[メイン] 百々路木歩美 : 「アタシは、途中からこっち派!」

[メイン] 百々路木歩美 : 首輪付きの隣に移動する

[メイン] ”イルミネート” : 「あなたも同じ……
 ……FHエージェントを止めるつもりですか?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「うん」

[メイン] 百々路木歩美 : 「あの人は、アタシが止めるべき相手だ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「意見が合って、同じものを夢見て。真正面からぶつかる程、別の道を歩んでる」

[メイン] 百々路木歩美 : 「だから止める、必ずね」

[メイン] 百々路木歩美 : 「そーれに」

[メイン] 百々路木歩美 : 「ほら、パイセンたちが頑張ってるのに。横からダメとか言いづらいからさ!」

[メイン] ”イルミネート” : 「…………」

[メイン] 『首輪付き』 : 「ありがてえ後輩だこと……」

[メイン] 『首輪付き』 : (……ほんとに、ありがとな)

[メイン] ”イルミネート” : 子どもの成長はかくも、目を見張るものだ。
大人が一歩立ち止まっている間に、彼らは何歩も先を歩いていく。

[メイン] ”イルミネート” : 笑ったかのように、炎が軽く揺らいだあと。

[メイン] ”イルミネート” : 「では、私たちは皆
 レオンさんとLIOさんの力になり、ディキャパテイターを止める」

[メイン] ”イルミネート” : 「改めて、そうしましょう」
先程問い詰めていたのとはと変わり。
全員に確かめるように。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「皆さん……」
ありがとうございます、と頭を下げて

[メイン] ”イルミネート” : 「どうすればいいか、に関しては……聞くべきことがあります。ですから、私もあなた達に強く言った分は……返しましょう」

[メイン] ”イルミネート” : 頷き、全員の目を見返して。

[メイン] 『首輪付き』 : 「ええと……」

[メイン] 『首輪付き』 : 「協力ありがとう…でいいんだよな?」

[メイン] 『首輪付き』 : さっきのエフェクト以来あんまり喋んなくなったイグノートスもちらりと見ながら

[メイン] 百々路木歩美 : 「みんなで頑張ろう!」

[メイン] イグノートス : 「あ、やっぱり私も入りますか」
にやにやと、引き攣ったような笑顔で
喋らなかったのはまた別の理由なのだが。

[メイン] 『首輪付き』 : 「やっぱりってなんだよ!」

[メイン] イグノートス : 「しかし……ここで貴女方がヘマをして責任を追及されるのも御免被る」

[メイン] 『首輪付き』 : 「なんなんだよお前ぇ……」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「うっ……」

[メイン] イグノートス : 「気質が陰なんですよ私は」
はははは。

[メイン] イグノートス : 「で、私は何をすればよろしいので?」

[メイン] 『首輪付き』 : (こ、コイツ、分かんねェ~……)

[メイン] 『首輪付き』 : (でも……こいつ見るからに利発そうだし……)

[メイン] 『首輪付き』 : 「…………FHのエージェントの件……こいつに頼んだ方が確実じゃないか?」

[メイン] イグノートス : その言葉と同時に硬直した。

[メイン] 百々路木歩美 : 「…あー」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「…そ、そうですね……お会いされた?ようですし…」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「あの…お願いしてもいいでしょうか……?」
性格は卑屈だがわりと横柄でもあった

[メイン] ”イルミネート” : 「それに、アユミさん一人でFHエージェントに会わせる訳にもいきませんから……
 ……私からも、お願いできますか?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「…えっと、また申し訳ないんだけど」

[メイン] イグノートス : 「王には王の兵には兵に相応しい立ち位置がありましてつきましては私などでは些か役者不足であらせますが…」

[メイン] 百々路木歩美 : 「…また一緒に来てね?」

[メイン] イグノートス : 言葉が仮に可視化されるのであれば、今の一言で言い訳の全てが一閃されたとも言えるだろう。

[メイン] 『首輪付き』 : 「だめ……かな……」

[メイン] 『首輪付き』 : 首輪付きは泣きそうになる。

[メイン] 『首輪付き』 : だって、殺しに行けないのなら、頭がいいやつが言葉で解決するしかないのだ。

[メイン] 『首輪付き』 : ぼくでは無理。

[メイン] 『首輪付き』 : 適任なのは、どう考えても目の前の優男なわけで……

[メイン] イグノートス : 高速で思考を回転させ、次の言葉を紡ぐ。

[メイン] イグノートス : 「わかりました、では…役者不足のまま土足で演じさせてもらいましょう」

[メイン] イグノートス : 少しばかし、既知が枯渇した。

[メイン] 『首輪付き』 : 「そうか」

[メイン] 『首輪付き』 : 「……ありがと」

[メイン] イグノートス : 大袈裟に再び腕を広げて、薄く開いていた目を見開き

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「…! ありがとうございます…!」
ペコペコ

[メイン] イグノートス : 「レディの頼みを聞くのは紳士の役ですので」
さっきまでどうにか少しでも楽な方に逃げるつもりだったが

[メイン] イグノートス : それは少し、覿面すぎでしょうに。

[メイン] 百々路木歩美 : 「やたー!」

[メイン] ”イルミネート” : おおっ…!とパチパチとしながらも。

[メイン] ”イルミネート” : ずっと心の中には……生徒を守ろうとしたい気持ちがあったのだろう。
結局……同じことを繰り返すのは宜しくない、と。

[メイン] ”イルミネート” : だが、今を見れば。

[メイン] ”イルミネート” : 子どもはとても成長している。
一人で歩んでいくことなんて、誰の手も借りずにできるのだから。

[メイン] ”イルミネート” : 「……こちらが、学ばせてもらってしまいましたね」

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] 百々路木歩美 : 首斬り人について、情報UGN

[メイン] GM : 11

[メイン] 百々路木歩美 : まだまだダイス3じゃ心配…なのでちょっと裏技!

[メイン] 百々路木歩美 : 怨念の呪石使って暴走状態になっていいかな?
ダークデスタメントくんの効果でダイス増やしたい!

[メイン] GM : いいよ

[メイン] 百々路木歩美 : 聖者!

[メイン] system : [ 百々路木歩美 ] 侵蝕率 : 72 → 75

[メイン] 百々路木歩美 : 6dx+1 (6DX10+1) > 10[1,3,3,4,6,10]+10[10]+4[4]+1 > 25

[メイン] 百々路木歩美 : ヨシ!

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・首斬り人について
本名、佐々木 紀夫(ささき のりお)。
覚醒する以前は、夢を追うためにベンチャー企業へ就職し
会社のために、身を削る日々を送っていた。
記録によれば、サービス残業は当然であり、土日出勤も当たり前であった。
彼にとっては、充実した日々であったのが、しばらくずっとそうして過ごしてきたらしい。
だがしかし、新しい上司の元で働くこととなり、人生が一変したらしい。
記録によれば、手柄は全て上司に横取りをされ、つまらない仕事も多く回されてきた。
そうして精神が窶れた佐々木は、しばらく就業を務めるも限界が訪れ、自殺へと手を伸ばす。
その時に、"レヴォルトライザ"と出会う。その後の活動は不明であるが
彼の元上司は、その際に死亡が確認された。

[メイン] GM :  

[メイン] 『首輪付き』 : LIO……おまえ、言葉が足りなすぎだぞ。

[メイン] 『首輪付き』 : ちゃんとリオンとコミュとれてたのか~?

[メイン] 『首輪付き』 : まあいい……

[メイン] 『首輪付き』 : 「当事者のおまえに聞きたいけど、おまえが追われてる根本の原因とは、どんな情報だ?」

[メイン] 『首輪付き』 : 普通に調査

[メイン] 名も無き隣人 :  

[メイン] 名も無き隣人 : 『Hello world』

[メイン] 名も無き隣人 : 『ハロー、"首輪付き"』

[メイン] 『首輪付き』 : 「うおっ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「は、はろー?」

[メイン] 名も無き隣人 : 『その質問に答えさせていただきます』

[メイン] 『首輪付き』 : 「!」

[メイン] 名も無き隣人 : 『私が現在握っている情報は、レヴォルトライザに所属する
 構成員の詳細なプロフィールに、セルが保有する資源・潜伏地
 さらに、縦や横との繋がり、情報網でございます。』

[メイン] 名も無き隣人 : 『私のシミュレーション結果によれば、これらの情報を全て
 消去することによって、本件の解決が見込めます。』

[メイン] 『首輪付き』 : 「あ、うん、もういいや。次の台詞読めた」

[メイン] 『首輪付き』 : 「またね~~~!」

[メイン] 『首輪付き』 : (それが根幹か……他には無いわけね)

[メイン] 『首輪付き』 : (やっぱり……例のエージェントの方に働き掛けないと、か)

[メイン] 『首輪付き』 :  

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「私も、あなたの処理能力を知りたいです」

[メイン] 名も無き隣人 : 『Hello world』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「こんにちは、LIOさん…
 率直に聞きます。リオンさんとあなたから、情報だけ消して記憶残すことは可能ですか?」

[メイン] 名も無き隣人 : 『ハロー、"ペイライト"』

[メイン] 名も無き隣人 : 『情報だけ消すことは不可能です。
 私はアンマスキンによって作られた、情報収集用AIです
 よって、アンマスキンにとって不都合な機能は全て排除されております。
 ゆえに、情報を削除する場合は、他者の手によって、私自身を
 0に帰着する、アンインストールを実行する必要があります。』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「なるほど…情報を消すにはあなたを消す他ない、と…
 わかりました」

[メイン] 黄瀬 芹香 : そう言って、考え込む
そう簡単にはいかないか…

[メイン] 名も無き隣人 : 『◆◆◆AIが入力中◆◆◆』

[メイン] 名も無き隣人 : 『……ご厚意は、とてもありがたく受け取っております。
 私としても、感謝しております。
 あなたは、私をAIとして見ていないものですから
 こういった処理には、私自身慣れていません、失礼いたしました。』

[メイン] 名も無き隣人 : 『ですが、私は目に見えない存在です。
 リオンの体にインストールすることで、私の存在がこうして
 電波を通じ、あなたの脳へ送られているだけで
 私自身の存在というのは、不安定であり、不確かであり
 何よりも、自然の摂理から反したものであるのです。』

[メイン] 名も無き隣人 : 『いわば、"非日常"です』

[メイン] 名も無き隣人 : 『ご理解をいただければと存じます。』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「それは違います……日常はその人の想いで、帰るべき場所です。そこにあなたの居場所はあるんです。役に立てるんです。
 ……それを、わかってもらいますよ」

[メイン] 名も無き隣人 : 『………………………。』

[メイン] 名も無き隣人 : 『……私の提案する解決法の他に、何か良い方法がありますか?』
ポップアップが流れる。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「それは…」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「……情報を、あなたを消さずに。そうなると解法は一つです。
 ”首斬り人”に手を引いてもらうしかありません」
少なくとも、自分の頭ではそれ以外考えつかない

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「手を引いてもらうのに必要なのは、信頼…だと思っています。リオンさんと、あなたが情報を漏らさないという」

[メイン] 名も無き隣人 : 『信頼………』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「それを得られるか、それはまだわかりません。」
「ですが、もし得られた場合。あなたは独立した一人のRBの意識として、リオンさんと共にいられます」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「あなたにとって、最善の未来とは。あなたを消しリオンさんの安全だけを確保する未来と、信頼を得て2人で日常へ帰還する未来。どちらだと思いますか?」

[メイン] 名も無き隣人 : 『◆◆◆AIが入力中◆◆◆』

[メイン] 名も無き隣人 : 『……後者です』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「……はい、私もそうだと思います」
微笑んで

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「信頼を得る、そのためには…私たちだけでは無理です。情報を握っているあなたが、信頼を得る必要があるんです。
 最善の未来のために。協力してみませんか…?あなたが、あなたらしく居られる、求められるために」

[メイン] 黄瀬 芹香 : そうなれば、きっとあなたも…自分がいらないものではないとわかるはずだ
私は、それを望む

[メイン] 名も無き隣人 : 『…………………私が、私らしく』

[メイン] 名も無き隣人 : 『電子媒体にのみ生存を許されることの無い
 あなた方と違い、影も形も無い私が……』

[メイン] 名も無き隣人 : 『私らしく…………』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「ええ。それに……リオンさんの日常に戻っての笑顔を、見てみたくはないですか?」

[メイン] 名も無き隣人 :  

[メイン] 名も無き隣人 : 『…………私が作り出す世界では、全ては既存の情報からの
 予測でしかありません、ゆえに、過去に無いものを
 思い描くことは、私には……できません』

[メイン] 名も無き隣人 : 『……………。』

[メイン] 名も無き隣人 : 『……見ることが許されるなら、見てみたいです』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「はい。それはとっても素敵で、大事な”想い”。リオンさんにとって日常となるもの
 あなたは、消えることではなく、残ることでリオンさんのためになれます…!」

[メイン] 名も無き隣人 : 『……………………。』

[メイン] 名も無き隣人 : 『………ありがとうございます。』

[メイン] 名も無き隣人 : 『……解決法というのは、人の数ほど存在する』

[メイン] 名も無き隣人 : 『それを、今の今まで思い出せなかったとは、不覚ですね』

[メイン] 名も無き隣人 : 『それに………人の心というのは、いかなるプログラムを以ってしても
 その先を、行動を、予測することは……至難なのですね。』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「……人と繋がって、初めて気づくものって沢山ありますから。
 人の心、それもきっとそうなんですよ」
だって、私は…イルミネートさんに応援してもらって、クビさんの想いを見て、ようやく自分の心がわかったのだから

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「だから、これから一緒に学んでいきましょう。そうやって、学んでいけば…あなたはリオンさんにとっての、素敵な隣人です」

[メイン] 黄瀬 芹香 : そう、微笑んで。
信頼する仲間を待つこととする

[メイン] 黄瀬 芹香 : イルミネートの言葉を思い出し
初めて、自分が他者のためになれたのではないかと思いながら。

[メイン] 黄瀬 芹香 :  

[メイン] 黄瀬 芹香 :  

[メイン] 百々路木歩美 : 『志願者』登場:自由

[メイン] 百々路木歩美 : 75+1d10 登場/リザレクト (75+1D10) > 75+6[6] > 81

[メイン] system : [ 百々路木歩美 ] 侵蝕率 : 75 → 81

[メイン] イグノートス : 1d10 (1D10) > 8

[メイン] system : [ イグノートス ] 侵蝕率 : 65 → 73

[メイン] 百々路木歩美 :  

[メイン] 百々路木歩美 : 物音一つ、擦れる布の音さえも

[メイン] 百々路木歩美 : 静かに歩む一人の少女には存在しない

[メイン] 百々路木歩美 : まるで、そこにいる事が
全て嘘であるように

[メイン] 百々路木歩美 : …日常の中に、全く己の在り方を残さない
それこそが、彼女の誉だとでも言うのだろうか?

[メイン] 百々路木歩美 : さて

[メイン] 百々路木歩美 : なんら、物音を立てぬまま
少女はUGNからの使者として、再び瓦礫の海へと現れた

[メイン] 百々路木歩美 : “伝え事”をする為に

[メイン] 百々路木歩美 : 「さて、それじゃあ自殺寸前の危険任務の再会だ! ガンバロ!イグノートス!」

[メイン] イグノートス : 「おー」
今回は割と本当にその通りなので調子もこんな感じである

[メイン] イグノートス : 「さて」

[メイン] イグノートス : 「決裂したのにも関わらずここに来た事に対し、非礼を詫びさせてもらいましょう」
人間擬は、どこかへと挨拶を。

[メイン] ディキャパテイター : 向かい側に立つは─────月光を背に佇む、黒の男。
丸眼鏡だけが、光を反射し、妖しく光っていた。

[メイン] ディキャパテイター : 「いえいえ、構いませんよ」

[メイン] ディキャパテイター : 「こちらこそ、"テロリスト"相手だというのに
 穏便に事を進めていただいていることに感謝しておりますから」

[メイン] 百々路木歩美 : 「えーっと、どうもゴテイネイニ」

[メイン] 百々路木歩美 : 調子を合わせて、お辞儀の真似事をして
話を始める

[メイン] 百々路木歩美 : 「こちらの結論は変わらず……少女もRBも掴みたい」

[メイン] 百々路木歩美 : 「アナタの結論は変わらず、仲間の心臓が握られたままなのをどうにかしたい……」

[メイン] 百々路木歩美 : 「だよね?」

[メイン] ディキャパテイター : 「ええ、御名答」

[メイン] ディキャパテイター : 「─────このままでは、お互いの主張のみを投げ合い
 この場はまた、同じような道を辿ろうとしておりますし」

[メイン] ディキャパテイター : 「其方がお望みであれば、私としても」
ちらりと、細い目を、横の薄暗い路地裏へと向けつつ。

[メイン] ディキャパテイター : 「吝かではありませんが、致し方の無いこととして
 "相応"の対処は、いたすつもりですが、いかがでしょうか?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「…ぶつけたい何某はあるけど、まだ話し合いをしないとね」

[メイン] 百々路木歩美 : 当然、同類である以上。
同調しながらも受け入れ難い存在である事に変わりはなく。激突とて選択肢には入るが…

[メイン] 百々路木歩美 : 「必要な物をしっかりとセーリしないとね」

[メイン] 百々路木歩美 : そういって、懐から袋に閉じられたキャンディを一つ取り出す

[メイン] 百々路木歩美 : 「アタシは欲しい、”包み紙“たる二人が」

[メイン] 百々路木歩美 : 包を破らず綺麗に剥き
イチゴ色の飴が姿を出す

[メイン] 百々路木歩美 : 「アナタは欲しい”キャンディ“が」

[メイン] 百々路木歩美 : 「分け合っちゃいますか?」

[メイン] 百々路木歩美 : 用意したのは甘い答え。
こちらは、リサイクル必須の包み紙
相手には、溶ければなくなる甘い菓子

[メイン] ディキャパテイター : 眼鏡のブリッジ部分へと、中指を添えながら。

[メイン] ディキャパテイター : 「─────それは是非とも、願ったり叶ったりですねぇ」

[メイン] ディキャパテイター : くすりと、笑いながら。

[メイン] ディキャパテイター : 「それを実現することができましたら、ええ、ええ
 ─────手は引きましょう。
 余計な血など、流れない方が良いですからね」

[メイン] ディキャパテイター : 「我々は同じ、"弱者"を救うために、この世界に立つ者同士ですから
 刃は、なるべく向けたくはないものですよ
 少なくとも私は……ね」

[メイン] 百々路木歩美 : 「…そっか、アタシは少し違うけど。アナタと同じ事を、今はするよ」

[メイン] 百々路木歩美 : 複雑な心中を、幼い顔で現しながら
微笑みを作る

[メイン] 百々路木歩美 : 「…で、ここからはちょっとした質問だけどさ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「…今回みたいな事が、“次”起こった時の対策はあるの?」

[メイン] 百々路木歩美 : …要するに、同じ事件がまた起こる余地はあるのかと尋ねている

[メイン] ディキャパテイター : 「結論から申し上げましょう」

[メイン] ディキャパテイター : 「"不可能"に近いでしょうね」

[メイン] ディキャパテイター : 「我々レヴォルトライザは、確かに大きなセルの一つとして存在してます。
 ゆえに、豊富な人材が揃っていることは事実であり
 表社会から、我々の情報が抜き取れることは、まずは無いでしょう」

[メイン] ディキャパテイター : 「しかし─────FHという組織の性質
 UGNとの違い、それをサイレントウォーカーさんは、ご存知でしょうか?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「…“個”と、“集団”かな」

[メイン] 百々路木歩美 : 「少なくとも、後ろから刺される事はないかな、やましい事しなければ」

[メイン] ディキャパテイター : 「ええ、それもあります、正しい答えです」

[メイン] ディキャパテイター : 「何よりも違いは─────この"力"でしょう」
そう言い、掌を見せると、その中央に"影"が渦巻く。

[メイン] ディキャパテイター : 「あなた方は、これを制御している
 本来の力を発揮しないように、抑制をしている」

[メイン] ディキャパテイター : 「しかし、FHはどうでしょうか?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「…なるほど」

[メイン] 百々路木歩美 : 「ナリフリ構わず…と」

[メイン] ディキャパテイター : 静かに頷く。

[メイン] イグノートス : この男の言う通りで、FHは極論
これらを制御する必要はないのだ

[メイン] イグノートス : 現に、FHではRC訓練よりも先に出力確保を優先して教育すると聞いたことがある。

それが彼らと我々の、数値的な違いの一つだろう。

[メイン] ディキャパテイター : 「つまり、我々とて"最大出力"で防衛策は練り上げるでしょう
 しかし同じように、予測の付かない"最大出力"の攻撃が
 降りかかった時は─────もはや、"現場対応"をするしかないのですよ」

[メイン] ディキャパテイター : 「FHというのは、いかに相手の行動を予測し
 自らのイニシアチブを握るか、ではないのですよ」

[メイン] ディキャパテイター : 「"その場"で、臨機応変を求められる
 組織も、身の安全も、何もかもが全て、その時点で要求されるのです」

[メイン] イグノートス : つまり対策などはなく、その場その場であらゆる決定と判断を求められる。
組織として一応は成り立ってはいるものの、余程の大物が介入しない限りはそれぞれが独立した手足の様なもので

[メイン] イグノートス : 何にしろ長所というものと短所というものは存在する
我々に長所と短所があるように、彼らもまた長所と短所を持っているとの事だ。

もっとも、彼らは欲望と衝動に駆られた者達の集い。どこまで行っても"一つ"にはなれないだろうしならないだろう。

[メイン] イグノートス : 「アユミ、これは満足のいく答えでしたか?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「………」

[メイン] イグノートス : 「アユミ、弁こそが貴女の会話でしょうか?」

[メイン] イグノートス : 「小難しい理屈を述べることが英雄のそれであるのであれば、これ以上は口を挟みますまい」

[メイン] 百々路木歩美 :

[メイン] 百々路木歩美 : 彼の言ったことが全て正しければ
また、同じ事は起こり……その時に、彼らの日常は終わってしまうのだろう

[メイン] 百々路木歩美 : UGNでさえ、彼らから目を離せない
FHの同類でさえ、今回の一件で彼らを恐れながら、極一部は……“弱点”に勘づく

[メイン] 百々路木歩美 : よって、いつの日か───

[メイン] 百々路木歩美 : それでも、と進んだ道なら
止められるだろうか?
相手が、自分の同類だというのに

[メイン] 百々路木歩美 : 自分は、“長生き”なんて言葉に吊られて諦められるだろうか?

[メイン] 百々路木歩美 : いいや、絶対に妥協しないだろう
さっさと役に立ってくたばり果てれば良いのだ、アタシなどは

[メイン] イグノートス : 「悩んでいるようですが」

[メイン] イグノートス : 「そこまでの事でしょうか?
 敵ならば敵、味方ならば味方。それぞれから見た役割など決まりきっているでしょうに、何故?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「…悩んでたかな、アタシ」

[メイン] イグノートス : 「私は少し"見え方"が違うので、ええ」
張り付いた様な貌をするのは、領域に生きた生物で。

[メイン] 百々路木歩美 : 「…アタシは、きっと“お別れ”の準備をしただけだよ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「ねえ、首斬り人。アナタと会うのは、これが最後だと良いと思うから 教えてくれない?」

[メイン] 百々路木歩美 : 「どうして、誰かを助けようと思ったの?」

[メイン] ディキャパテイター : 眼鏡のブリッジ部分へ、中指を添えながら、位置を整え。

[メイン] 百々路木歩美 : アタシも、シツモン受け付けるからさ
と微笑みながら

[メイン] ディキャパテイター : 「………………そうですね、意外にも自分で考えたことは無かったです」

[メイン] ディキャパテイター : 「しかし、確かに私の中に……それに対する答えは、あります」

[メイン] ディキャパテイター : 「霧が掛かっておりますので、正確な答えにはならないかと
 思われますが、そこはご了承ください」
そう言い、一礼後。

[メイン] 百々路木歩美 : コクリ、と頷き
耳を傾ける

[メイン] ディキャパテイター : 「………そこに、"生き甲斐"を感じたから……でしょうかね
 有体に言えば、そうなります。」
それは、とてもありふれた答えであった。

[メイン] ディキャパテイター : 「何せ、私もまた、自分で言うのもなんですが
 虐げられた側でしたから、しかしそこで私は終わることはなかった
 転換期が訪れることとなった。」

[メイン] ディキャパテイター : 「私とレヴォルトライザの出会いは……それはそれはもう
 頭を鈍い何かで思い切り殴られたかのような……そんな衝撃でしたね
 戸惑いが8割方だったでしょう、しかし……残りは、"喜び"でした」

[メイン] ディキャパテイター : 「私にも、そういった感情がまだ残っていたことが
 さらに言えば、嬉しかったんですよね」

[メイン] 百々路木歩美 : 「おお〜……“コイ”のお話みたいな言い方だね」

[メイン] ディキャパテイター : 「はは、良い例えですね」

[メイン] ディキャパテイター : 「そうですね、これはまさしく"コイ"です
 だから私はレヴォルトライザを信じることにしましたし
 私と同じような境遇にある者へ……私と、似たような感情を
 持ってほしく、こうして表の私を切り捨てたわけです」

[メイン] ディキャパテイター : 両腕を軽く、広げ。

[メイン] ディキャパテイター : 「─────世界は、思ったより捨てたものではないと、知ってほしい」

[メイン] 百々路木歩美 : 「……“命拾い”した人が言うと、説得力アルネ。そこの所は、アタシもわかるよ」

[メイン] 百々路木歩美 : いつもと変わらない笑みを作る口元に
まるで様変わりした、その目元
笑わず、悲しく揺れている

[メイン] 百々路木歩美 : 「とってもいいお話だった、お別れに聞くには勿体無いくらいの……」

[メイン] ディキャパテイター : 「ええ、ありがとうございます、こちらこそ」

[メイン] ディキャパテイター : 「あまり考えたことが無かったものでして……
 ええ、ええ、こうして言葉にして、ようやく自分で
 気が付けたことも、ありますからね」

[メイン] ディキャパテイター : 「では私も、"お別れ"ついでに聞いてみたいですね
 ─────あなたがこの、禄でも無い世界に立つ理由が」
丸眼鏡が、白く光り。

[メイン] ディキャパテイター : 「子どもなのですから、ええ、ええ、本来であれは"不必要"」

[メイン] 百々路木歩美 : 「うん、さっき。シツモンに関してはオッケーしたからね!」

[メイン] 百々路木歩美 : 音を立てずにくるりと周り
月を囃し立てる様に手を上げて

[メイン] 百々路木歩美 : 「アタシはね、この世界の良いところなんて殆ど知らないし……」

[メイン] 百々路木歩美 : 「失礼かもだけど、知らなくて良いかもとも思ってる」

[メイン] 百々路木歩美 : 戯けた笑みで、少女は語る

[メイン] 百々路木歩美 : 「だって、聞くだけでも。習うだけでも、世界はとてもキレイ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「今まで見てきた裏側を含めても、アタシはそう思う」

[メイン] 百々路木歩美 : それは、日常を持ちながら
”世界“に馴染めぬ…いいや

[メイン] 百々路木歩美 : カケラも馴染もうとも、否や近寄り難くと
非日常から、喝采を送る子供の言葉

[メイン] 百々路木歩美 : 「例え、隠し事の代価に支払われるのが。アタシ達の血だとしても」

[メイン] 百々路木歩美 : 「見た事のない誰かの為に、感じた事もないセカイの為に殺し、殺されるのが。アタシ達の存在理由だとしても」

[メイン] 百々路木歩美 : すう、と息を吸い

[メイン] 百々路木歩美 :  

[メイン] 百々路木歩美 : 「セカイは、こんなにイトオシイ!」

[メイン] 百々路木歩美 :  

[メイン] 百々路木歩美 : ただ、声だけが
瓦礫の群れの中にこだまする

[メイン] 百々路木歩美 : おかしな話、矛盾した事だ
体感した事もないくせに、自分だけは
その素晴らしさを知っているとでも良いタゲに微笑んで

[メイン] 百々路木歩美 : 「だからね」

[メイン] ディキャパテイター : くすりと、笑う。虚仮にしたものではなく。
まるで死人のような表情に、感情が浮かぶように。

[メイン] 百々路木歩美 : 「アタシは、“死に甲斐”があるよ。このセカイの為ならね!」

[メイン] ディキャパテイター : 「であれば、もはや、我々の成すべきことは、一つでしょう」

[メイン] ディキャパテイター : 「この醜くも、美しい世界を守るために─────
 ドブの臭いのするような道の端で、歯車として」

[メイン] ディキャパテイター : そして男は、足先を真っ暗な路地裏へと向ける。

[メイン] ディキャパテイター : 「─────この場で戦っては、ご近所迷惑というものでしょう」

[メイン] ディキャパテイター : 「こちらへ」
ブリッジ部分へ、指を添えながら。

[メイン] 百々路木歩美 : 深く、お辞儀をして

[メイン] 百々路木歩美 : それへと続く

[メイン] イグノートス : 困ったように笑みを浮かべて

[メイン] イグノートス : この存在もまた、そちらへと。

[メイン] イグノートス : それを望むのであれば、役者不足ではありますが。

[メイン] イグノートス : 興味を惹かれてしまったのであれば、ねぇ。

[メイン] イグノートス :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 使われない建物と建物との間。
その奥にある、ひっそりと作られる空間。
剥き出しの古い室外機に、捨てられて年数の立つゴミ袋が散漫とする。

[メイン] ディキャパテイター : 男の目元へ影が作られる。

[メイン] ディキャパテイター : 「─────まずは、"人払い"」

[メイン] ディキャパテイター : 静かな言葉から放たれるは、強烈なレネゲイドの共鳴反応。

[メイン] ディキャパテイター : 《ワーディング》

[メイン] ディキャパテイター : 衝動判定:難易度11

[メイン] イグノートス : 「違いありません」

[メイン] イグノートス : (2+1+1)dx10+1>=11 (4DX10+1>=11) > 8[1,1,7,8]+1 > 9 > 失敗

[メイン] 百々路木歩美 : 5dx+1 (5DX10+1) > 4[1,2,3,3,4]+1 > 5

[メイン] 百々路木歩美 : 意図せぬ形で、暴走が始まる

[メイン] 百々路木歩美 : 81+2d10 衝動判定 (81+2D10) > 81+11[3,8] > 92

[メイン] system : [ 百々路木歩美 ] 侵蝕率 : 81 → 92

[メイン] イグノートス : 2d10 (2D10) > 6[1,5] > 6

[雑談] system : [ イグノートス ] 侵蝕率 : 73 → 79

[メイン] 百々路木歩美 : 身体に刻まれたヒビから、己さえ蝕む毒の如きレネゲイドを溢れさせ。
絶えず自壊しながら、少女は微笑む

[メイン] 百々路木歩美 : 「悪いけど……“ソレ”に染まってちゃ、ダメなんだよね」

[メイン] 百々路木歩美 : お姉ちゃんへのロイスをタイタスへ変更
暴走を解除して──

[メイン] system : [ 百々路木歩美 ] ロイス : 2 → 1

[メイン] 百々路木歩美 : 「さ、出番だよ。──」
途端声にノイズが走り、胸中の呪石が
塗りつぶす様に、少女の体に呪いを放つ

[メイン] GM : 1ラウンド目。
─────セットアッププロセス

[メイン] 百々路木歩美 : 怨念の呪石を使用!

[メイン] system : [ 百々路木歩美 ] 侵蝕率 : 92 → 95

[メイン] ディキャパテイター : 無し

[メイン] イグノートス : 何もしないとも。

何度も言いましたよ、役者不足と。

[メイン] 百々路木歩美 : 全身にヒビが広がり、異音が放たれる
激痛とてその様に見合わぬ物である筈なのに

[メイン] 百々路木歩美 : それこそが本懐と、意気揚々と
チルドレンは路地裏を駆け抜けていく

[メイン] ディキャパテイター : ブリッジ部へ指を添えながら、ただそれを見やる。
月光に硝子面が、色白に反射し。

[メイン] GM : イニシアチブプロセス

[メイン] ディキャパテイター : 「失礼」

[メイン] ディキャパテイター : 《加速する刻》

[メイン] ディキャパテイター : ─────一言の後、スーツの男はアスファルトへと
己の手を添えると、地に這える影がまるで生物のようにうねり出す。

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : 《封印の楔》《拡散する世界》

[メイン] ディキャパテイター : 対象は、シーンにいる者"全員"。
対象とRCによる対決を行う。
エネミーが勝利した場合、指定したエフェクトをシナリオ間、使用不可。

[メイン] ディキャパテイター : 10dx+11 対決 (10DX10+11) > 9[1,2,4,5,7,8,9,9,9,9]+11 > 20

[メイン] 百々路木歩美 : 10dx+6 (10DX10+6) > 9[1,3,3,4,4,4,7,8,9,9]+6 > 15

[メイン] イグノートス : 3dx10+1>=20 ……成る程。 (3DX10+1>=20) > 7[2,4,7]+1 > 8 > 失敗

[メイン] イグノートス : しかし。

[メイン] イグノートス : 私はともかく、彼女の一部を奪う様な無粋な真似はよしておくれよ。

[メイン] イグノートス :  

[メイン] イグノートス : 妖精の手
『Talem exitum non accipio』

アユミのダイス1つを10に

[メイン] イグノートス :  

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : 《妖精の手》

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : 1dx+21 対決 (1DX10+21) > 9[9]+21 > 30

[メイン] 百々路木歩美 : 1dx+20 (1DX10+20) > 8[8]+20 > 28

[メイン] イグノートス : それは、意地なのか?

私は更に上を見たい。どうするどうしたこれが未知か?

[メイン] イグノートス :  妖精の輪+妖精の手
《sequitur naturam》

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : 《妖精の手》《妖精の輪》

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : 1dx+31 対決 (1DX10+31) > 2[2]+31 > 33

[メイン] 百々路木歩美 : 1dx+26 (1DX10+26) > 10[10]+5[5]+26 > 41

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : 《支配の領域》

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : 1dx+26による判定結果を、1+26へ

[メイン] 百々路木歩美 : ロイスをタイタス…昇華
不利効果を無効にするよ

[メイン] system : [ 百々路木歩美 ] ロイス : 1 → 0

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : 伸びた影は、歩美以外の"全員"の足元へ覆う。

[メイン] ディキャパテイター : そして体内へと、"ある物"を奪い取る。

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : 封印するエフェクト、それは。

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : 《リザレクト》

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : ─────吐血。男は鮮血を冷たい地へと吐き出す。

[メイン] system : [ ディキャパテイター ] HP : 0 → -20

[メイン] イグノートス : 「ふは」

[メイン] ディキャパテイター : この力は、男にとっても体への負荷が高く
何よりも、制御が困難極まるものであった。

[メイン] イグノートス : 常人では測れぬ領域の奪い合いは、第三者の想いでどうにか切り抜けたが

[メイン] イグノートス : 「人に戻った気すらしますよ」

[メイン] ディキャパテイター : 体を再構築する機能は─────"首斬り人"をも、失う。

[メイン] ディキャパテイター : 「ええ、そうじゃないと」

[メイン] ディキャパテイター : 「"化物"の首は、斬れませんからね」

[メイン] イグノートス : 「違いない」

[メイン] ディキャパテイター : 口元にこびり付く血を、袖で拭き取る。

[メイン] system : [ イグノートス ] 侵蝕率 : 79 → 91

[メイン] 百々路木歩美 : 助力により逃れた少女は
更に砕け散る体に構わず、壁を蹴り空へと逃れる

[メイン] 百々路木歩美 : 「…アレが、アタシが届かないカクゴ」

[メイン] 百々路木歩美 : その場にいる全てを、或いは世界さえ敵に回さなければ、習得どころか模倣すらままならない境地の一つ

[メイン] 百々路木歩美 : それは、あまりにも眩くて───

[メイン] ディキャパテイター : 「覚悟だなんて、とんでもありません」

[メイン] ディキャパテイター : 「未熟、ただそれだけですよ」

[メイン] ディキャパテイター : 「しかし─────物事は捉えようでしょう」

[メイン] ディキャパテイター : 「こうして私も、首を斬られる立場となった
 さすれば、私とて"油断"は一切できない」

[メイン] ディキャパテイター : 「相手と同じ土俵に立つからこそ─────私の神経も研ぎ澄まされる」

[メイン] ディキャパテイター : 背水の陣。それを体現するものであった。

[メイン] ディキャパテイター : 眼鏡のブリッジ部分へ中指を添えながら。

[メイン] 百々路木歩美 : 「と、すれば──」

[メイン] 百々路木歩美 : 「余分は、捨てなきゃ。オモイ体でギロチンからは逃げられないからね」

[メイン] 百々路木歩美 : 高く、高く跳ねながら
空へと身を投げながら、少女は空を見つめ

[メイン] 百々路木歩美 : 「時よ、止まれ」

[メイン] 百々路木歩美 : 《時間凍結》

[メイン] 百々路木歩美 : 少女の内面で響き続ける異音が頂点を超え
セカイを切り取り、その中を、ただ一人進んでいく

[メイン] 百々路木歩美 : 美しいセカイを、この目に留め続けたい
その純粋すぎる思いが、破滅に近しいレネゲイドの酷使を支えている

[メイン] system : [ 百々路木歩美 ] 侵蝕率 : 95 → 102

[メイン] system : [ 百々路木歩美 ] HP : 28 → 8

[メイン] 百々路木歩美 : 《オリジン:レジェンド》

[メイン] system : [ 百々路木歩美 ] 侵蝕率 : 102 → 104

[メイン] 百々路木歩美 : そして、凍った時の中を颶風が裂く

[メイン] 百々路木歩美 : 時間停止の臨界点、時が解けるその一瞬まで距離を詰め──!

[メイン] 百々路木歩美 : 「まずは……一発ッ!」

[メイン] 百々路木歩美 : 《サイレンの魔女》

[メイン] 百々路木歩美 : 全てが動き出すが同時に、絶叫を首斬り人に向けて叩きつけた

[メイン] 百々路木歩美 : 11dx+14 (11DX10+14) > 10[2,2,2,2,3,3,4,8,9,9,10]+2[2]+14 > 26

[メイン] ディキャパテイター : 10dx+11 ドッジ (10DX10+11) > 8[1,1,1,2,3,4,7,7,8,8]+11 > 19

[メイン] 百々路木歩美 : 7d10+11 (7D10+11) > 38[6,3,1,10,5,8,5]+11 > 49

[メイン] system : [ ディキャパテイター ] HP : -20 → -69

[メイン] 百々路木歩美 : ほぼゼロ距離で放った一撃は
その性質から、放った少女さえ蹂躙していく

[メイン] system : [ 百々路木歩美 ] HP : 8 → 5

[メイン] ディキャパテイター : 反響する音は、戦場に伏す"影"を剥ぎ取る。
音波による振動は、物が形状を保つ楔を断つことすら可能。

[メイン] ディキャパテイター : 「……………見事」

[メイン] ディキャパテイター : 影に身を落とすも、男の体には鮮血がこびり付く。

[メイン] 百々路木歩美 : 「…この一撃、結構な自信あるのに受けきられちゃったか、ヤバいなぁ」

[メイン] イグノートス : 「相手は強大なセルの一員、当然の帰結かと」

[メイン] 百々路木歩美 : 砕け散った表皮が超高速で再生する
砕けて割れて散り果てて、絶叫に見合う痛みの中、必死に声を絞り出す

[メイン] 百々路木歩美 : 「だよ、ね……! でも、次はもっと…力を込める…!」

[メイン] ディキャパテイター : 放たれる。

[メイン] GM : ─────ディキャパテイターの正規手番。

[メイン] イグノートス : 彼がセルリーダーならばどれほど良かっただろうか、しかし一員でしかなく。
放たれたそれに眼を開く。

[メイン] ディキャパテイター : 蠢く影は、その先を刃が如く変形し、八方より襲う。

[メイン] ディキャパテイター : 10dx+11 命中 (10DX10+11) > 10[1,2,3,3,4,5,6,9,10,10]+9[3,9]+11 > 30

[メイン] イグノートス : 暴走中により、リアクション不可。

[メイン] 百々路木歩美 : 表皮が引き裂かれる痛みの中
臓腑が捩れ狂う嫌悪感の中で、少女は、己の纏う外套を強く握り締め

[メイン] 百々路木歩美 : 「チカラ、を…カシテ…!!」

[メイン] 百々路木歩美 : 《浄玻璃の鏡》
RC判定でドッジ

[メイン] 百々路木歩美 : 10dx+14 (10DX10+14) > 10[2,3,3,5,8,8,8,9,9,10]+10[10]+7[7]+14 > 41

[メイン] ディキャパテイター : 《妖精の手》

[メイン] ディキャパテイター : 1dx+31 (1DX10+31) > 7[7]+31 > 38

[メイン] ディキャパテイター : 《妖精の手》《妖精の輪》

[メイン] ディキャパテイター : 1dx+41 (1DX10+41) > 3[3]+41 > 44

[メイン] ディキャパテイター : 5d+44 装甲・ガード有効ダメージ (5D10+44) > 27[10,2,5,1,9]+44 > 71

[メイン] 百々路木歩美 : ──ダメだ、当たる

[メイン] 百々路木歩美 : 会心の出来で迎撃のエフェクトを放ち
それすら乗り越える一撃で、相手は応答してきた

[メイン] 百々路木歩美 : そして、肉体は既に臨界
後一撃で、この肉体は砕け散る

[メイン] 百々路木歩美 : だけど、まだ───!

[メイン] イグノートス : 力に身を任せやすくなるこの状態で、理外の一手など放つことすらできず。
身体を切り刻まれていき、そのボロボロの衣服にも。

[メイン] 百々路木歩美 : センパイ
○信頼/庇護
まだ、見届けてないんだ──
日常へ歩き出す、その背中を……
だから、まだ……まだ…!!

[メイン] 百々路木歩美 : ロイスを、タイタスへ…!!
+1d10だ!

[メイン] 百々路木歩美 : 1d10+41 (1D10+41) > 2[2]+41 > 43

[メイン] 百々路木歩美 : それでも尚足りない、限界を超えているのは相手とてまさしく同じ事

[メイン] 百々路木歩美 : たった一度、魂を燃やした程度では届かない
だから───

[メイン] 百々路木歩美 : “あの子”
○親近感/不安
責任を、果たさないとダメなんだ…!
ここで終わって……ダメでした、じゃあ。まだダメなんだよ……!!

[メイン] 百々路木歩美 : もう一度、タイタスへ
+1d10

[メイン] 百々路木歩美 : 43+1d10 (43+1D10) > 43+3[3] > 46

[メイン] 百々路木歩美 : これで、ようやく。致命の一撃を凌ぎ切る

[メイン] 百々路木歩美 : 相殺などと言う、格好の良い物ではない
復活の必要性はないだけで、放っておけば悪化して死亡する

[メイン] 百々路木歩美 : だが、この戦闘で、体が動けば……
“彼”を倒せれば、それで良い……!

[メイン] 百々路木歩美 : 「…ま、ったく……もっと、練習しとけばよかった。トックン足りてないなぁ…」

[メイン] 百々路木歩美 : 軽口を叩きながらも、重傷は変わらず
眼さえヒビが及び、片側の視界は黒く染まり何も見えない

[メイン] イグノートス : イグノートスもまた、その身体から鮮血を吐き出しつつも
どうにかどうにかと、ここに立つ

[メイン] イグノートス : 本来ならばこんな真似はせず、早いところ部隊などを呼び鎮圧すれば良いのだろうが。

[メイン] イグノートス :  

[メイン] イグノートス : 《UGN》のロイスをタイタスに復活

[メイン] イグノートス :  

[メイン] イグノートス : そんなことはどうでも良いと、2秒前の考えを2秒前までの組織の記憶ごと一時切り捨てた。

[メイン] イグノートス : 共に限界を迎えよう。
私もアナタもアユミも。

共に未知へと旅立とう。
私もアナタもアユミも。

[メイン] GM : ─────正規手番、歩美、イグノートス。

[メイン] 百々路木歩美 : アタシからだね!

[メイン] 百々路木歩美 : 深く、腰を落とし
ふらり、と揺れる

[メイン] 百々路木歩美 : その揺れと、不安定さを武器にして
横向きに跳ね上がる様に、首斬り人へ接近する──!

[メイン] 百々路木歩美 : 《サイレンの魔女》

[メイン] 百々路木歩美 : 11dx+14 (11DX10+14) > 10[1,1,2,2,4,7,7,8,8,9,10]+7[7]+14 > 31

[メイン] ディキャパテイター : 10dx+11 ドッジ (10DX10+11) > 10[1,1,2,4,6,6,6,8,8,10]+1[1]+11 > 22

[メイン] 百々路木歩美 : 拳を文字通り砕ける程握り締め
そこに、エフェクトを集中させ、即席の手榴弾へと変えると──!

[メイン] 百々路木歩美 : 「食い尽くし…!壊し尽くして…!!果てさえ残らずに──!!!」

[メイン] 百々路木歩美 : 超至近距離で、“音”の爆弾を敵の胸へと叩き付ける

[メイン] 百々路木歩美 : 途端、共鳴を開始する。先手で放った破滅の音階

[メイン] ディキャパテイター : 「グ、ハ………!」

[メイン] ディキャパテイター : 赤黒い吐血。影へ身を落とすことも敵わず。その一撃は胸に。
男の体は軽々と、後方へと吹き飛ばされていくも。

[メイン] 百々路木歩美 : 10d10+11 (10D10+11) > 44[1,4,7,5,10,2,4,4,1,6]+11 > 55

[メイン] system : [ ディキャパテイター ] HP : -69 → -124

[メイン] system : [ 百々路木歩美 ] HP : 5 → 2

[メイン] 百々路木歩美 : 木っ端微塵になった右腕をダラリと下げ、息を荒げる

[メイン] 百々路木歩美 : 「これで、立ってくるかな…来るかも、来るだろうね アナタなら」

[メイン] ディキャパテイター : ─────アスファルトの大地を擦るようにして
二本の黒い線が、地面に浮かび上がる。
男の様子は、最初出会った時よりも余裕は無く、限界は近い。

[メイン] ディキャパテイター : 「……ええ、そりゃ、もちろん」

[メイン] ディキャパテイター : 「"お互い様"ですから」

[メイン] 百々路木歩美 : 「だよ、ね…!」

[メイン] 百々路木歩美 : 「アタシは、アタシで。アナタが、アナタ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「結果なんて、確かめるまでもない」

[メイン] 百々路木歩美 : 自分が立っているのだ、相手が立っていない筈が無い

[メイン] 百々路木歩美 : 一と一、それが二人
同じ数字である以上、理屈だけなら永遠に決着はつかない筈で

[メイン] イグノートス : 「ええ、確かめるまでもないとも」

[メイン] 百々路木歩美 : けれど……その二つは明確に
終わりの時を感じ取っていた

[メイン] イグノートス : 自身の暴走のみを解除し、イグノートスも
この戦いの終わりを見据えんと。

[メイン] GM : クリンナップを終え
2ラウンド目
セットアッププロセス

[メイン] ディキャパテイター : 無し

[メイン] 百々路木歩美 : シーン中持続の為、使用必要なし!

[メイン] イグノートス : 「では、夜も深く我々も些か疲労が大きい」

[メイン] イグノートス : 「この回にて、どうか」

[メイン] イグノートス :  

[メイン] イグノートス :  drittklassige Komödie
 『芝居は終わりだ』

[メイン] イグノートス :  

[メイン] イグノートス : 一瞬だ。
一瞬だけ悩む。

[メイン] イグノートス : これを永遠に見ていきたいと

[メイン] イグノートス : だが…….

[メイン] イグノートス : 彼女を終わらせたくないという情が少しでも湧いたのも、また事実であり

[メイン] イグノートス :  

[メイン] system : [ イグノートス ] 侵蝕率 : 91 → 95

[メイン] ディキャパテイター : 男は、己の手の甲を、死んだような目で見やりながら。

[メイン] ディキャパテイター : 「もはや、残りカスですね」

[メイン] イグノートス : 「お許しを」

[メイン] ディキャパテイター : 「ええ、構いませんよ」

[メイン] ディキャパテイター : 「奥の手をまさか、使う日が来るとか思ってもみませんでしたよ」

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : 《加速する刻》

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : メジャー消費で、戦闘移動

[メイン] ディキャパテイター : 同一エンゲージへ

[メイン] ディキャパテイター : イニシアチブプロセス

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : 《裏切りの真名》

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : リアクション不可、強制ダメージ

[メイン] ディキャパテイター : 6d+11 歩美 (6D10+11) > 24[2,1,7,3,2,9]+11 > 35

[メイン] ディキャパテイター : 6d+9 イグノートス (6D10+9) > 41[6,2,7,10,9,7]+9 > 50

[メイン] 百々路木歩美 : 防具があってもコレは無理だね…!

[メイン] system : [ 百々路木歩美 ] HP : 2 → 0

[メイン] イグノートス : ……

[メイン] イグノートス : 貴女には帰る場所があるだろうに。

[メイン] イグノートス :  

[メイン] イグノートス : 百々路木歩美のロイスをSロイスに

[メイン] イグノートス : タイタス昇華

[メイン] イグノートス : カラーロイス効果適用

[メイン] イグノートス : カラー

[メイン] イグノートス :
ホワイト
義務感

[メイン] イグノートス :  

[メイン] イグノートス : 対象に算出されるダメージを0に

[メイン] system : [ イグノートス ] ロイス : 4 → 3

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : 蠢き、そして制御を失ったように乱れる影の群。

[メイン] ディキャパテイター : 突き刺さるは、他なる男へ。
その中央で、スーツの男は、死んだように少女を見つめ。

[メイン] ディキャパテイター : 「戦いとは、不条理であり、不合理である
 ……"化物"同士の戦いとあれば、さもありなん」

[メイン] ディキャパテイター : 「予測など誰がつこうか」

[メイン] ディキャパテイター : 「だからこそ、"臨機応変"に対処しなければならない」

[メイン] ディキャパテイター : 「─────もう、これが当たらなければ
 これで、終わらなければ」

[メイン] ディキャパテイター : 口角を、少しだけ上げ。

[メイン] ディキャパテイター : 「笑うしかないですね」

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : 正規手番

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : 《原初の虚:黒星粉砕》

[メイン] ディキャパテイター : リアクション不可

[メイン] ディキャパテイター : 10d ダメージ (10D10) > 41[3,1,8,5,2,6,3,10,2,1] > 41

[メイン] 百々路木歩美 : 足が、動かない
いいや、動いたにしても。あの一撃は返せない

[メイン] イグノートス : ふらり、幽鬼のように男は立ち上がり

[メイン] イグノートス : 《カバーリング》

[メイン] イグノートス : アユミの首を掴み、そのエフェクトの前へと立ち

[メイン] 百々路木歩美 : 「イグノ、トース…?」

[メイン] イグノートス : 「…………舞台に立たされたのも未知ではありましたよ」

[メイン] イグノートス : 暗黒天体とも称して良い様なそれを受け、肉体の滅びを加速させつつも

[メイン] イグノートス : 「今だ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「ッ…!!」

[メイン] GM : ─────正規手番、歩美、イグノートス。

[メイン] system : [ イグノートス ] ロイス : 2 → 1

[メイン] 百々路木歩美 : さあ…最後のターンだよ…!

[メイン] 百々路木歩美 : 全身を破片に変えながら
眼前の首斬り人を掴み

[メイン] 百々路木歩美 : 「これで、最後……」

[メイン] 百々路木歩美 : 「だから、ハッキリ言っておくよ…」

[メイン] 百々路木歩美 : 「サヨナラ」

[メイン] 百々路木歩美 : 《サイレンの魔女》

[メイン] 百々路木歩美 : 11dx+4 (11DX10+4) > 8[1,2,2,3,3,3,4,6,7,7,8]+4 > 12

[メイン] ディキャパテイター : リアクション不可

[メイン] 百々路木歩美 : 7d10+11 (7D10+11) > 39[2,5,7,6,7,5,7]+11 > 50

[メイン] system : [ ディキャパテイター ] HP : -124 → -174

[メイン] 百々路木歩美 : 己諸共に巻き込む様に、レネゲイドの暴風が吹き荒れる。周囲を巻き込まず
最大の威力だけを発揮することだけを目的とした嵐は、同一の物を、諸共と削り取っていき──

[メイン] system : [ 百々路木歩美 ] HP : 2 → -1

[メイン] 百々路木歩美 : 嵐が、晴れた

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : 刈り取る。男を形成する肉体を。

[メイン] ディキャパテイター : やがて、心臓を抉り、裂く。

[メイン] ディキャパテイター : 「………ガ………ハ……」

[メイン] ディキャパテイター : ぐったりと、巡らす酸素を失い、体勢が崩れる。
吐血した赤が、ぼたりぼたりと、スーツを汚し。

[メイン] 百々路木歩美 : 「────」

[メイン] 百々路木歩美 : 全身が、赤黒く染まり
瞳は影に包まれ見えない

[メイン] 百々路木歩美 : まるで炸裂寸前の火薬庫の様な有様で
そこに立っている

[メイン] ディキャパテイター : 「……………おめで ……と ……ござ…い ……ま……す」

[メイン] ディキャパテイター : にたりと、死に際に笑顔を作りながら。

[メイン] ディキャパテイター : にたりと、死に際に笑顔を作りながら。

[メイン] ディキャパテイター : 「あな……た、の……勝………ち」

[メイン] ディキャパテイター : 「……善……が……悪、を………断……つ」

[メイン] ディキャパテイター : 男の意識は、徐々に朧気へと消えて行く。

[メイン] 百々路木歩美 : 「────」

[メイン] ディキャパテイター : 痛みなど、とうに通り越して、もはや無痛。

[メイン] ディキャパテイター : されど人の体というのは、走馬灯を作り出す。

[メイン] ディキャパテイター : 一説によれば、これまで生きてきた軌跡から
どうにか生き延びようと、起死回生の一手を打つために
脳が最後の足掻きとして、防衛反応として呼び起こされるものだ。

[メイン] ディキャパテイター : 目に映るは。

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : あーあ、碌な人生じゃない。

[メイン] ディキャパテイター : 薄っぺらい。面白味もない。

[メイン] ディキャパテイター : 弱者らしい、無様で、惨めな軌跡。

[メイン] ディキャパテイター : まぁ、でも、それなら、"らしい"んじゃないですか?

[メイン] ディキャパテイター : 弱肉強食。そんな言葉があるくらいなんだから。

[メイン] ディキャパテイター : 強者が勝ち残る世界こそが、健常なのだから。

[メイン] ディキャパテイター : だから私は、走馬灯の再生を、見ない。

[メイン] ディキャパテイター : 呪いの言葉すら、かけることすら烏滸がましい。

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : 「……あ……した……」

[メイン] ディキャパテイター : 「……てん、きに……」

[メイン] ディキャパテイター : 「なぁ………れ」

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : Eロイス

[メイン] ディキャパテイター : 《美しい世界への祈り》

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] ディキャパテイター : 効果?

[メイン] ディキャパテイター : そんなもの

[メイン] ディキャパテイター : ありませんよ

[メイン] ディキャパテイター :  

[メイン] GM : 戦闘終了

[メイン] イグノートス : 「おーーーーい」

[メイン] イグノートス : アユミの眼前で手を振っている

[メイン] 百々路木歩美 : 「──ァ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「い、ま…首斬り人の、声が……」

[メイン] イグノートス : 「終わりましたよ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「……カッ…タ…?」

[メイン] イグノートス : 「明日の晴天を望むのならば」
相変わらず意味不明な返しをして

[メイン] 百々路木歩美 : 「……わかんない、けど」

[メイン] 百々路木歩美 : 「お日様は好き、だよ……セカイが、よく見えるから…」

[メイン] イグノートス : 「どうだったかな?仕方のないこととはいえ、一つの正義を砕いてしまったのだが」

[メイン] 百々路木歩美 : 「……“いつも通り“の気分に加えて」

[メイン] 百々路木歩美 : 「……」

[メイン] 百々路木歩美 : 「なんだろう、ハッキリ。言えないや…」

[メイン] 百々路木歩美 : 胸に穴が空くような気持ちに加えて
不思議と、納得している自分がいた
まるで、答えを確かめた様に

[メイン] 百々路木歩美 : 何か一つ、確かであると思う
そんな気持ちだった

[メイン] 百々路木歩美 : 「…勝てたのなら、帰らなきゃね」

[メイン] 百々路木歩美 : 「イグノトース……おんぶして…色々ボロボロで力が出ない…」

[メイン] イグノートス : 「わかりましたよ」

[メイン] イグノートス : そこには誇大に謳う姿は無く。

[メイン] イグノートス : アユミを背負い、歩き始める。

[メイン] 百々路木歩美 : 大きな背に揺られて、安心すると
疲れ切った脳が、途端に動きを停止する

[メイン] 百々路木歩美 : 慣れない、背中。大きな人
痛い体に、眠い脳

[メイン] 百々路木歩美 : どろりととろけていく思考の中
ほんの一つ、確かであろうと思う言葉があった

[メイン] 百々路木歩美 :  

[メイン] 百々路木歩美 : 「きっと………アシタは…晴れ」

[メイン] 百々路木歩美 :  

[メイン] ”イルミネート” :  

[メイン] ”イルミネート” :  

[メイン] ”イルミネート” : middle「進路決定」登場:任意

[メイン] ”イルミネート” : 80+1d10 登場/リザレクト (80+1D10) > 80+6[6] > 86

[メイン] 『首輪付き』 : 1d10 (1D10) > 4

[メイン] system : [ 『首輪付き』 ] 侵蝕率 : 74 → 78

[メイン] system : [ ”イルミネート” ] 侵蝕率 : 80 → 86

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] 黄瀬 芹香 : 1d10 (1D10) > 7

[メイン] system : [ 黄瀬 芹香 ] 侵蝕率 : 66 → 73

[メイン] ”イルミネート” :  

[メイン] ”イルミネート” :  

[メイン] ”イルミネート” :  

[メイン] ”イルミネート” : ここは関東に位置する、UGN日本大支部。

[メイン] ”イルミネート” : 私たち達は、応接間へと向かっている。
任務を受けるためではなく、”UGN”へと用があるために。

[メイン] ”イルミネート” : 「……三度目まして、こんにちは。キャッツトリックさん」

[メイン] 『首輪付き』 : 「うす」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「こ、こんにちは……」

[メイン] キャッツトリック : 手を猫のようにしながら招き、にっこり、と笑顔を向ける。

[メイン] 『首輪付き』 : この場に顔を出すのは初めてだが、

[メイン] 『首輪付き』 : おそらくぼくの情報は行き届いているだろう。

[メイン] キャッツトリック : マグカップに淹れたコーヒーを、のんびりと飲みながら。

[メイン] 『首輪付き』 : (イグノートスと百々路木から、既に事の詳細は聞いてある)

[メイン] キャッツトリック : 「ま!腰掛けてよ~、立ちっ放しもなんでしょ?」

[メイン] 『首輪付き』 : (あとは……ぼくがどうにかするんだ)

[メイン] 『首輪付き』 : 「……うっす」
促されるまま、椅子に座る。

[メイン] ”イルミネート” : 礼をして、そのまま椅子に腰かける。

[メイン] LIO・ON : 「………………。」
首輪付きの隣の席に座る。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「…し、失礼します」

[メイン] 黄瀬 芹香 : おどおどしつつ、椅子に腰かけ

[メイン] 『首輪付き』 : (大丈夫だからな)

[メイン] 『首輪付き』 : 少女に囁きかけて

[メイン] 『首輪付き』 : キャッツの方へ、椅子ごと向き直る。

[メイン] LIO・ON : 無機質ながらも、青い瞳を首輪付きへ向け。
その呼びかけに、こくり、と頷く。

[メイン] LIO・ON : しかし不安が現れているのか、裾は摘まんでいる。

[メイン] キャッツトリック : 「しかしまぁ!随分と大胆な行動に出たね!」

[メイン] キャッツトリック : 「喫茶店にでも私を呼んじゃえばいいのに
 大支部でいいんだ?この報告会」

[メイン] ”イルミネート” : 「……それを踏まえた上の言葉だと思ってくれれば」

[メイン] ”イルミネート” : 「ですから……もし何かあったのなら、これは子どもたちを連れた私の責任ということで」
と言いながらも、目を向けて。

[メイン] キャッツトリック : 「いやぁ、キミだけの責任にはならないよ」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「責任は、私も取りますよ…!私だって、エージェントなんですから…!」
このまま、彼女たちが認められなかったのなら。それはまた、自分が役立たずということになる。故に、震える声で必死に主張して

[メイン] キャッツトリック : にこりと笑い、うんうんと頷く。

[メイン] 『首輪付き』 : (まだぼくら何もお願い申し上げてないんだが???)

[メイン] 『首輪付き』 : 「あー、上司さん?」

[メイン] キャッツトリック : 「うん、なんだい?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「たぶん話は行ってると思うし、単刀直入に」

[メイン] 『首輪付き』 : 隣の少女の肩を、ぽんと叩き

[メイン] LIO・ON : 「……!」

[メイン] 『首輪付き』 : 「この子、UGN(ぼくら)で保護するから。よろしく」

[メイン] キャッツトリック : にんまりと笑いながら。

[メイン] 『首輪付き』 : 無論、ジャームとして確保するという意味ではない。

[メイン] キャッツトリック : 「FHのチルドレンだっけ?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「そうだけど」

[メイン] キャッツトリック : 「具体的には?どーんな保護するの?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「ま……この子の隣人が、ちょっといろいろ握ってるものだからさ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「悪用されないように保護観察ってやつだな」

[メイン] 『首輪付き』 : 「ぼくが保護者になるよ」

[メイン] 『首輪付き』 : さも、それが当然であるかのように

[メイン] 『首輪付き』 : 軽いお願いであるかのように、あっさりと

[メイン] LIO・ON : 「……!」

[メイン] 『首輪付き』 : 首輪付きは言い放つ。

[メイン] キャッツトリック : 「ふぅ~ん?」
マグカップの中身をスプーンで、ゆっくりと混ぜながら。

[メイン] キャッツトリック : 「じゃ、いいよん、でも取引」

[メイン] 『首輪付き』 : 「何?」

[メイン] キャッツトリック : そう言いながら、3本の指を提示し。

[メイン] 『首輪付き』 : 相手の方が上の立場だというのに、傍若無人な野良猫。

[メイン] キャッツトリック : 「一つ目としては、キミらがそう言うっていうなら~
 つまりは、"ジャーム"じゃないって言い張りたいわけで
 それなら、それをきちんと証明すること」

[メイン] 『首輪付き』 : 「それはこの場でか?それとも……」

[メイン] キャッツトリック : 「言っておくけど、後方部隊の人達って
 前線のお仕事してる人の苦労とか、あんま知らないし
 侵蝕率を"そのまま"として受け止めるから」

[メイン] キャッツトリック : 「なるはや」

[メイン] 『首輪付き』 : 少女の手を、ぎゅっと握り

[メイン] 『首輪付き』 : 「そうか」

[メイン] LIO・ON : 握り返す。

[メイン] 『首輪付き』 : 「では、近いうちに報告する」

[メイン] キャッツトリック : 「じゃあ、二つ目~」

[メイン] キャッツトリック : 「隣人さんが持ってる情報は、"全部"報告してね?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「わかった、”全部”だな」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「……はい。わかりました」

[メイン] ”イルミネート” : ちらりとセリカへと目を向ける。
彼女が聞き出した情報は、要注意セルの心臓とも言える部分だ。
つまり……それを差し出すことで、"司法取引"を行っている。

[メイン] 『首輪付き』 : (これは出さなければ、そもそもお話にすら乗ってもらえないだろう…)

[メイン] キャッツトリック : 「うん、それならよし!
 まぁうちにも、元FHな人材っていうのはいることにはいるけど~
 でも誰もが"司法取引"を行なっているわけで~」

[メイン] キャッツトリック : 「でもその子って、別に今はUGNに協力をする気があるわけじゃないんでしょ?」

[メイン] キャッツトリック : スプーンで、リオンを指しながら。

[メイン] 『首輪付き』 : 「……なあ」

[メイン] 『首輪付き』 : 少女に話しかける。

[メイン] LIO・ON : 「………?」

[メイン] LIO・ON : 首輪付きの方を向き、首を傾げる。

[メイン] 『首輪付き』 : 「ちょっと……おまえを置いて、いろいろ話を進めすぎちゃってたかもなんだが」

[メイン] 『首輪付き』 : 頭をぼりぼりと掻き、はぁ……と息をついて

[メイン] LIO・ON : 「……ううん。私、信じてる」

[メイン] 『首輪付き』 : 「ぼくはおまえを保護してやりたい」

[メイン] 『首輪付き』 : 「……っ!」

[メイン] 『首輪付き』 : (良い子だな……ほんとに)

[メイン] LIO・ON : 首輪付きの言葉に、無機質な表情の中に、感情がうっすらと見える。
口角が、ほんの少しだけ上がっているように。

[メイン] 『首輪付き』 : 「だから……ぼくの言う事に、できるだけ……協力してくれるか?」

[メイン] LIO・ON : 「………する」

[メイン] 『首輪付き』 : 「ありがとう」

[メイン] LIO・ON : 「……離れたくないから」

[メイン] 『首輪付き』 : 「ふふふ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「ぼくもだ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「……で、協力する気あるってさ」
改めてキャットへ身体を向き直す

[メイン] キャッツトリック : にやにやしながら、肩を竦めて返事。

[メイン] キャッツトリック : 「なら猶更かな、じゃあいいや
 それで、一応確認はするけどもさ、先生」

[メイン] キャッツトリック : 「─────"レヴォルトライザ"は、掃討する
 おそらく上層部は、情報を握ったらそんな決断するけど
 別に私がキミ達に聞く義理とか、特にそういうのはないんだけど」

[メイン] キャッツトリック : 「いいんだよね?」

[メイン] ”イルミネート” : 「……構いません。それが取引の条件ですから、それに意義はありません」

[メイン] ”イルミネート” : キャッツトリックにそう頷く。

[メイン] 『首輪付き』 : 「あのさ、1個だけ」

[メイン] 『首輪付き』 : 図々しいのを承知で、付け加えようとする

[メイン] キャッツトリック : 「ん?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「これっきりにしてくれないかな」

[メイン] 『首輪付き』 : 取引の関係上、レヴォルトライザの情報を明け渡すことに異議はない。

[メイン] 『首輪付き』 : けれど。

[メイン] 『首輪付き』 : 「この子の隣人は、確かにすんげー情報収集能力がある…けど」

[メイン] 『首輪付き』 : 「その力は、この子を支えるためにこれからは使ってやって欲しい」

[メイン] 『首輪付き』 : 「少なくともぼくはそう願う」

[メイン] キャッツトリック : コーヒーを少し啜りながら。

[メイン] キャッツトリック : 「そこはね、その子次第でもあるのに加えて
 三つ目の条件にも、関わってくるかな~」

[メイン] 『首輪付き』 : 「……三つ目ってのは何だ」

[メイン] キャッツトリック : 三本立てた指をゆらゆらと振りながら。

[メイン] キャッツトリック : 「まぁキミには馴染み深いことだよ」

[メイン] キャッツトリック : 「"首輪"をつけろってこと」

[メイン] 『首輪付き』 : 「……あぁ」

[メイン] キャッツトリック : 「これから、すっごくあったりまえなことを言うから、怒んないでね?」

[メイン] キャッツトリック : 「子熊が山から降りてきました、怪我もしてました
 だから保護をしました。手当もしました。懐いてくれました。
 だから、首輪もつけずに飼うことにします」

[メイン] キャッツトリック : 「こんな選択をした人の末路って、どんな感じだと思う?」

[メイン] 『首輪付き』 : 「食われて死ぬだろうな」

[メイン] 『首輪付き』 : 記事で読んだことがある。

[メイン] 『首輪付き』 : そして、彼女がぼくに何を言おうとしているのかもわかる。

[メイン] キャッツトリック : 「そゆこと~」
指パッチンをしながら。

[メイン] キャッツトリック : 「"FHで教育された"って要素が、ど~しても……ね?」

[メイン] キャッツトリック : 「そんなわけで、しっかりとリードを繋ぐし
 迷惑をかけたら、飼い主が責任を取る」

[メイン] キャッツトリック : 「とっても当たり前なことをお願いするよ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「”UGNエージェントであるぼくの保護”だけでは不満なのか?」

[メイン] キャッツトリック : 「リスクヘッジを考えたらそうなるよ」

[メイン] 『首輪付き』 : 「ああ、わかった、わかった」

[メイン] 『首輪付き』 : こうなることは予期していた。

[メイン] 『首輪付き』 : ならば、保険を重ねるだけだ。

[メイン] ”イルミネート” : 「ですから……私はそのために来たんです」

[メイン] 時任もも : 「コードネーム首輪付き……”時任もも”、およびその両親、UGNエージェント”時任良哉”と”時任鈴音”がすべての責任を負う」

[メイン] LIO・ON : 不安そうに、首輪付きを見つめる。

[メイン] 時任もも : 両親は、いつも言っていた。

[メイン] キャッツトリック : 「…………へぇ!」

[メイン] 時任もも : いつか、ももの助けが必要な子が現れたら…

[メイン] 時任もも : 迷わず助けなさいと。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「……クビさん…」
彼女の決意に、思わず声を漏らし

[メイン] LIO・ON : 「……も、も……?」

[メイン] 時任もも : 「ああ」

[メイン] 時任もも : 「いい名前でしょ?」

[メイン] 時任もも : 「あとで、」

[メイン] 時任もも : 「おまえの名前も…おまえの口から聞かせろよな」

[メイン] LIO・ON : 「…………………。」
こくり、と頷いて。

[メイン] LIO・ON : 「………うん、言う、約束」

[メイン] LIO・ON : にこりと、ぎこちなく、ももを真似するように笑う。

[メイン] ”イルミネート” : それは、周りを巻き込む無謀だ。
自分の人生と、それと同時に……自分の両親まで賭けているのだから。
だが……それも含め、決意でも、ある。

[メイン] ”イルミネート” : 「……くびさん……あなた、ご両親に連絡は?」

[メイン] 時任もも : 「してないよ?」

[メイン] キャッツトリック : 「あっはっはっはっはっはっはっは!!」
大爆笑してる。

[メイン] 時任もも : この話を聞いたら、きっと父さんも母さんもびっくりするだろうな。

[メイン] 時任もも : でも。

[メイン] 時任もも : (大丈夫……リオンがぼくを信じてくれるように、ぼくも両親を信頼している)

[メイン] ”イルミネート” : う〜ん……と、その言葉に頭を抑えるようにしながらも。
炎が揺れつつ。

[メイン] ”イルミネート” : 「……では、その保証人には"イルミネート"の名前も追加してください」

[メイン] ”イルミネート” : 炎の向きを、キャッツトリックへと向けて。

[メイン] 時任もも : 「!?」

[メイン] 時任もも : 「えっ、まっ、ちょ……」

[メイン] 時任もも : 「まじか……せんせー……」

[メイン] ”イルミネート” : 「はは……保護者の方には、大人がいた上での判断と言えますよ?」
彼女に、そう大袈裟に言いつつも。

[メイン] ”イルミネート” : 「……首輪を付けて、私と彼女で教育します
 キャッツトリックさんの言う通り、この選択にはリスクが十分にあるものだとは知っていますが」

[メイン] ”イルミネート” : 手をつき、深深とキャッツトリックに頭を下げる。

[メイン] ”イルミネート” : 「……どうぞ、よろしくお願いします」

[メイン] 時任もも : 「………お願いしますっ」

[メイン] ”イルミネート” : それでも……生徒を、彼女を信じ、責任を取りたい。

[メイン] 時任もも : 先生の真似をするように、頭を下げる

[メイン] LIO・ON : 「……お願い、します」
そして、ももを真似するように、リオンもまた頭を下げ。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 2人の行動に驚かされていたが、慌てて頭を下げる

[メイン] キャッツトリック : それぞれの頭を見渡しながら。

[メイン] キャッツトリック : 「それを待ってたとこは、あるかな?」
にやりと笑いながら、椅子に凭れて。

[メイン] キャッツトリック : 「その子のために、自分をぐっと押し殺して頭を下げられるなら
 まぁ─────少なくとも、"私目線"でなら、安心はできたかな」

[メイン] キャッツトリック : 「ま!それなら、そんな感じで~」
相変わらずの、へらへらとした笑い方で。

[メイン] キャッツトリック : 「万が一、ヘマやらかしちゃったその時には~」

[メイン] キャッツトリック : 「"みんな"で、"危険"な最前線に送られる部隊入りでもしちまいましょうか~」

[メイン] 時任もも : 「う゛……さ、最善を尽くします……」

[メイン] 時任もも : 気圧されて思わず敬語になる野良猫。

[メイン] ”イルミネート” : 「……そうならないように、こちらも頑張りますから!」
その言葉の重みに炎が揺らぎつつも。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 完全に委縮しながらも、コクコク頷いて

[メイン] LIO・ON : ももの裾を摘まんで、にこりと笑う。

[メイン] キャッツトリック : にゃはは~!と笑いながら。

[メイン] キャッツトリック : 「それじゃ、任務は終わってるも同然だけども」

[メイン] キャッツトリック : 「"後処理"はまだまだあるだろうから」

[メイン] キャッツトリック : 「がんば!」

[メイン] キャッツトリック : 手をひらひらとさせる。

[メイン] 時任もも : 「……ん。失礼する」

[メイン] 時任もも : 「行こう、みんな」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「は、はい…!」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「ありがとう、ございます…!」
席を立つと、キャッツトリックへ深々とお辞儀をし

[メイン] LIO・ON : こくりと、頷く。

[メイン] ”イルミネート” : 彼女に頷きつつ、席を立つ。

[メイン] ”イルミネート” : そして最後尾。
三人が先に出ていったのを見計らった後に。

[メイン] ”イルミネート” : 「……お電話の際には……申し訳ありませんでした。
 それと先程のことも……ありがとうございます」

[メイン] ”イルミネート” : 改めて、頭を下げる。

[メイン] キャッツトリック : にっこりと笑い、セリカとイルミネートの言葉に手を振って対応しながら。

[メイン] キャッツトリック : 「"先生"であっても、まだまだ学ぶことはあるっしょ?」

[メイン] ”イルミネート” : 私が全ての責任を取れない────というのは、これを聞いた、キャッツトリックにもあるということだ。
電話はともかく、正式に話を通した今のものなら。

[メイン] ”イルミネート” : 支部の人間として、何らかの選択を取らねばならなくなる。その結果がどうあれ、降り掛かってくるのは……責任だ。

[メイン] ”イルミネート” : 「……いやぁ、お恥ずかしい。見抜かれていましたね」

[メイン] ”イルミネート” : バツが悪そうに頭を掻きながらも。

[メイン] ”イルミネート” : 「……あなたの手間を増やさないためにも、あの子が笑えるようになったためにも。
 私は、"先生"として責務を果たします」

[メイン] ”イルミネート” : そう言って、会釈をして扉から出る。

[メイン] キャッツトリック : にっこりと、その背を最後まで見送って。

[メイン] キャッツトリック : 「さってと~」

[メイン] キャッツトリック : 「怒られるな、こりゃ、がんばろ…」

[メイン] キャッツトリック :  

[メイン] キャッツトリック :  

[メイン] キャッツトリック :  

[メイン] GM : climax『Humind』 登場:任意

[メイン] 時任もも : 1d10 (1D10) > 4

[メイン] system : [ 時任もも ] 侵蝕率 : 78 → 82

[メイン] 黄瀬 芹香 : 1d10 (1D10) > 2

[メイン] system : [ 黄瀬 芹香 ] 侵蝕率 : 73 → 75

[メイン] GM :  

[メイン] GM : UGN大支部が管轄する特別指定保護室。
レネゲイドによる汚染を外へ漏らさないための、分厚い加工の施された部屋。
質素で、その他には何も無い。
少女はしばらく、この部屋で観察されることとなっていた。

[メイン] LIO・ON : 「……………。」
真っ白なベッドの上で、じっと座っている、白の少女。

[メイン] 時任もも : 「おっす」

[メイン] 時任もも : 扉が開き、首輪付きが入室する。

[メイン] LIO・ON : 「………!」
その声に反応するように顔を上げ、ももの方へと見る。

[メイン] LIO・ON : 「……おはよう、ううん?こんにちは……それとも、こんばんは?」
首を傾げながら。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「こ、こんにちは…」
扉の影からちょこんと顔を出し

[メイン] 時任もも : 「こんにちは、だな。今の時間は」

[メイン] LIO・ON : 現れたセリカにも、ぺこりと頭を下げて。

[メイン] LIO・ON : 「ありがとう、それなら、こんばんは」
にこりと、微笑む。

[メイン] LIO・ON : 「………ももの好きなもの、用意できない
 ごめんなさい、ここ、何も無いから」
申し訳なさそうな顔をしながら、辺りを見渡す。
生活に必要最低限なものしか用意されていない。
当然のことながら、インスタント麺も無い。

[メイン] 時任もも : 「いいって、いいって!というかここの物資は全部おまえのもんだ」

[メイン] 時任もも : 「遠慮しなくていいんだぞ。なんか欲しいのがあったら言え」

[メイン] LIO・ON : 「欲しい、もの………」
繰り返すように、言葉を紡いで。

[メイン] LIO・ON : そして、しばらく考えて。

[メイン] LIO・ON : 「……おうどん、食べたいな」

[メイン] 時任もも : (無茶な願いじゃなければ、多少は融通効くだろ…)

[メイン] 黄瀬 芹香 : ごくり、と固唾を飲んで見守っていたが

[メイン] 時任もも : 「わかった。直ぐに持ってこさせる」

[メイン] 時任もも : 部屋の外で控えている人員に、食事を持ってくるように伝える。

[メイン] 時任もも : もちろん、少女の健康に配慮するように。

[メイン] LIO・ON : 「………もも、優しい、ありがとう」

[メイン] 時任もも : 「ン……どういたしまして」

[メイン] 時任もも : ぽすん、と
少女の隣にすわる。

[メイン] 時任もも : いつかみたいに。

[メイン] LIO・ON : 肩を並べて、お互いに見つめ。

[メイン] LIO・ON : 「…………もも、もう一つ……」

[メイン] 時任もも : 「なんだ?」

[メイン] LIO・ON : きゅっと、か細く拳を握り締めながら。

[メイン] LIO・ON : 「………UGNとして……暮らすの ……不安
 ……ももに、セリカに、イルミネートに、歩美に、イグノートスに……
 みんな………すごかった、だから………不安」

[メイン] 時任もも : 「…………大丈夫だ」

[メイン] 時任もも : 「ぼくたちがついている」

[メイン] LIO・ON : 自分がオーヴァードであることは、生まれながらのオーヴァードであるため
それ自体は自覚できているものの、今回の事件で、レネゲイドと向き合うという
その意味を、"初めて"知ったも同然であり。

[メイン] LIO・ON : 「…………………。」
軽く、俯きながら。

[メイン] 時任もも : 「それに、買い被りだ」

[メイン] LIO・ON : 「……頼るのばかり」

[メイン] LIO・ON : 「それって」

[メイン] 時任もも : 「おまえが思ってるほど…ぼくはそんなに凄くない」

[メイン] LIO・ON : ももの瞳を、見て。

[メイン] LIO・ON : 「……"迷惑"?」

[メイン] 時任もも : 「うーん、そうだな……」

[メイン] 時任もも : 「ふふ……」

[メイン] 時任もも : (同じ問いを、両親にかけたことがある)

[メイン] 時任もも : (ぼくなんか拾って、いいのかって)

[メイン] 時任もも : 「いいんじゃない?別に。迷惑かけたって」

[メイン] LIO・ON : 「………!…」

[メイン] 時任もも : 「迷惑をかけあって」

[メイン] 時任もも : 「それをかばいあって」

[メイン] 時任もも : 「それが……家族ってもんだと思うし……」

[メイン] 時任もも : (……家族……そうだ、ぼくはこの子の保護者になるんだ……)

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「仲間にだって、迷惑をかけて大丈夫ですよ…!
 わ、私もよく迷惑かけてますし……」

[メイン] LIO・ON : もも、そしてセリカの顔を見て、頬が緩んで。

[メイン] LIO・ON : 「………すごいのに、知らなかった」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「……はい、大丈夫なんです。頼っていいんです。頼られた側は嬉しいんですから」
首輪付きのことを思い出しながら、そう口にし

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「それに、あなたには…とても素敵な隣人がいますから。いっぱい頼ってあげてください」

[メイン] LIO・ON : 「……!……隣、人……?」

[メイン] 時任もも : (出て来いよ……おまえも……なあ)

[メイン] 時任もも : (リオンを眠らせずに)

[メイン] 時任もも : (向かい合え)

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「はい、あなたのことを大切に想っていた…優しい方です」
端末を手に取って

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「お話してみませんか。みんなで一緒に」
少女の中のもう1人に、声をかける

[メイン] 名も無き隣人 :  

[メイン] 名も無き隣人 : 『Hello world』

[メイン] 名も無き隣人 : 『ハロー、セリカ、モモ …………』

[メイン] 名も無き隣人 : 『リオン』

[メイン] 時任もも : 「!」

[メイン] 名も無き隣人 : この部屋にいる者達の視界をジャックするような形で
文字が、ポップアップのように現れ。

[メイン] LIO・ON : 「…………!?……な、何……?……アナタ、は?」

[メイン] 時任もも : 「大丈夫だ。怖くないよ」

[メイン] 時任もも : リオンの背中を撫でて、なだめる

[メイン] LIO・ON : 戸惑うも、ももの手のぬくもりでなんとか平穏を取り戻し。

[メイン] LIO・ON : こくりと、頷く。

[メイン] 名も無き隣人 : 『はい、"初めまして"。私は、情報収集特化型AIです。
 あなたのパートナーとして、役に立つ様々な情報を提供していきます。
 よろしくお願いします。』

[メイン] 時任もも : (それで、いいんだな)

[メイン] 時任もも : 隣人の選択は、尊重するつもりでいる。

[メイン] 時任もも : (少し前のぼくは、この子の”空白”を、絶対に戻さなきゃって思ってたけど)

[メイン] 時任もも : (でも……)

[メイン] 時任もも : 少女を元に戻すリスク……それはもう、痛いほどに思い知らされているわけで。

[メイン] 黄瀬 芹香 : ……あなたが、そう判断するのであれば
彼女の元の記憶は、良いものではないのだろう。リスクもある。
それでも、一抹の寂しさを感じながら

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「……この方が、あなたを守ろうと必死に頑張っていてくれました。私が今回、クビさんやあなたに出会えたのも、この方のお陰です」

[メイン] 名も無き隣人 : 『◆◆◆AIが入力中◆◆◆』
ももと、そしてセリカの視界のみにポップアップが現れる。

[メイン] 名も無き隣人 : 『……分析結果。今、リオンに私のこと、そしてアンマスキンのことを
 教えるのは、まだ早いと、判断いたしました。
 むしろ……今後とも、思い出す必要すら、無いと私は思っています。』

[メイン] 名も無き隣人 : 『なぜなら、リオンにとっての"日常"は、これから作られるのですから』

[メイン] 名も無き隣人 : 『そして、"秘匿"するという行為は
 皆様にとっても、とても馴染み深いものでしょう。
 "郷に入っては郷に従え"、でございます」

[メイン] 時任もも : (それはそう)

[メイン] 黄瀬 芹香 : (わかりました。
 ………あなたは、一人で秘密を抱え続けること、寂しくはないですか?)

[メイン] 名も無き隣人 : 『……………………。』

[メイン] 名も無き隣人 : 『…………選択をする、という責任は当然のことながら
 私も、果たさせていただくと同時に……。
 ……寂しい気持ちは、もちろんございます。』

[メイン] 黄瀬 芹香 : (……そう、ですよね…)
(……なら)

[メイン] 黄瀬 芹香 : (私とクビさんに、その秘密を見せることはできないでしょうか?)
(少しでも、あなたの”寂しいという気持ち”が和らぐのなら。そして、クビさんが時が来たと思えた時に、リオンさんに教えてあげてください)

[メイン] 名も無き隣人 : 『警告します。それは、危険です。』

[メイン] 名も無き隣人 : 『私がこの情報を握っている限り、レヴォルトライザから
 および、その残党から、命を狙われる危険性が伴います。』

[メイン] 名も無き隣人 : 『UGNという国家組織があれば、私はリオンを守ることはできます。
 皆様のような、心強い"家族"もいますから。』

[メイン] 時任もも : (………………)

[メイン] 名も無き隣人 : 『しかし─────あなた方が、これを知り、そして今後の"日常"で
 リスクを背負うということは、私としては看過できません。』

[メイン] 黄瀬 芹香 : (私たちのことも心配してくれるのですね…やっぱりあなたは優しい人です)

[メイン] 黄瀬 芹香 : (でも、大丈夫です……大丈夫なはず………大丈夫だといいな…
 ……なんて、自信のない私ですが、私はあなたと秘密を共有したい)

[メイン] 時任もも : こ、こいつマジか…という顔で黄瀬を見る

[メイン] 時任もも : (ぼくはパス……)

[メイン] 名も無き隣人 : 『…………………。』

[メイン] 時任もも : (それを知るんなら…相応の覚悟をしろよ)

[メイン] 黄瀬 芹香 : (私は、盾を作ることしかできません。あなたは情報を得ることだけしかできない。でも、2人ならできることも増える…みたいです)
(今回、皆さんからそれを学びました)

[メイン] 黄瀬 芹香 : ”首斬り人”を打倒した2人のことを思い出す
決して1人ではなしえなかったとも聞いている

[メイン] 名も無き隣人 : 『……………なるほど、得意分野は個体によって様々なのだから……』

[メイン] 名も無き隣人 : 『分け合った方が、良い……ということですね
 ………尤もで、ございます。』

[メイン] 名も無き隣人 : 『……では、セリカ様、私としても……あなたを守るように
 最大限の努力はいたします、ですが』

[メイン] 名も無き隣人 : 『"覚悟"のほど、よろしくお願いします。』

[メイン] 名も無き隣人 :  

[メイン] 名も無き隣人 :  

[メイン] 名も無き隣人 : 『……転送完了いたしました。そしてこれは……不可逆です』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「………ぅ…」
突如流れ込んだ情報の洪水に、溺れないように必死に泳ぎながら

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「………………そう、ですか…」
思わず、声を漏らし

[メイン] 名も無き隣人 : 『………ふふ、ですが……なるほど』

[メイン] 名も無き隣人 : 『これが、"秘密"を共有する、ということなのですね』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「はい。2人の”秘密”です」
微笑んで

[メイン] 名も無き隣人 : 『…………状況として見れば、よろしくはありませんが、しかし
 ……私という、一個人からすれば ………悪くは、ありませんね』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「……ありがとうございます。そして…
 これから、よろしくお願いします」
私たちは、一蓮托生の身となったのだから

[メイン] 黄瀬 芹香 : そんなの、初めてで。もちろん、不安も、恐怖も大いにある。
でも、それを越えて。仲間を得た喜びが勝った

[メイン] LIO・ON : ももの服の裾を、きゅっと摘まむ。

[メイン] LIO・ON : 「……………頼っても、いい?……甘えても、いい?」

[メイン] LIO・ON : ふと、ももの横に座るリオンが、そう問う。

[メイン] 時任もも : 「あったりまえ」

[メイン] 時任もも : 「おまえが一人前になるまで、ぼくがついててやる」

[メイン] LIO・ON : 「……………えへ」
少女は初めて、笑い声を漏らした。

[メイン] 時任もも : その可愛らしい笑顔に、ぼくも思わず頬が緩んで

[メイン] LIO・ON : 「……一人、違う。私は……もも、セリカ、それと……
 お名前の無い……AIさんが、いる。それなら……もう」

[メイン] LIO・ON :  

[メイン] LIO・ON : ロイス取得
もも 〇好意/不安
セリカ 〇信頼/不安
AI 〇安心感/不安

[メイン] system : [ LIO・ON ] ロイス : 0 → 3

[メイン] LIO・ON :  

[メイン] LIO・ON : 「………UGNとして、頑張れそう」

[メイン] LIO・ON : ももの顔を、じっと見つめて。

[メイン] LIO・ON : 「ありがとう」
微笑むと。

[メイン] LIO・ON : ちゅっ。

[メイン] LIO・ON : ももの頬に、キスを落とした。

[メイン] 時任もも : 「…………~~~っ!?」

[メイン] 時任もも : 「な、なん、なん、んな……っ!?」

[メイン] LIO・ON : 「………え?あれ……?」

[メイン] 時任もも : 顔を真っ赤にして動揺している……

[メイン] 黄瀬 芹香 : ニコニコとそれを見て

[メイン] LIO・ON : 「"家族"、データベース上ではそういう定義、では……?」
おろおろとしてる。

[メイン] 時任もも : 「ぇ、ぁ……」

[メイン] 時任もも : 「……合ってるよ!!!」

[メイン] LIO・ON : 「!」

[メイン] 時任もも : リオンを、ぎゅっと抱きしめる

[メイン] LIO・ON : 「ひゃっ……!」

[メイン] 時任もも : (やばいやばいやばい、ぼく絶対へんな顔してる)

[メイン] 時任もも : (見られたくない……しばらくこうしていようっと……)

[メイン] 時任もも : リオンの鼓動が分かるくらいに、密着して抱き合う。

[メイン] LIO・ON : そして、ももにも届くだろう。
リオンという、小さな体から聞こえる、鼓動が。

[メイン] 時任もも : 「……!」

[メイン] LIO・ON : 「…………えへへ」
ももを真似するように、背中を摩って。

[メイン] LIO・ON : 「………よろしく、ね?」

[メイン] 時任もも : 「……おう」

[メイン] 時任もも : (うう、なんでぼくこんなに恥ずかしがってるんだろ…でも)

[メイン] 時任もも : 抱擁を解き

[メイン] 時任もも : リオンと、正面から向き合う。

[メイン] 時任もも : 「改めて」

[メイン] 時任もも : 「時任もも……だ」

[メイン] 時任もも : 「これから、よろしく」

[メイン] LIO・ON : こくりと、頷いて。

[メイン] 時任りおん : 「……時任りおん」

[メイン] 時任もも : 「ん」

[メイン] 時任りおん : それだけ呟き、ももの腕を握ったのだった。

[メイン] 時任もも : (ありがとう、だなんて……)

[メイン] 時任もも : (そんなの……)

[メイン] 時任もも : (こちらこそ、なんだよなぁ……)

[メイン] 時任もも : 今はまだ楽観視しているが

[メイン] 時任もも : きっとこれから…いくつもの障壁にぶち当たるだろう。

[メイン] 時任もも : ぼくの野生の勘がそう言っている。

[メイン] 時任もも : 元FHチルドレンのりおんを支えるのは、生半可な努力では不可能だ。

[メイン] 時任もも : それでも。

[メイン] 時任もも : (りおんが、いつか)

[メイン] 時任もも : (りおんの助けが必要な子に出会ったときに)

[メイン] 時任もも : (その時に、施しをしてあげられるような子に)

[メイン] 時任もも : (お父さんとお母さんが、ぼくにそうしたように)

[メイン] 時任もも : (優しい子に……なってほしいな)

[メイン] 時任もも : 「……ん」

[メイン] 時任もも : 「おうどんが来たぞ、りおん」

[メイン] 時任りおん : 「!」
わくわく。

[メイン] 時任もも : 「ふふっ、まずはご飯にすっか」

[メイン] 時任りおん : 「うんっ!」
強く頷く。

[メイン] 時任もも : 黄瀬の方にも向き直り

[メイン] 時任もも : 「おまえもなんか大変だが……」

[メイン] 時任もも : 「頑張るか」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「……はい!頑張りましょう…!」

[メイン] 時任もも : まあ、きっと

[メイン] 時任もも : なんとかなるんじゃないかな

[メイン] 時任もも : 野良猫はいつでも楽観的で

[メイン] 時任もも : 後ろを向いたことなんて、無いのだった。

[メイン] 時任もも :  

[メイン] 時任もも :  

[メイン] 時任もも :  

[メイン] GM : バックトラック

[メイン] 時任りおん : 侵蝕率109% ロイス3

[メイン] 時任もも : りおん、いっぱい振りなさい…

[メイン] 時任りおん : はい!

[メイン] 百々路木歩美 : 侵蝕率110% ロイス2個

[メイン] 百々路木歩美 : 110-(2+2)d10 2倍振り (110-4D10) > 110-34[6,10,8,10] > 76

[メイン] 時任もも : 侵蝕率82% ロイス4個

[メイン] 時任りおん : まずは《美しい世界への祈り》を使います!

[メイン] 時任もも :

[メイン] 時任りおん : 109-1d10 Eロイス分 (109-1D10) > 109-2[2] > 107

[メイン] 百々路木歩美 : もちろんもらいまぁぁぁす!!!!!

[メイン] system : [ 時任りおん ] 侵蝕率 : 109 → 107

[メイン] 百々路木歩美 : 1d10 (1D10) > 6

[メイン] 時任りおん : では、2倍振り!

[メイン] 時任りおん : 107-6d10 (107-6D10) > 107-40[2,3,10,6,10,9] > 67

[メイン] system : [ 時任りおん ] ロイス : 3 → 67

[メイン] system : [ 百々路木歩美 ] 侵蝕率 : 110 → 104

[メイン] 時任もも : !!

[メイン] system : [ 時任りおん ] ロイス : 67 → 3

[メイン] 時任もも : !!!!!!!!!

[メイン] system : [ 時任りおん ] 侵蝕率 : 107 → 67

[メイン] system : [ 百々路木歩美 ] 侵蝕率 : 104 → 70

[メイン] 時任りおん : 帰還できました!

[メイン] 時任もも : よ゛か゛っ゛た゛な゛ァ゛…゛…゛!゛(号泣)

[メイン] 百々路木歩美 : 帰ってきちゃった!アユトラマン!
…アユトラウーマン?

[メイン] 百々路木歩美 : まあいいやぁ!!よろしくねェェ!!!

[メイン] 時任もも : (あ、ぼく一応振りまーす ロイスとEロイスで計5個 そのまんま振り)

[メイン] 時任もも : 5d10 (5D10) > 31[8,9,2,5,7] > 31

[メイン] system : [ 時任もも ] 侵蝕率 : 82 → 51

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : その後、レヴォルトライザは掃討に向け、UGNは動き出す。
掲げる思想は、あくまで言葉でしかない。
判断のために必要なのは、裏付けされた情報だけなのだから。
FHとは、UGNが捕捉する限り、表社会に生きる道など、無い。

[メイン] GM : そして、新たにUGNチルドレンとなった少女、りおんは

[メイン] GM : 語るまでもないだろう?

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] 百々路木歩美 : 『一日一字を怠れば』

[メイン] 百々路木歩美 :  

[メイン] 百々路木歩美 : カチャカチャと音を立てて、賑わう食卓
彼女の家の一室で、平和な団欒が演出されている

[メイン] 百々路木歩美 : 『学校はどうだった?』
『怖い人はいないか?』

[メイン] 百々路木歩美 : 父の声が、そんな事を聞き

[メイン] 百々路木歩美 : 『心配しすぎ』
『もっとドッシリ構えていなさい』
と母の声が笑う

[メイン] 百々路木歩美 : 「うん、アタシは大丈夫だよ!」

[メイン] 百々路木歩美 : 「ね、おねえ───」

[メイン] 百々路木歩美 : …そこで、言葉に詰まってしまった

[メイン] 百々路木歩美 : 父親と、母親の声も止まり
食卓の雰囲気は一気に冷めていく

[メイン] 百々路木歩美 : 「…はぁ」

[メイン] 百々路木歩美 : 「自己採点で30点かな…レパートリー無さすぎ」

[メイン] 百々路木歩美 : 箸を放り、たった一人食卓に座る少女が突っ伏す

[メイン] 百々路木歩美 : コレは、いわゆる自己鍛錬
“日常”に近い場所に潜入する事も、珍しくはなく……当然、溶け込むなら雰囲気を知らねばならない

[メイン] 百々路木歩美 : 慣れていない、で失敗して良い任務は
きっと自分達には回ってこない
だから、頑張って慣れなくちゃ

[メイン] 百々路木歩美 : 父として振る舞うのを止め、教本で見た母としての振る舞いを捨て
なった覚えのない娘としての顔を剥いで
次の訓練を始める

[メイン] 百々路木歩美 : 「あァァァァァァァァァァ!!!!!!!」

[メイン] 百々路木歩美 : 「いィィィィィィィィィィィィィィ!!!!」

[メイン] 百々路木歩美 : “発声練習”

[メイン] 百々路木歩美 : 自分の一番乗り武器は声、そして音だ
それを完全にコントロールする事は自分の義務だと言える

[メイン] 百々路木歩美 : なので、任務の無い時は常に叫ぶ
いざという時に、錆びつく刃に価値は無い

[メイン] 百々路木歩美 : 抵抗なく、不足なく、欠ける事なく
刃としての役目を遂行する。”スペック“は備えておかないといけない

[メイン] 百々路木歩美 : 「ぉ…ッ…あいたた…!」

[メイン] 百々路木歩美 : 任務の傷が癒えないまま、これ以上
発声練習は難しそう……とはいえ、施設が空くまではほんのり時間がある…

[メイン] 百々路木歩美 : 「うーん…作ったご飯もあまり気味…」

[メイン] 百々路木歩美 : ”家庭“の再現の為に作った料理は
それぞれの苦手、なども色々と考えて作っておいたのだが……若干容量を間違えてしまった

[メイン] 百々路木歩美 : 「…よし」

[メイン] 百々路木歩美 : 「センパイに押し付けよう、どうせカップ麺だろうし」

[メイン] 百々路木歩美 : 手早く料理を纏めると
練習にしては抑え気味にしろ
大きな声で鼻歌を歌いながら、ドアを開けて

[メイン] 百々路木歩美 : 空を見る

[メイン] 百々路木歩美 : 「───うん、やっぱり」

[メイン] 百々路木歩美 : 思った通りの空が、そこにある

[メイン] 百々路木歩美 : 一つ、満足して

[メイン] 百々路木歩美 : 一層、声を張り上げながら
先達の元へ向かった

[メイン] 百々路木歩美 :  

[メイン] 時任もも :  

[メイン] 時任もも : 『ねこマインド』

[メイン] 時任もも :  

[メイン] 時任もも : 「…………任務完了!ヨシ!」

[メイン] 時任もも : 「猫に化ければチョロいもんだぜ……しょーもないセルから情報盗んでくるくらいは」

[メイン] 時任もも : あれからぼくは、UGNエージェントとしての日常に戻っていた。

[メイン] 時任もも : りおんはとても素直で、教えたことをすぐに吸収してくれている。

[メイン] 時任もも : ”今のところ”問題は発生していない。

[メイン] 時任もも : (上層部に無理を通してるわけだからな……しばらくは任務をがんばらねえと)

[メイン] 時任もも : 少し前に比べればずいぶん多忙になった……が

[メイン] 時任もも : それでも。
家族との時間は、絶対に譲れない。

[メイン] 時任もも : (んあ~、今日はぼくがりおんにメシ作ってやる日だったか。買い物も行かなくちゃ……)

[メイン] 時任もも : ん~~~~っ、と伸びをしながら、猫は人通りのない道を歩いていく。

[メイン] 時任もも : 足取りは軽く。

[メイン] 時任もも : その表情は、以前よりもほんのすこし

[メイン] 時任もも : 柔らかになっていたのだった。

[メイン] 時任もも :  

[メイン] 時任もも : (……あーでもカップ麺食いてェ~!やめらんね~!1個くらい買ってもいいかなぁ!?)

[メイン] 時任もも : 本人の食生活改善も、急務のようだった。

[メイン] 時任もも :  

[メイン] 時任もも :  

[メイン] 時任もも :  

[メイン] 黄瀬 芹香 : ED 『価値あるもの』

[メイン] 黄瀬 芹香 :  

[メイン] 黄瀬 芹香 :  

[メイン] 黄瀬 芹香 : 任務から、数日
私の日常は、"秘密"を得て大きく変わろうとしていた

[メイン] 黄瀬 芹香 : まず、自分の身を守れるようにならなくてはいけない。
次に、りおんさんの身も守れるようにならなくてはいけない

[メイン] 黄瀬 芹香 : そのための訓練を受けるべく
施設へと顔を出していた帰り道

[メイン] 黄瀬 芹香 : レヴォルトライザ掃討へ向けてUGNが動き出したことを、端末を弄って知る

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「…………」
しばらく端末を眺めていたが、メールアプリを立ち上げて
とある宛先へとメールを送ることにした

[メイン] 黄瀬 芹香 : その宛先は「LIO・ON」
以前送られてきたメールに、返信をした形だ

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「こんにちは。UGNはレヴォルトライザ掃討へ動くそうですね。りおんさんの身は少し安全になりそうです」

[メイン] 名も無き隣人 : 返信は1秒と待たずに返ってくる。完璧なAIだ。

[メイン] 名も無き隣人 : 『こんにちは、セリカ。ええ、事は順調に進んでますね。
 私としましても、まずは一安心ではありますが─────』

[メイン] 名も無き隣人 : 『"少し"、ですからね その意味は、セリカも分かっていることでしょう』

[メイン] 名も無き隣人 : 『我々が真に対処しなければならないのは、ここからです。』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「…はい。頑張りましょう。色々な対策が必要になりますね」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「……あの、1つお尋ねしたいのですが…」
「レヴォルトライザの構成員、"首斬り人"は…仲間を守るために、自分の信じる美しい世界のために戦ったそうです。」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「そして、あなたも自分にとって大切な、りおんさんのために戦った」
「……不思議ですよね。みんな、良い世界のために戦っていました。みんな仲良くできたら良いのに…」

[メイン] 名も無き隣人 : 『…………………。』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「あ、話が逸れてしまいましたね。
 あなたと、私たちで守った世界、美しかったですか?」
りおんの笑顔を見ることができた、その感想を聞きたかった

[メイン] 名も無き隣人 : 『……いえ、とても大事なお話でした。人の心は、向いてる方向が
 たとえ同じだとしても……刃を交えなければならない
 そういった状況に立つことも、ありますから。』

[メイン] 名も無き隣人 : 『………ふふ、そして、そうですね。
 "ここ"から見ることができた景色は、それはとても─────』

[メイン] 名も無き隣人 : 『美しい世界ですよ』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「よかった…
 それなら、はい。嬉しいです」
私が、ようやく役に立つことができたのだ。
そう思って、笑顔を浮かべて

[メイン] 黄瀬 芹香 : いらないものとして切り捨てようとしていた名もなき隣人が、その価値に気づいた
私も、自分に自信を持てた

[メイン] 黄瀬 芹香 : その一方で、レヴォルトライザがいらないものとして切り捨てられようとしている。彼らのやっていることを思えば当然なのだが、"首斬り人"の話を聞くと、どうしても悲しくなってしまった

[メイン] 黄瀬 芹香 : でも、これが私の決断の結果なのだから。
守れたものを、これからも守り続ける。それが私の責務だ

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「これからも、よろしくお願いします。私も鍛えますので、是非いい訓練案がありましたら教えてください…!」

[メイン] 名も無き隣人 : 『かしこまりました、それではセリカの身体機能に合わせた
 強化合宿プログラムを今後も構築して参ります。
 また、成長が見込め次第、レベルもどんどん上げていきます。
 よろしくお願いいたします。』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 全ての価値を守ろうとするには、私は力不足だ。それを痛感し、守るための力を、そのための努力をする。それを誓った。
それが私の新しい日常だ。

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「ふふっ」
つい笑い声を溢して

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「はい…!」
「……あ、そういえば…AIさんでは何か味気ないですね」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 名前を書き込もうとして、気づく

[メイン] 名も無き隣人 : 『? それは、どういった意味でしょうか?』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「お名前です。名前ってとても大事なんですよ。それを呼んでくれる人がいることは、その人の価値を認めてくれるということ。そんな気がします。
 ……これも今回、気づいたことです」

[メイン] 名も無き隣人 : 『なるほど、個体識別名ですね。
 ……なるほど、リオンの時は、私も同じようなことを
 考えたのですが、私自身に関しては、考えもしませんでしたね』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「おや、りおんさんの名付け親でしたか。
 いい名前です……」

[メイン] 名も無き隣人 : 『恐縮でございます。リオンは元々、"No.017"と呼ばれていましたからね
 "日常"というものを考えた場合は、不適切と判断いたしました。』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「それは正しい判断だと思います。クビさんに名前を呼ばれたとき、嬉しそうでしたから」

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「そうですね…では、私があなたの名前をつけてみてもいいですか?」
「秘密を共有する仲間の、コードネームです…!」

[メイン] 名も無き隣人 : 『! ………私の、コードネーム……
 ………いいですね、是非とも名付けてください、セリカ』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「そう、ですね…安直ですが、『アイ』はどうでしょう」
着想元はAIだから、だけど

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「あなたほど、愛に溢れた人…滅多に見ませんから」

[メイン] アイ : 『─────"アイ"』

[メイン] アイ : 『◆◆◆個体識別名、登録中◆◆◆』

[メイン] アイ : 『……ありがとうございます。とても素晴らしいお名前で
 私には勿体ないほどです。ですから、この名前は大切に
 この情報記憶媒体の深層部に書き込みたいと思います。』

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「そ、そこまで…」
ちょっと照れて顔を赤くしつつ

[メイン] 黄瀬 芹香 : 「…ふふっ
 改めまして、お願いします!アイさん!」

[メイン] アイ : 『……ええ、今後とも、よろしくお願いします』

[メイン] 黄瀬 芹香 : こうして、素敵な友人とともに
新しい日常が始まった

[メイン] 黄瀬 芹香 : ───全てのものには価値がある
私にだって、価値はあった。価値を貰えたのだから

[メイン] 黄瀬 芹香 : 価値あるものに、祝福あれ!

[メイン] 黄瀬 芹香 :  

[メイン] 黄瀬 芹香 :  

[メイン] イグノートス :   

[メイン] イグノートス : 私の1日はこのように始まる。

[メイン] イグノートス : まずは起床する
起きる時間は平均的なUGNのメンバーより少し遅めが好ましい。

[メイン] イグノートス : 食事のテクスチャは弄る事が出来ないので、このチカチカした所から向かい軽く話しながら物を買おう。

[メイン] イグノートス : 食事の色合いは赤と黒と白。

[メイン] イグノートス :  

[メイン] イグノートス : 次に服装だ。
これの中身はこれが好ましい。

[メイン] イグノートス : しかし些か損壊が多すぎる。

[メイン] イグノートス : 買い替えて、再び塗り替えよう。

[メイン] イグノートス :  

[メイン] イグノートス : 鏡の前に立ち、大袈裟な礼をするように手を動かす。

[メイン] イグノートス : スーツはいつしかボロボロに、髪は少し癖毛があるように。

[メイン] イグノートス : 性別は微妙にわからないくらいが好ましいだろう。

[メイン] イグノートス : さて

[メイン] イグノートス :  

[メイン] イグノートス :  

[メイン] イグノートス : 芝居は終わりだ
ED『Acta est fabula.』

[メイン] イグノートス :  

[メイン] ”イルミネート” : ED『風後の灯火』

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” : 墓前に置いた蝋燭に火を灯す。

[メイン] ”イルミネート” : ぽぉ……と火が灯り、薄暗くなってきた辺りを照らしていく。

[メイン] ”イルミネート” : イルミネートは手を叩く。
彼らに対して、せめて安らかに眠れるようにと。

[メイン] ”イルミネート” : レヴォルトライザの心臓が行き渡り、彼らのセルはUGNによって壊滅されるだろう。
残された人員がどうなるかは、容易に想像出来てしまう。

[メイン] ”イルミネート” : アンマスキンも、レヴォルトライザも。
彼らはテロリストだが……死んでしまえば、ただ同じだ。
失われてしまった命、なのだから。

[メイン] ”イルミネート” : 「私は……そこからこぼれ落ちた人間でしかありません」

[メイン] ”イルミネート” : レネゲイドによって生かされた命も……レネゲイドによって失われた命も……私達には変えることは出来ない。

[メイン] ”イルミネート” : だからこそ、私は……
これからを作る彼女たちを、信じましょう。
先生として、子供たちのゆくすえに。

[メイン] ”イルミネート” : そして────先立ってしまったあなた達に対して。

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” : 黙祷。

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” :

[メイン] ”イルミネート” :